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【独り言】てるの子育て①《叱る時のルール》

はじめに

 一番最初にお断りしておきますが、私は別に教育や育児の専門のお勉強をしたわけでもありません。
何かの資格を持っているわけでもありません。
 長男が25歳を過ぎ、末っ子が、来月20歳になるので、子育ても一段落かな。
私ってどんな子育てしたっけな。
と、振り返ってみる事にした次第です。
こんな子育ては、駄目だ!って思う方もいらっしゃると思いますが、そこは、

「ハハハ、光川 バカだなあ。」

ぐらいで広く大きな心で受け流して頂けると有り難いです。

ルール(約束)と、意識した事

 思い返してみると、幾つかのルールと、それに伴って 意識した事がありました。
ルールは、
 ・叱るときのルール
 ・家の中での年功序列
 ・スーパーやお店の中でのルール
 ・遊びに行く時と帰宅時間のルール
 ・あいさつのルール
 ・勉強のルール
 ・習い事の約束
 ・塾の約束
 ・テストの約束
こんな感じでした。
少しずつ増えたものなので、結構ありましたね。
意識した事は、
 ・子供に意見を求めた時、その答えを否定し     
  ない。
 ・何で駄目なのか、必ず説明する。
 ・何かできた時、手伝ってくれた時、良い行
  いをした時は凄くオーバーに、たくさん褒
  める。
です。
全部一気に記事にできないので、少しずつ書いて行こうと思います。
今日は叱る時のルールについて。

叱る時のルール

 このルールは、子供のルールでもあるし、私のルールでもあります。
ちょっと過去の話ですが、私の実母は『怒りのライン』が、よく分からない人でした。
同じ事をしても、怒られる時とそうでない時の差が、物凄く大きい人でした。

例えば、夕御飯の唐揚げをつまみ食いします。
ある時は

「てるちゃん、お腹空いちゃったの?待っててねもうすぐ出来るから。お茶碗出してくれる?」

と言われます。
私は 一個ぐらいなら怒られないのか。
と、学習します。
暫くして、同じことをします。
すると、黙っていきなり、横っ面を思いっきり張り飛ばされます。
私は何が起こったか分からず、床に小さくなって母を見ます。
母は、私の前に仁王立ちして

「黙って食べるのは泥棒だ! 乞食と同じだ!てるは泥棒か! 泥棒だな! お前なんかこのうちの子じゃない! なんだその目は! 文句あるのか!」

など、思い付く限りの罵詈雑言を投げ付けられて蹴飛ばされます。
今 考えると立派な虐待ですが、その頃はまだ4歳か、5歳です。
どうにもなりません。
私は混乱します。
いつも、機嫌良くて、怒られた時がたまたま機嫌が悪かったのか、その逆か。
分からないので、親の顔色を物凄く伺う子供でした。
昨日、かなりのお転婆ぶりを記事にしましたが、家の外に出ると、親の目がないので、興味のリミッターが振り切れちゃうんですね。
結果怒られるんですが。
その度合いが、ピンキリなので怒られる度に混乱しました。
なので、叱るラインをなるべく一定にするためのルールです。

同じ事を3回注意されたら、4回目は予告なしでげんこつ。です。

「片付けしなさい。」

と言っても、まあ、1回で片付けないですよね。
3回までは 言葉で言います。
4回目は黙ってげんこつを落とします。
これも 虐待と言えば言えますが、子供もバカじゃないです。
学習します。
実際にげんこつを落としたのは、3回ぐらいでした。
3回言っても片付けなくて、げんこつを落とすべく、ドスドスと廊下を歩いていくと、急いで片付け出すのです。
私は約束ですから、

「ギリギリセーフだね。」

と言って戻ります。
子供にとっては、4回目が来る前に片付けなければいけない、約束ですが、私にとっては、4回目までは怒らず我慢する、約束なのです。
その内、2回目ぐらいで片付ける様になりました。(1回では片付かないのがみそ)
ごく希に、1回で片付いた時は

「凄い!凄い!めっちゃ綺麗に片付いてる!
凄いじゃん!2人ともお利口~!」

とか言って、頭をグリグリいっぱい撫でたり、ぎゅーっとしたり、時にはチューも出します。子供たちは きゃー とか、嫌ー とか言うのですが、満更でもありません。
まあ、だから次からすぐに片付けるかと言えば、決してそうではないのですが。

この時大事なのが、このルールを決める時、何で片付けなければいけないのかを 説明することです。
私は、本やオモチャが散らかった部屋で、長男と次男を座らせて、私も座って、(この時は末っ子はまだお腹の中)

「この散らかってるオモチャを、片付けて欲しいんだけど、何で片付けなきゃいけないんだか分かる?」

と聞きます。
2人は暫く考え

「お母さんに怒られるから」

いや、そうなんだけど、でもここで、絶対子供の意見を否定しません。
子供なりに考えた答えだからです。

私 「うん。そうだね。怒られるね。何でお母さんは怒るのかな。」

子 「散らかってるとお布団とか敷けないから。」

具体的な答えが来たらしめたものです。
わざと、雑な解決方法を言います。

私 「じゃあ、横っちょの方にざーっと避けち    ゃえばいいじゃん。お布団敷けるよ。」

子供は 片付けなければ いけないことは分かっているのです。

子 「でも、お布団に入る時とか踏んずけちゃうし、危ない。」

私 「じゃあ、あの隅っこの方にひとまとめに しとけばいいじゃん。」

子 「でも、それじゃオモチャが壊れちゃうかも知れないし、蹴っ飛ばしちゃうかもしれないし、なんか、汚いし、・・・」

この辺りまで出ればいいかな。

私 「そうだよね。長男君と次男君の言う通りだよね。お布団敷けなくなるし、オモチャも失くなったり、踏んづけちゃうと、壊れたりするもんね。足も怪我しちゃうかも。だから、出したら片付けなきゃいけないんだよね。」

子供に答えを考えさせるのがみそです。
でないと

「お母さんに怒られるから片付ける。」

に、なってしまうんです。
で、何で片付けなければ、いけないかを話し合って、

「じゃあ、3回言われて片付けなかったら、げんこつね。」

と、約束します。
私も 約束ですから、

(仏の顔も三度と言うから、我慢我慢)

子供も、

(やべ、げんこつ来た。片付けろ!)

この攻防です。
でも、結果、私も怒らずに済みますし、子供も怒られない。
オモチャも片付きます。
この3回ルールは、
お風呂に入りなさいとか、もう寝なさいとか、ゲーム終わりにしなさいとか、全てにおいて、適用されました。

「今の2回目だからね。」

「3回目言ったよ!」

と言う宣告もなるべく言う様にしました。
げんこつが目的ではないからです。

勿論その都度、説明の話し合いは、開催されます。
1回、1回の間隔は、私は5分と決めていました。
なるべく、怒りのラインを一定に、感情的にならないように。
私の気持ちを落ち着ける時間でもありました。
生理の前など、イライラが増すので、このルールは、頭をクールダウンさせるのに、私には合っていた様に思います。

次回は、
『家の中での年功序列』について書きたいと思います。

皆様の上に たくさんの幸せがあります様に
                光川 てる


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