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あかいりんご

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KeigoMさんのイラストに光川てるがお話しを乗せました。 あかいりんごは無事むらさきのりんごと出会えるのか。 マレーナの元へ戻れるのか。 優しい気持ちをたくさん持って旅するりん…
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あかいりんご⑤|大人のおとぎ話|

あかいりんご⑤|大人のおとぎ話|

これまでのお話はこちら

ストーリー・文:光川てる
絵・まとめ:keigoM

泉に浮かんだりんご。
ユラユラ、ユラユラ、ユラユラ・・ん?
んんー?広い!
海かと思うほど広い湖でした!!
川から流れ込む水と、地面から湧き出す水で大きな湖になっていたのです。
風も凪いで、蓮の葉の上でプカプカ浮かぶりんご。
前にも後ろにも進めません。
・・・・・・・・・・ザバ~!!

突然大きな島が湖から競り上がって

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あかいりんご①|大人のおとぎ話|

あかいりんご①|大人のおとぎ話|

真っ黒な龍が真っ赤なリンゴを持って夜空を飛んでいます。
彼は「暁飛」と呼ばれ、噂によるとnoteとか名乗る世界で
妖精のミリーと一緒になって、幸せに暮らしているらしい
のですが、そのあたりは光川てるさんの月光~妖精と龍~に
詳しいのでそちらを読んでいただくとして。

彼が幸せのリンゴと呼ばれる真っ赤なリンゴを持って
夜空を飛んでいるのには理由があって
実は妖精のマレーナと呼ばれる美しい姫が
童話の

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あかいりんご②|大人のおとぎ話|

あかいりんご②|大人のおとぎ話|

今回からアドバイザー兼、草案作成で
noterの光川てるさんにサポートして頂ける事になりました。
(と言うか自分は文章が苦手なのでお任せに近い)
1回目は下からお読みください。

赤いリンゴを運ぶ事になったクジラは
以前、妖精の姫マレーナを見かけた事がありました。
七つの海を渡る最中、疲れきっていた時の事です。

ある丘の近くを通り過ぎようとした時に
どこからか美しい歌声が聴こえてきたのです。

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あかいりんご③|大人のおとぎ話|

あかいりんご③|大人のおとぎ話|

ここまでのお話は、マガジンをお読み頂ければ幸いです。

「♬わたしはうさぎ鳥ぃ〜
   赤いりんごの運び屋さん!
     どこまで今日は行こうかなぁ〜♬」

赤いりんごを頭にのせてうさぎ鳥は機嫌良く進んでいます。
飛んだり歩いたりしながら
少しずつ変わる森の景色にワクワクしています。
「こんなに奥まで来たのは初めてだけど
 なんだか寒くなってきたなぁ」

おや?雪ですよ。うさぎ鳥は大丈夫でしょう

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あかいりんご④|大人のおとぎ話|

あかいりんご④|大人のおとぎ話|

前回のお話から3ヶ月も空いてしまいました。
ひとえにkeigoのサボりというかアイデア不足。
もういい加減、ラストにつなげたいと、と思いまして。
そして次から2話ほどかな、最終話まで
光川てるさんロマンティックワールドで
お話が進み終わりになる予定です。

では。

それでは次回(ラスト2)にお会いしましょう。
ありがとうございました。