見出し画像

小学校受験の諦めと長女の不登校からの夫婦起業 ~小学校受験&未就学児用知育アプリ「BrainySprouts」をリリースしました !~


はじめに

はじめまして。
とっ散らかった情報満載のタイトルですが、アクセスしていただきありがとうございます。

ワタクシSaYaの自己紹介をさせていただきますと、新卒からソフトウェア開発周りのお仕事を何社か経験しつつ(その間に出産やら留学やら駐妻やらを挟みます)、コロナ禍から3年弱お世話になっておりました交通系スタートアップの会社を2023年9月に退職し、夫を巻き込み2023年10月2日にめでたく登記し、細々と楽しくアプリ開発を開始しました。(夫は複業です。)

最初から登記しなくてもいいんじゃない??
個人事業主ではじめて、利益が出てから法人化すればいいんじゃない?

そう思った方もいらっしゃるのでは??と思います。
私もそう思います。
むしろそうしたかったのですが、保育園問題に引っかかり、登記に至りました。(詳しく書くと愚痴だらけになってしまうので、これくらいにしておきます!祝リリースのストーリーにしたいのです!)

起業までのストーリー

2023年4月に長女は地元の公立小学校に入学し、そこそこ楽しく通っておりました。そんな中、夏休み明けに小学校でインフルエンザの大流行!娘の学年も学級閉鎖になりました。

一学期に燻っていた苦手なお友達との関係・・・
お家で過ごす快適さ・・・
その他、ちょっとしたお友達とのいざこざなどもあったようで、学級閉鎖を機に学校に行かなくなってしまいました。

学校に行かない イコール 学童にも行かない。つまり私はきっちり決まった時間に働くのは難しいのでは・・・。そんな状況になりました。
(一旦、父親の育児参加はどうした!というGender Equalityの問題は置いておきます・・・)

在宅メインのプログラマー(何でも屋?)なので働けないことはないけれど、ちょこちょこ娘に話しかけられるのは進みが悪くなって辛い。
締め切りがある仕事を、不登校の娘を見ながら続けるのはできなくはないけれどストレスになりそう。
と言うか、私は常々いつか独立したいだの好きなプロダクト作ってみたいだの言ってるじゃないか!

そんな訳で小さく独立してみることにしたのです。
事務仕事は非常に苦手なので、そこは(激務の)夫にやってもらい、私はプロダクト周りをまるっと引き受ける、と言う分担で登記することにしました。

さて、どんなものを作ろうか。
そう考えた時、娘の知育の習い事を思い出しました。
保育園に通っていた時に週1で知育の習い事をしており、同じ教室では小学校受験をする子どもたちもいたのでした。
娘も少しやってみましたが、保育園児(4~5歳)で座って問題を解くのは楽しくなかったようで、娘は受験コースには入らずに知育だけ習っていたのでした。

あの時、受験していたら不登校にならなかったのかなあ・・・?
それとも小学校でのお勉強が楽しくなるように、もう少しお勉強をさせてから入学させれば不登校にならなかったのかなあ・・・?

そんなことを夫婦でうだうだ後悔している時に、子どもが楽しく入学準備や受験のペーパー問題対策ができるようなアプリを作ってみようか?と夫婦でで閃いたのでした。

技術選定+α

私は組込系、Android、なんちゃってフロントエンド&バックエンド、データアナリストなどなど、人が足りないところに適当に放り込まれて鍛えられてきました。(浅く広く・・・とにかく知識&スキルは浅いです。)

ただiOSのアプリは自分で作ったことはありません・・・。
今から勉強すると時間がかかるのと、1人でiOS/Android作るのはちょっとしんどい。
じゃあクロスプラットフォームにしよう!そしてReactかじったことあるので、もうReact Native一択でいこう。
そんな軽いノリでReact Nativeでやることに決めました。

開発にまつわるあれこれ

React Nativeで開発するにあたり、Udemyで評判が良さそうなこちらを3~4日で終わらせました。(倍速再生ありがとう!)
めちゃくちゃわかりやすかったです。
この流れでEXPOも導入決定。技術選定に深いこだわりはありません・・・


PMと言う名のこき使われポジションをしていた時に、デザイナーさんのマンパワーが足りずに、私がFigmaで2週間弱でアプリのデザインを血眼になって描き上げた経験があります。
(クオリティは置いておき・・・納品には間に合いました。PMの仕事ではないのはわかっておりますが、スタートアップってそんなもん・・・)

なので、その経験を活かしFigmaでサクッと(?)UIを作成しました。(こちらもクオリティは置いておき・・・)
教育系アプリなので、テーマカラーは萌黄色。
柔らかめのグリーンです。

会社のロゴも適当に作成し、アプリのイメージと合わせてこんな感じになりました。(ちなみに会社とアプリの名前は、今流行り(?)のChatGPTさんに相談しながら決めました笑)

その他、画像など必要なものはCanvaを有料会員にして調達しました。

アプリの中身ですが、娘が知育の習い事で頂いた小学校入試の問題をじっくりみて、よく出ている問題の傾向を洗い出しました。
そして、暗記系の問題と考えて解く練習問題に分けてまとめました。
知育教室の先生方とお話しして、面接で聞かれる定番のことも教えていただき、少しだけアプリに入れ込むことにしました。

暗記系の問題は、SQLite(expo-sqlite)を使ってアプリに組み込もうと思ったのですが、たま〜にクエリが失敗するということがあり・・・不安なのでJSONにベタ書きで現在はなんとかしております。
クエリ失敗の原因は深追いせず・・・(エンジニアとしてそれでいいのかは置いておきます・・・)

「BrainySprouts」のご紹介

やっと本題です!
登記が完了する前から開発を始めて3ヶ月半、なんとか実装が終わりました〜!
そしてAppleの審査が通りました!(Androidは一部実装が残っております・・・)


アプリ名は"BrainySprouts"です!
"Brain(脳)”と”Sprout(芽)"を掛け合わせて、頭からひらめきが生まれるようなイメージでChatGPTに相談しながら名前をつけました。

メイン機能は暗記メインのフラッシュカードと頭を鍛えるような練習問題の2つ+学習履歴表示のシンプルな作りです。
問題はできるだけ小学校受験を網羅できるように、豊富に入れているつもりです。(数は豊富だけど、こなせないくらいの量は入れない、というところがこだわり)

実は社会人のいい大人がやっても、「あれ?これどうだったっけ?」となるようなことも問われていて、小学校受験は侮れないです・・・。


フラッシュカードの内容(暗記系)

  • 季節

    • 桜が満開の絵→春 など

  • 卵生・胎生

    • こうもりは卵生・胎生どっち?→ 胎生 など

  • 親子(親と子供の組み合わせ)

    • カエルの卵の絵 → 親はカエルを選ぶ など

  • 冬眠

    • うさぎは冬眠するか? → 冬眠しない など

  • 花、葉、種の組み合わせ

    • クロッカスは種 or 球根? →  球根 など

  • 動物の尾、足、足あとの組み合わせ

    • ライオンの尻尾はどれ? など

  • 磁石につくかどうか

    • アルミ缶は磁石につく? → 磁石につかない など

  • 水に浮くかどうか

    • アスパラガスは水に浮く? → 水に浮く など

冬眠問題や水に浮くか問題は、大人でも意外と難しくないですか?!
長女は多少知育の塾で習っていたのと、私が作っている途中でアプリを試用してくれていたら、どんどん覚えていって今ではほとんど間違えなくなりました。(これを1年半前に作ってあげていればよかったのかも・・・)

私は、とにかく間違えた情報を入れないように何度も検索しながら問題を作成していきました。
(もし間違いなどありましたらご連絡いただけると非常に助かります。)


フラッシュカードの上の部分に、アプリが挨拶とちょっとした質問をしています。
「お誕生日はいつ?」
などの簡単な質問なのですが、実はこれはちょっとした面接対策として入れ込んでいます。アプリを使うたびに、ちらっとみていたら、本番の面接でもすんなり誕生日や保育園(幼稚園)の先生のお名前なども言えるようになるかな?と思って入れてみました。


次は練習問題部分を紹介させてください。
一部、練習問題なのか暗記問題なのか切り分けが難しいものもあって、そのような類のものは練習問題に一旦入れておきました。
難しくて嫌になるということがないように、それぞれレベルを選べるようになっています。


練習問題

  • 数 (大小の比較、合計、差分、分配)

    • 四則演算の記号は使わない、四則演算の問題といったもの。4つのリンゴを二人で分けると、1人分は何個かな?というイメージ。

  • 図形 (同じ図形を探す、重ね図形、鏡)

    • この絵を鏡に映すと、どの絵になるか、など。

  • 記憶 (形の記憶、位置の記憶)

    • 10秒間絵を見て画面が切り替わり、選択肢が表示されます。先ほど見た絵を選ぶ、など。

  • 長さの比較

    • どれが1番長いか選択する、など。

  • 広さの比較

    • どれが1番面積が広いか選択する、など。

  • 水の量の比較

    • コップに入っている水の量が1番多いものを選ぶ、など。(コップの形が変わったり、コップの中に水とボールが入っていたりします)

  • 重さ比べ

    • シーソーにりんご、もも、スイカがのせてあり、1番重いものを選ぶ、など。

  • 昔話

    • 笠地蔵に出てくる登場人物の絵を選択肢から選ぶ、など。

  • 仲間分け、仲間外れ

    • 6つの花が表示され、春に咲くものだけを選ぶ、など。

鏡問題や重ね図形は、大人がやってもたまに間違えたりします。小学校受験、なかなか侮れない難しさです・・・。

今後の展望

長々とお読みいただき、ありがとうございました。

今後の展望としましては、まずはAndroidのリリースを年内目標に終わらせたいと思います。
その後、画像でわかりにくいと友人から既に指摘されたものがあるので(リリース前に教えて欲しかった!)、それを修正します。

追加リクエストをいただいている、以下の機能を実装予定なのですが、他にもtwitter(X)やホームページからリクエストいただけたら、できる限り対応していこうと思っております!

  • タイマー機能

    • 問題を解くのに制限時間をつけられるようにする。(on/offできるようにする)

  • 「常識問題」を追加

    • 煙突から煙が出ている絵を見せられて、風の向きを答える。などの常識問題も欲しい、という友人リクエストに対応する。

  • 「推察問題」を追加

    • 丸、三角、四角、丸、三角、さて次に来る記号は何?といった類の問題の追加

また、まだ時々しか学校に行かない不登校の小1の娘が、楽しく勉強ができるようなアプリも作れたらいいなあと思っています。
学校に行くきっかけとなるようなアプリ(どんなのだろう?)を考え付いたら、そちらも着手できたらいいなと思っています。

お読みいただき、ありがとうございました!
もしよろしければ「BrainySprouts」お試しいただけたら嬉しいです。
(サブスクも3日間の無料お試しができるはずなので、もしご興味がありましたらよろしくお願いいたします)

とにかく・・・
祝リリース!!



追記: Android版リリース!そして初のサブスク申し込み!

2023/12/20、審査に時間がかかると思っていたAndroidアプリがしれっとリリースされました!!

しかもほぼ同じタイミングで、初の有料サブスクリプションに申し込んでくださった方がいました!

今後もユーザーの方々のご意見を聞きながら、アップデートを重ねてより良いアプリにしていきたいと思います。(ご意見、リクエストはアプリ内のマイページおよび以下ホームページより承ります!)


祝Androidリリース&サブスクユーザーさま!

さらに追記:ちょっと宣伝(オファーコード)

ダウンロードとサブスクユーザーさまが、本当に少しずつですが増えてきております。
感謝です・・・!!
2週間お試しができるクーポン(オファーコード)を作成しました。
もしよければお試しいただけたら嬉しいです。

2週間過ぎるとサブスクの課金が始まってしまうので、要らないかも〜という方は2週間経つ前に解約をお願いしますm(_ _)m

iOS & Androidともに、オファーコードは「WELCOME」です。
以下のリンクからも使用可能でございます。

iOS:

https://apps.apple.com/redeem?ctx=offercodes&id=6471548678&code=WELCOME

お試しだけでもすごい励みになります!
第二弾アプリのリリースも、BrainySproutsのアップデートも頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?