理学療法ガイドライン第2版はすごくお得なんです!
おはようございます。
BRAINの針谷です。
本日のテーマは「理学療法ガイドライン第2版はすごくお得なんです!」です。
チャリティーイベントのご案内
本題に入る前にお知らせです。
11月27日(土)夜6時半から9時まで、「チャリティーイベント 理学療法ガイドライン第2版を臨床に活かすための勉強会」を開催します。
「そもそもEvidence Based Practiceとは?」「ガイドラインを臨床の意思決定にどのように活かすか?」「ガイドラインに出てくる用語の説明」「臨床におけるガイドライン活用の事例」など、理学療法ガイドライン第2版の “臨床への活かし方” をお伝えするセミナーです。注意事項としては、理学療法ガイドライン第2版の内容、例えば歩行障害に対して〜〜が推奨されているなどをお伝えするセミナーではございませんので、予めご了承ください。
この勉強会は、集まった参加費用の全額(配送費用などの手数料を除く)とBRAINの自己資金で理学療法ガイドライン第2版を購入し、ガイドラインが置かれていない施設へ寄付するチャリティーイベントです。
詳細はこちら
それでは本題です。
ガイドラインに沿ってリハビリすると患者さんが良くなりやすい
2021年は7月に脳卒中治療ガイドライン2021が、10月に理学療法ガイドライン第2版が出版されました。
どちらのガイドラインも手に入れた、という方も多いのではないかと思います。
なぜガイドラインを読んだ方がいいかというと、ガイドラインに沿った介入をすることで患者さんが良くなる可能性が高いからです。
Evidence Based Practiceは "臨床研究" を参考にする
先日まで「Evidence Based Practiceにおけるエビデンスとは?」というテーマでラジオをやりました。
そこで、EBPにおけるエビデンスは原則的にClinical research Evidence、臨床研究を指す、というお話をさせていただきました。
臨床研究って何かというと、「○○のリハビリをしたら〜〜がよくなった」というデータです。
例えば、「トレッドミルトレーニングをしたら歩行の自立度が向上した」「CI療法をしたらADLの自立度が向上した」などのデータです。
この臨床研究のデータを私たちが臨床に活かそうとすると、こうなります。
臨床研究に基づいてリハビリをやっていくというのは、「効果が科学的に実証されている方法でリハビリをする」ということなので、当然ながら患者さんが良くなる可能性が高いです。
ガイドラインは臨床研究のまとめ情報
一方、ガイドラインって何なのかというと、「臨床研究のまとめ情報」です。
※厳密にはその他色々な要素を含むのでこれだけではないのですが、ざっくりと説明します。
臨床研究は世界中にたくさん存在しているので、臨床研究を全て読むというのは難しいです。
研究者の先生で、論文収集や論文読解にだけ時間を費やせるという環境なら可能かもしれません。
また、臨床研究の論文は有料になっていることが多く、臨床研究に基づいてリハビリをしていこうとするとお金が必要になります。
こういった問題は日本だけでなく世界中で謳われており、EBPにおける「アクセスの壁」「時間の壁」と認識されています。
なので、EBPでは臨床研究に基づいて進めていくことが大事なのですが、時間や資金面で難しいケースが多いです。
ここで振り返りますが、ガイドラインというのは「臨床研究のまとめ情報」です。
ガイドラインを読むことで本来かかるはずのお金と時間を大幅にカットできる
理学療法ガイドラインの序章に記載されていますが、ガイドライン作成の予算は4年合わせて4,000万円ほどです。
また、ガイドライン作成に携わったスタッフはシステマティックレビュー班含めて1000人以上です。
システマティックレビュー班のスタッフが1人あたり60時間、作業に時間を費やしたと計算すると、合計60,000時間ほど費やしていることになります。
本来、臨床研究に基づいてリハビリを進めていこうとするとこれくらいお金と時間が必要です。
これらの資金、時間を個人で用意するのは難しいですよね。
でも、ガイドラインは6,000円でこれらの情報を教えてくれます。
本来必要なお金と時間をカットしてくれると考えたら、かなりお得ですよね。
ぜひ、理学療法ガイドライン第2版を手に入れ、臨床に活かしましょう!
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