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2Dアニメーションソフト「Spine」「SpriteStudio」「Live2D」の比較

「具体的に何ができるソフトなのか」という説明のために用途の近いソフトの特徴を比較してみたいと思います。3つとも2Dキャラアニメーションを作成することが可能で、制作したアニメーションをそのままゲームに実装できます。動画やpng連番として書き出すことも可能なのでゲームに限らず動画素材としても使用できます。


Spine

主にゲームの2Dキャラアニメーションに使用されています。ボーンアニメーションでキャラやイラストを動かすことが得意なのでクオリティを求められる細かいイラストアニメーションにはSpineが採用されることが多いと思います。例えば「シャニマス」「シノアリス」などが採用しています。Spine内でエフェクトを付けることも可能ですがSpriteStudioと比較すると少し手間に感じます。


SpriteStudio

こちらも2Dキャラアニメーションが制作できます。ツール機能的にエフェクトアニメーションはSpineより作りやすいです。画面演出素材を作ることにも向いています。新しいバージョンになってからSpineのようにボーンアニメーションでの作成が可能になりました。クオリティを求めるイラストアニメーションの制作に関してはSpineと比較するとまだ制作に手間を要する印象です。「Spineほどの微細なイラストアニメをしない2Dキャラアニメ制作+エフェクト」を1つのソフトで制作する場合は向いていると思います。


Live2D

キャラクターの立ち絵アニメーションに多く使用されているソフトです。Animazeなどでトラッキングさせることが可能で、2DのVTuberさんなどに使われています。手付けアニメ制作の際にも立体的な動きが付けやすい特徴から、採用されている「デスティニーチャイルド」のような大胆な動き、立体的な動きが得意で、操作方法的に複数の動作が加算されたクオリティの高い動きが作りやすい特徴もあります。SpriteStudioとSpineはRPGなどのバトル中のキャラクター+エフェクトアニメの作成にもよく採用されていますが、こちらはそういったところには基本的には使用されません。


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