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就活の話 [映像・ゲーム・CG業界グラフィック関連]

講義の余談として学校で話していた就活についての話です ご参考程度に

業界を知る

大きく分けると企業には2種類あります。
パブリッシャー
販売元の会社。テレビCMなどで見かける。
デベロッパー
開発会社。業界以外の人の認知は低い。

これから業界を知ろうという方が既に知っているのはほとんど前者になると思います。販売元は商品を売ることが仕事なのでCMを出して商品や会社を消費者に知ってもらう必要があります。開発会社は販売元会社を相手にする仕事なので消費者に知ってもらう必要性がありません。

業界や企業を知るための主な媒体を紹介します。


CGプロダクション年鑑

CG業界(映像、ゲーム、アニメなど)に関わる企業が会社紹介を毎年掲載しています。ここに載っている企業が全てというわけではなく、その年に掲載を希望した企業が載っています。企業を探す目的で活用できますが業界の仕事の流れを勉強することにも活用できると思います。ページをめくっていくとどの企業も何かしら見かけたことがある作品に関わっていることがわかります。普段目につく企業名はほとんどパブリッシャーになると思いますが、映像もゲームもたくさんの企業が協力して一つの作品をつくっています。そして現存している全ての企業は「今動いている作品」に関わっています(そうでなければ潰れちゃいますので)。どの企業に入っても何かしら今の作品に関わることになるので、「この作品が好きだからこの会社に入らないと関われない」ということではありません。なのでエントリー候補は幅広く考えてみた方が選択肢が広がると思います。逆に今は関わっていても入社する頃にはもう関わってない、今は関わっていないけど入社した時には関わっている、ということも大いにあり得ます。

クリ博ナビ

CG業界に特化したナビです。リクナビやマイナビは幅広く取り扱っている代わりにコアな企業は手薄だったりするので、そういった企業を見つけることができると思います。またCG業界向けの就活情報なども載っているので勉強になると思います。この業界の就職活動が特殊なのは「仕事ができるレベルの技能」が採用時から求められる点です。「絵を描き始めたばかりですが絵を描く仕事がしたいです」「CGソフト触ったことないですがCGキャラをつくる仕事がしたいです」では採用されません。なので就活情報においてもリクナビやマイナビなどに載っているような一般的な内容とは異なる点が多かったりします。

業界イベント系

他にもいろいろあると思いますが業界専門のセミナーやイベントに参加して情報収集や企業説明を聞きに行くことは一般的な就職活動です。

ツールの実績紹介ページ

具体的な企業の探し方として、興味のある業種で使用されているツールの実績紹介ページから探してみるというのも手かと思います。


仕事内容を知る

①やりたい仕事内容と実際の仕事内容の差異について
「自分のやってみたい仕事が実際にどれぐらい需要がある仕事なのか」「想像している仕事内容と実態には差異がないか」についてです。これに関しては外側から知ることはかなり難しいと思うので、実際に業界に入ってみるしかないかもしれません。
例えば希望者が多そうな内容で言うと、
絵描きならキャラデザがしたい 絵コンテを描きたい
映像ならモーショングラフィックス、MVを作りたい
あたりかと思いますが、実際にはその案件はあまり数が多くないかもしれません、スキルの高い人がやる仕事で新人が関われる仕事ではないかもしれません、想像しているようなクリエイティブなものではなく作業的なものかもしれません、それだけをやるということはなく他の業務もやる中で行う業務の一つかもしれません。呼び方は同じでも企業によって内容が異なるかもしれません。

ではどうすればいいのかという話ですが、もちろん自分のやりたいことを持っているのは良いことなので、落としどころとしては「自分のやりたいこと以外にもサブ武器をいくつか持って臨む」が良いと思います。「どうしてもこれがやりたくてこれ以外はやりたくありません」というのは企業側からすると扱いが難しい場合が多いです。なぜならその時々で作るものが変わるので作業者に求める業務内容もいくらかは変化する可能性があるからです。あと、入り口が何であれ遅かれ早かれ仕事をしていく中で色んなことをやる必要が出てきますので、気づいたらアレもコレもやっている状態になっていることが多いです。なので最初からやりたいことに固執しすぎず、ひとまずある程度自分の興味があることに近そうなところに入れればいい、ぐらいの気持ちで考えると柔軟な就活ができると思います。

②どの企業に入っても最初の数年間はだいたい同じことをやる
基本的に新人がまず最初にやることは実際の仕事に関わりながら細かい素材つくりなど簡単な業務を手伝うところからになります。業務内容も使用するツールもだいたいどの会社も同じものを使い同じようなものを作っていますので、一人前に仕事できるようになるまではどのポジションのどの会社に入っても大した差はないと思います。転職に対して積極的な業界でもあるので、最初の数年間の下積みはいずれかの会社で過ごして、ある程度の実力や経験値を得たら本当にやりたいことや行きたい場所を目指して転職する、という選択もアリだと思います。やりたいと思っていたことが実際にやってみたら思っていたほど面白くなかった、逆に興味なかったけどやってみたら面白かった、ということも大いにあり得ますのでひとまずは色々やってみてから考えてもいいと思います。


履歴書 / エントリーシート

この業種の就活はポートフォリオの内容が重視されるので、私の個人的な考えですが履歴書やエントリーシートは最低限、質問されている内容に対して答えていれば特に問題はないと思います。例えばどれだけ熱意を込めてテキストを書いていてもポートフォリオの内容で実力不足と判断されれば落とされると思います。

ポートフォリオの実力で不足はないがテキスト内容で落とされる可能性があるケースをいくつか挙げてみます。

①欄を埋めていない、内容と関係ないことを書いてる
一緒に働く上で人間性やコミュニケーション能力に難がある可能性を危惧

②やりたいことや希望業務に強い偏りがある
やりたいこと以外の業務をやってくれないのではないかという危惧と、その企業の今の業務内容や採用中の職種とマッチしない場合


ポートフォリオ制作

①ポートフォリオ自体の飾りつけについて
今は作品データをネットに上げて送る形も多いと思いますがクリアファイルを用意する際についての内容になります。デザイン系であればわかりませんが、基本的にポートフォリオは必要以上の飾りつけなどはしなくても問題ないと思います。採用側が見たいのは今まで作ってきた作品と実力になります。文字説明に関しては簡潔に制作物の説明や意図、製作時間などテンプレ的なことを書いておけば問題ないと思います。だいたい採用側はパラパラパラと早ければ10秒しないぐらいでめくって判断している、ぐらいに思ってください。

『質』か『量』か
これは悩むところかと思いますが、理想としては『質』のあるものをある程度の『量』入れるです。できるものならそうしたいって話だと思いますので、どちらかしか選べないという場合は『質』をとってください。水増しして量を増やしても意味はないです。採用側はその人の実力、採用した後にどのぐらいの仕事をやってもらえそうかを見極めたいので、同じようなものがたくさん入っていてもカウントになり得ません。

③技術の幅を見せる
ではカウントになる量とは何かという話ですが、同じようなものをたくさん入れるのではなく、異なる技能の作品を数点ずつ入れてください。例えば絵を描いてる人の場合であれば、キャラクターデザイン、男キャラ、女キャラ、動物、アイテム、メカ、背景、エフェクト、いろんな絵柄のテイストで描いてみたイラスト、など種類を増やすことができると思います。さらに広げるのであればそこから作画アニメ、2Dアニメ、UI素材(ゲームなどで使われるような枠やボタンなど)、Illustratorを使用したパスでのタイトルロゴ制作、など業務内容の幅をアピールして、更に出来るのであれば映像編集やCG素材制作も少しできます、というところまで行けるとよりアピールに繋がります。

簡単に言ってしまうと、色々なことが出来て様々なことに興味がある人は会社で業務を行う上で腐りにくく扱いやすいからです。また自分で様々なことに興味を持って勉強することができるというアピールにも繋がります。会社に入ってからの方が仕事の中で多くのことを学ぶことになりますので、この性格アピールは有効です。

気を付ける点としては、色々やっているけどどれも中途半端で仕事レベルに届かない技術力だった場合は採用が難しいです。なので、何か一つをメイン武器(仕事レベルに近い)にして、それ以外をサブ武器(仕事レベルには届かないが基本的な作り方は理解している)にする。「私のメインはこれですが、そこからの派生でこういうことにも興味があっていくらかはできます」ぐらいが新卒者が目指す現実的なラインかと思います。

例えば映像系であれば一つのショートムービーを制作して、その中で要所にモーショングラフィックス、ちょっとしたSpineで制作した2Dキャラアニメ、Blenderで制作した軽めのCG素材、が含まれているなど。一つの作品で複数の技能を使用しましたというアピールが自然にできると思います。

④ポートフォリオが間に合わない場合は就活時期を遅らせてもいいか
企業によって採用開始時期が異なりますが、基本的には早く動いた方が良いです。企業が今年取りたい職種と人数の枠が埋まってしまうと募集が終わってしまうので、遅れれば遅れるほど応募できる企業が少なくなっていきます。明らかに作品やクオリティが足りていなくて、これで送っても勝算が無いレベルであった場合はいくらか遅らせてでもしっかりしたポートフォリオを作った方が良いとは思います。


課題制作

企業によっては独自の課題制作を出されることがあります。採用側の狙いをいくつか考えてみたいと思います。

①仕事に近い形で依頼されたものに対して何を作れるのかを見たい
実際の仕事では自分の好きなものを作るのではなく人から依頼されたものをそのルールの範囲の中で期日までに作ることが仕事になります。

②念のための最終確認
ポートフォリオの内容が本当に自分で作ったものかを見極めるため、というのもあるかもしれません。そこで明らかに実力に差異があれば「人の作品を自分のポートフォリオに入れてるのでは?」という疑いを持ちます。

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最低限気を付けたほうがいい点です。

①指示された内容と異なることを勝手にしない
勝手に自分のやりたいことをやってしまったり、事前の相談もなく指示された内容から制作内容を変えたりすることはありがちなミスコミュニケーションです。一緒に仕事をする上での判断能力を不安視されます。何か理由があるのであれば事前に相談の連絡をする必要があります。


面接

面接はエントリーシートとポートフォリオの内容を見ながら進められます。その時にテキスト内容や制作物について質問されますので答えながら進行します。

ポートフォリオ提出後の面接に通ったということは実力的にはほぼほぼ問題ないと判断されている可能性が高いです。私が会社で面接する際の体験も踏まえて面接で主に見られる点などを挙げてみたいと思います。

①求めている業種に本人の要望がマッチしているか
実力が足りていても企業側が今必要としている業種と本人のやりたいことが合っていない場合は互いに望まない結果になりますので確認されます。

②社風に合っているか
①ほど重要ではありませんがやはり会社ごとに社風はありますので合う合わないは出てくると思います。こちらは相性や性格的なものなのでどうしようもないのですが、お互いに最終的な判断基準になることが多い気はしています。

③『コミュニケーション能力』具体的に何を指しているか
だいたいの企業が説明会などの際に求める人物像として挙げていると思いますが、抽象的だったり人ぞれぞれ言うことが違ったりでいまいちわかりにくいと思います。人によって答えが違うかもしれません。私が思うこの業務を行う上でのコミュニケーション能力は『相手が頭の中でイメージしている画を読み取る能力』『自分の頭の中でイメージしている画を相手に伝える能力』だと思っています。人から依頼された絵や映像を作る仕事なので、相手が求めているイメージを汲み取れないと全然違うものを作ってしまいます。逆に人に制作を依頼する場合は自分のイメージを正確に伝えることができないといけません。ではどうすればそのイメージに近づいていけるかと言うと、特別な感受性や想像力のようなサイキックめいた能力を培う、ということではなく、早々に決めつけずに相手と確認作業を慎重にすり合わせながらお互いのイメージに相違がないかを参考動画や参考画像、テキストでの説明や質問などでしっかり詰めていく、という言われてみれば当然と思えるようなことが出来るかどうかということだと思います。ただこれは働いている人でもすれ違いミスはわりと起こることですので、新卒時に完璧に身につけている必要はありませんし、出来ていたらスゴいです。具体的に面接の場で言えば、質問されている内容と関係ないことを長々と話し出したりするとコミュニケーション能力を疑われる可能性がありますので、落ち着いて聞かれたことや聞きたいことを話していれば特別気にする必要はないと思います。

④質疑応答
面接の最後には質疑応答の時間があります。これは就活的なテクニックの話になりますが、もし特に聞きたいことがなくても2~3コは用意して質問する方が無難です。質問が無い=関心がないと判断される場合があります。聞きたいことがあればそれを聞くのが一番ですが、もし思いつかなかったりテンパって忘れてしまった時の為にどの企業でも使えるようなテンプレ的な質問を2つほど用意しておくと安全です。可能なら面接の会話の中で思った疑問点を質問するのが自然ではあります。

⑤面接に遅刻してしまった場合
遅刻するとわかったらできるだけ早く面接時間より前に電話などで連絡してください。下手に嘘をついても悪手になる可能性が高いので、私なら道に迷って遅れるなら「迷いました」と素直に言います。それをどう判断されるかは相手次第ですが、ここで重要なのは何かあった際にちゃんと連絡できる人間かどうか、信用できる人間かどうか、だと思います。ミスしてしまうことは仕方のないことですが噓をついて見破られた場合は信用を疑われてしまいます。


内定が取れなかった場合の選択肢 / 他業界からの転職

新卒として就活していたけど新卒期間中に内定が取れなかった場合、それでもこの業界や業種で働きたい場合の選択肢について考えてみます。まったく関係のない業界業種から転職したい場合でも同様の内容になってくるかと思います。

①第二新卒(既卒)でエントリーする
第二新卒という言葉の定義がいろいろあるようなのでここでは「新卒の年度で内定を取れず就職したことが無い状態で次の年を迎えた場合」で記述します。第一新卒と比べると募集している企業数は半減すると思いますがまずは第二新卒を募集している企業を探すのが一つ目かと思います。

②やりたい仕事に近い業種、企業をエントリーする
やりたい仕事のみで探していた場合は、それに近い業種や繋がる業務内容、企業に幅を広げて探してみるのは選択肢も確保できるので有効だと思います。大抵の業務内容は他の業務と繋がって一つの作品が作られていますので、最初からやりたいものだけに絞らずに近い業務を行いながらチャンスがあれば手を挙げたり、やりたいことをアピールしていって少しずつ近づいていくことはできます。

③アルバイト、契約社員、単発の求人
正社員のみで探していた場合はアルバイトや単発の求人から探してみるのも手です。アルバイトから正社員になるケースもあります。他業界からの転職の場合は実績や技術経験値が無いと就職は難しいため、まずはその経験値を稼ぐ目的で単発の仕事をこなして通用するポートフォリオを作成してから企業にエントリーする作戦です。

④派遣会社
開発に必要なスキルを持った作業者を派遣させる会社というものがありますのでそこに勤めるのも選択肢です。例えばゲーム開発の場合に絵を量産するフェーズに絵描きさんを大量に迎えて、制作を終えたら戻ってもらう、というようなことがあります。色んな会社を点々とすることになりますのでその働き方が楽しいという方もいると思いますし、その中で実績や経験値を稼ぐことができるのでそれを元手に転職活動を行うこともできます。

⑤エージェントを利用する
就職や転職をサポートする系のサービスを利用する方法もあります。ただしこちらは基本的には業務経験が無い場合は難しいかもしれません。こういったサービスは利用者側は基本無料ですがエージェントを通して採用する企業側はエージェントにそれなりの金額を支払って人材を紹介してもらうビジネスになっていますので、その金額に見合うと判断されるレベルのスキルや実績が求められると思います。


専門学校について

私は専門学校ではなかったので講義を担当させて頂いて初めて専門学校の内容を見させて頂きました。そこでこれから専門学校を検討している高校生向けの体験授業を担当させて頂いた時にお話ししたことを書いてみます。

①就活開始まで半年しかない
まず思ったのは短いです。2年制の大学でも同じことになると思いますが、実際には一年生の後半ぐらいから就活の用意を始めないといけません。だいたい企業の採用が3月ぐらい(大手は2月ぐらい)から始まるのでそこまでにポートフォリオをほぼ完成させていないといけないとなると、業界研究などは1年後期の秋ぐらいから始めて、ポートフォリオ用の作品作りもそのぐらいから始めないといけないので結構遊んでる余裕なさそうだなと思いました。「まだもう少し遊んでいたい」と考えている方は4年制の大学の方が良いです。例えば高校生までに何もしていなかった人が専門学校に入ってから絵や映像を学校で一から学んで、半年経った頃には就活で通用する作品作りをする、というのは結構大変な気はしています。

②ネットで独学できる時代に学校で教わる意味
学校側も色々と考えているところだと思いますが、今はネットで検索すればだいたいなんでも出てきますので、わざわざお金を払って専門学校で教わる必要性があるのかということについてです。個人的にはツールの使い方や各素材の制作方法などは自分で調べて学ぶことができる人は学校でわざわざ教わる必要はないと思います。なんならネット上の講座の方が分かりやすくて丁寧な場合すらあるかもしれません。

③自分から動く必要がある
前提としては専門学校や大学は自ら学びたい人間が望んで通う場所という設定なのでそこは気を付けておかないとあっという間に就活の時期が来てしまうと思います。なので基本的に学校の先生は「自分から相談してこない生徒は問題がない」ものと判断されますので、不明点や不足点がある場合は積極的に自分から相談して学校を利用しきるぐらいの気持ちでいかないと、独学でやっているのとあまり変わらないことになってしまうかもしれません。

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私が感じた学校を利用するメリットを挙げてみます。

①就活をサポートしてもらえる
学校は既に多くの企業に新卒者を輩出しているので企業や業界と繋がりを持っています。学校向けに求人や説明会が行われたり、学校独自の企業に対する学生作品のアピール活動や案内を行っていたりします。私のように普段企業で働いている人間を臨時講師に使う場合はスカウトの相談をされるケースもあると思います。エントリーシートやポートフォリオ、面接など就活についての相談をすることもできますので、就活のサポートをしてもらえる環境という点が学校の一番のメリットだと思います。実際に不安点や疑問点を相談できる大人や同級生がいる環境は強みだと思います。

②独学だけでは難しい箇所もある
上で独学で問題ないみたいなことを書きましたが、初めて扱う難度の高いツールはやはり調べながらでも苦戦することもあります。正確には独学でも可能だが時間がかかるということはあるので、そこを経験者に教えてもらいながらスキップできる環境はメリットです。あと個人的に大きいと思うのは経験者から教わることで覚える必要が無い項目を知ることができる点です。「ツールをマスターしよう」と考えるととても膨大ですが、実際に仕事の現場で使用される機能はその中の一部だったりすることが多いです。公式の教本や講座でやたら押されている新機能が現場ではほとんど使用されていない、ということも割とあります。そこは独学では判断しにくい部分かと思います。

③どこまでできていれば「できる」と言えるのかの判断
一人で自分のために作る分にはどんな作り方をしていても構わないのですが、企業で働く際に自分の技術内容が必要条件に達しているのか、ピントが合っているのかは自分ではなかなか判断しようがありません。現役で仕事している学校の先生や内定を取った先輩の制作内容など確実性のある相手からその基準や内容を教えてもらうことができる環境はメリットになりますし、目的とズレた努力をしないで済みます。

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