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C4LAN WINTER2019 デブリーフィング

はじめに

思わず雄たけびを上げたくなる時とはどんな時だろうか。
贔屓の力士が勝利したときか。それとも宝クジで高額当選したときか? それだけじゃあないはずだ。男でも女でも、本能に働きかける感情、つまりJOYを感じれば、思わず雄たけびを上げるはずである。
これはいまだにチューリングテストを突破できないAIには理解のできないものだ。JOYは人間のすばらしさである。
まだ分からないか。読者の貴方は、メタルギアソリッド3をプレイしたことがあるか? ラスボスのコードネームを思い出してもらいたい。THE JOY だろう。そういうことだ。
俺はLANPARTY熱狂的なオタクになったこと、その顛末が前回のエントリーで明らかになった通りなのだが、それをも上回る興奮の渦の中で俺は思わず叫んでいた……「e-sports!!!!!!!!!!」と。

何が言いたいのかお判りいただけると思う。俺はC4LANに参加し、帰ってきた。
だから俺にはこの感動を伝える義務がある。通りすがりのお前にも聞いてほしい。つまりこの文章は他でもない、お前のためだけに、俺が真剣になって書いている。大まかな概要とか、会場の雰囲気とかは他の皆さんに任せる。俺は俺の興奮したこと、ただそれだけを追求するつもりだ。
だからゆっくり腰かけて、適当に聞いてくれ

~参加準備~(SKIP可能)

参加レポートと言ったが、もうすこしだけ前口上に付き合ってほしい。(目次機能からSKIPしても良い)
チケットを買うところからC4LANは始まっていた。俺はそういうことを大事にしたい。だからこうやって、記事にしている。卵を割らないとオムレツは出来ない。
話に戻ろうか。参加しよう、と思い立ったのは3年ほど前、つまり俺がまだぺーぺーのガキンチョだったころだ。俺はQuake Championsに代表されるアリーナシューターが大好きで、そのコミュニティに居た関係上、何もしなくてもC4LANの情報が入って来たわけだ。勿論その前身(?)たるTGNさん主催のLANパーティも、海外最大級のイベントたるQCONも。negitakuさんを何度もリロードして何度も読み返した。それくらい行くことに過剰な期待を寄せていた。(おごられくんってなんだ)
ただ年齢制限とか、金銭的な事情があった。まあなんだかんだで俺もケツに毛が生え、DAYJOBも始めたわけだ。そして春が過ぎ、次回開催を待っていた……長い、半年だった。
おそらくこの記事を読みに来たのは参加する前の俺みたいに、他人の情報からいろいろ計画を練る人間もいるだろうから、ここに予算を記しておく。ただし名古屋からの費用なので、関西や沖縄の方は自分で調べていただくか、有識者の方に聞いていただきたいと思う。ゲーマー同士の助け合いをお願いします(威圧)


交通費:大人1人・新幹線で指定席往復約2万5千円 荷物が軽いなら行きは自由席、帰りは指定席がオススメ
宿代:駅から近いならばだいたい2万6千円、遠いならばそれより半額以下。時期によるので保証はしない。
食費:グルメを堪能するのでないなら3千円ほどで十分
チケット:フルレンタルで計3万一千円、BYOCチケットは1万五千円
その他タノシイ・アイテムプ ラ イ ス レ ス (これが一番高い


とにかく、普通に旅行するつもりで計画を立てていくと参加しやすいと考える。だいたい大人一人だと10万円近くあれば、余裕であろう。俺みたいに貧乏学生ならバイトでひと月1万五千円づつ積み立てるといいかもしれない。

あくせく働いて、予算も用意して、いよいよチケット購入の日。俺はコンペティション用に書いていた文章制作を切り上げ、デスクトップにかぶりつくように座って、エヴァのあれを掛けながら、その時を待っていた。
ご存じの通りC4LANはメディアからも注目集める人気イベント。チケット競争が激しく、買えるか買えないかのサツバツとした空気がインターネットを包み込んでいた。
C4LAN公式ディスコードでカウントダウンが始まり、Twitter上で興奮を抑えきれないゲーマーたちは、今や遅しと所定の時間を待っていた。
時計を合わせる。タイマーも使用する。例のティンパニは8ループほどしていた。
PPPPPP・・・・・・・
時間だ! アラームがADRENALINEを湧き立たせる! 俺はマウスを走らせて、次々と現れる設問をパスし、発券を待った。
その結果は・・・。


まあ、そうでなければこのレポートは書いていないのだが。しかしこのチケットを手にした瞬間、eSportsとか未来とかの断片を見たのだった。おそらく寝不足だろう。
何度も夜を越し、締め切り当日の消印に全てを託してコンテストへ提出し(無謀だったといえよう)、いつの間にか秋が過ぎ、冬がやってきた。日に日に期待も高まっていた。今でもひりつく感情は胸に焼き付いている。
そしてとうとう、その日がやってきたのだ。12・6当日である。

~一日目・夜~

長い前口上にお付き合いいただきありがとうございました。そうでない方も、これよりレポートをはじめさせていただきます。よろしくお願いいたします。(突然律義になるオタク)
学校帰りの脚でベイブレードとケーブルを満載したカバンを地下鉄に持ち込み、新幹線へとRUSH。

駅弁やスゴイカタイアイスを食し、英気を養う。あとスマホで現地の配信見て大変興奮もしている。この参加方法(遠方遅刻)はあまりお勧めしないけど、現地の様子配信をワクワクしながら新幹線のwifiを使って見るのは実際楽しい。クリスマス前のちびっ子みてーに。

とりあえず。「デカいカバンで電車に乗るとクソ迷惑だからやめておけ」です。当たり前なんだけど、興奮していると忘れやすい事項。絶対にサイズが大きすぎる物(ベイスタジアムとか、LAPTOPの台)は事前に郵送しましょう。ドン・キホーテかクロネコヤマトの段ボールを活用するとベネ。

90分で品川に。山手線でジェットセットラジオの聖地を観察しつつ、圧死寸前になりながら

近づいてくる・・・決戦の時。

侵入する。噂に聞いた会場。死ぬほど見た薄暗さ。俺の目の前には例のホワイトボードも存在していた。俺は今、現実に祭の中へいるのだ。興奮を隠せない。ジョジョの擬音が見えてくる。本当にエントリーをするところから、俺は興奮でうまく話せなかったし、超長いエスカレーターも駆け下りた。
勿論、虹色に光る機器やちょーカッコいいMODPCも現実にあった。
「ここはゲーマーの国だったのかーーーーッ!!」

貰ったレッドブルの缶を見て、一息つく。

ダイレクトメッセージが届いた。

「あとはお前だけやで はよきてね でっていう」

この時、俺は思い出したのだ。見届けるべきものがある事。

そう。百合戦争果たし合いである。

一応解説させていただくと、QCJPコミュニティの名物のうち、DUELによる果たし合い(ガチファイトプロレス)が毎回C4LANで開催されるのがしきたりであった。そのうち、今回開催の内容が「百合戦争」だったのである。なぜ戦争をするのか。百合好きの派閥には大きな壁がある。被告たる百合の間に挟まりたい男と、原告の原理主義の間に。だれかはどうでもいいと言うかもしれないが、放っておくのはいかがなものか。永遠の議題にケリをつけるべく、アリーナの戦士は決闘したのだ。

☆結果発表☆

(超汚いホワイトボード:オレ)

怒りに燃えるTohtris選手がでっていう選手を猛者しかいない野良DUEL仕込み済みの動きでフルボッコ。アイテム支配率とかが悲惨なことになる、まあ一番果たし合いとしては笑える(?)結果に。第一回果たし合いからの伝統文化とも。しかし原告は完封したのであるが、やはり両者、百合を愛する者たちであった。

なんと! 奇跡の和解が成立。
エキシビションマッチ選手のshirotsumeさんの調停もあり、「やはり人の好みは尊重せねばならない」「百合最高!」「最高!」「百合でしか抜けねえ!」「百合万歳!」「e-sports!」
と原告被告とガヤの間で怪人二十面相を逮捕した少年探偵団のごとき大団円&合意。歴史が動いた瞬間である。

なおここで言っておこう。個人的にお勧めの百合を感じる作品は「アイカツフレンズ!」である。
語りだせばもう一つ記事が必要なので手短にまとめるが、あいねとみおがさ、ハートマークのチャームを分割して仮面ライダーWっぽく二人で一人のアイドルと言う事を確かめ合うために相思相愛個人修行を始め、最終的にチャーム戻して優勝する事とか、そもそも全員2人組アイドルであるとか、白百合姉妹が名前の通り超濃厚な姉妹百合を繰り広げた上に、俺の推し要素が交通渋滞する——世界観がゴリゴリのゴス&魔術ベースだし顔がめちゃくちゃ可愛いし髪の毛の色も最高だしいい匂いがしそうだし外から眺めるのも罪深いくらいで毎週兄弟がどん引く程すげえ顔とすげえコールしながら見てた——位には百合を感じる幼女向けアニメである。アイカツ!アイカツ!根っこは少年漫画!スポ根!
見なさい。わかったか。あとエロを検索してはいけない。

そんなこんなで果たし合いを見届け、大変ありがたい物資の例のTシャツとステッカーを受け取り、一日目は宿に帰る。(公式推奨の参加方法。一日目は帰るとたのしい)

~2日目・朝~

朝一に乗り込んでスペースチャンネル5part2をプレイ。


早朝スぺチャンマジいいよ!

レンタルモニタの威力が高く、スペースチャンネルフルHDを家以上に堪能した。らーらららららーらー。
俺のテンションがギュンギュンしてきたところで、今回のC4LANで一番やりたかったことを発動。

ベ イ ブ レ ー ド バ ー ス ト で あ る 。

俺はベイブレードバーストにほれ込んでいる。アホ程に。それについてはこれを読んでくれ。(姑息な宣伝)

~2日目昼・夕方~

とまあ、あまりにも大好きなもので、ついにBYOB(bring your own beyblade)を決意。

割と雑なホワイトボードで設営をし、最後まで改造をしまくって対戦相手を待つ。
設営から数分後、このツイートをみたのか、岐阜でもお世話になったくまおじさんとMATCH FOUND。

「メタベイと全然違うね~」などと駄弁り、さっそくガン回しまくる。やべえ。真面目な対人ベイブレードは面白すぎる。対人ゲームには総じて言えることと思うけれど、人間が二人いれば、その二人はそれまで使ってきた筋肉の系統が別なのである。つまりは手の内を知らない状態で戦うことになる。その分気合も入るし、僕としても真のベイブレードを布教できたと思う。3on3を実行し、結果くまおじ軍団先鋒デッドハデス.10.B.Chがまさかの大将を引きずりだすOP事態に。あんまりにもデカい声ではしゃいで、円卓の間違った使い方をしたもんだから

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公式に撮られました。見よ。この躍動感あふれる試合風景を。

そして試合中の我々の元にもう二人乱入者が現れる。通りすがりのお兄さん(名札確認忘れ)と、ぼぶそんさんである。


パーツをばらして改造合戦を開始。
「勝ちたい!」「爆発させたい!」……野蛮な感情をむき出しにしてプレイ。とりあえずで組んだベイがカッコよく戦うのはなかなかに快感だった。

合言葉は「俺たちの知ってるベイブレードじゃねえ!」

記憶があやふやなので確かなことは言えないが、お兄さんからはおいしいスイートポテトを頂き、また「かっけえ」と一言。大変ありがたいことでした。
ぼぶそんさんはウルトラ理知的にベイブレードを分析されてて、「こんなところ動いて……このデザインでしょ? そりゃ子供ハマるはずだわ」との至言を頂いた。特にデッドフェニックスの特殊仕様(ランチャーに引っかかるアーマー)に苦戦しつつも気に入って使って貰ったことは、だいぶネタベイの可能性を感じた。
みなさまとはカードゲームっぽいと話をしたが、まさにその通り。構築に妙があるのだ。パーツを集める→戦う→改善……下手するとこのサイクルがTCGより回転するかもしれない。非電源系ゲームとスポーツのみごとな融合をしているわけで、これもれっきとしたE-Sportsなのだろう。E要素は最近発売した電動ベイが何とかしてくれる。ついでに見た目がいいのでガチでも「なんか強そう」でも楽しめる。
ゲーマーだからこそベイのスペックに拘る……これ本当に子供用か?
次はもっと変なの作るね!(犯行予告)
そんなわけでベイブレードバーストの世界に触れてもらったのである。布教って……いいね!
大人が遊ぶと財力パワーリアル筋力のお陰で勝負がド派手になって超はしゃげるホビーなので、みんなも、買おう!俺とやろう!

一時間半ほどベイを回していると、ゲーミングカレータイムがやってきた。遊びより飯の方が大事や!

カレージャンケン会場へと急ぐ。

すべきことはただ一つ!

勝って食う!

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カレーはチャンピオン!!!!

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PCガジェットはI・ODATA!!!!

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いただきまーーーーーーす!(画像は岸大河氏)

(勝利した)(咀嚼中)

旨い。旨すぎる。

メイン拠点がNAGOYAなので、よくココイチは食らうんですが、それとは違うベクトルで進化してるチャンカレはやっぱり洋食的にもクォリティが高いわけです。だいぶ味も深いし、一気にヘルスが回復した気がしないだろうか、いやした。

本当にありがとうございました。

ここで男鹿(長年知り合いのオタク)が合流。座席の幅を取りまくっちゃって、だいぶR4NDOさん、ジャッカスさんには迷惑を掛けました。この場をお借りして謝罪します。


高田馬場に降り立った強襲者の男鹿とはローカルマルチでアホみたいにはしゃいでいた。以下ダイジェストでお届けする。

・地獄の勝負・
第一戦:野生動物のレース 
実績をフル解除。俺たちは完成しました。
野生オリンピック派のジャッカスさんが「俺もコントローラーぶっ刺してやるわ」と言ってましたが、このゲーム2人用の初代マリカー仕様でした。ゆるして。そうだとしてもローカルマルチしない方が賢明と思います。微妙に熱い戦いだけど。
第1.5戦:HDOOM
俺が宿にローカルマルチゲーを取りに帰ってる間、PCを貸していたのだが、なぜかDOOM2をWAD説明を読まず起動していたようだ。HDOOMの前に男鹿は敗れ去る。ナムアミダブツ!HDOOMは抜きゲー、一般性癖。
第二戦:EDF4.1
宿から回収したゲーム。ブルートフォース作戦に歯が立たず。本部の罠強すぎだろ。

第三戦はまさかのプニキ。
左では謎のスシ美少女(?)コリントゲーム(ク○ゲー)がプレイされていたので道を通った人はだいぶ困惑したと思う。実際男鹿も「ここでプニキしてる奴いねーだろ」至極真っ当なコメントをした。

第4戦はOsu!とかシリアスサムをした。シリアスサムをパッドかつ画面分割すると激アツe-sportsになるのでお勧め。……ゴールデンアイかよ。

ああだこうだして、なぜか治安の悪い遊び方でエイククをして(陣羽織Qも実行)
サクリファイス(CTFルールとCPルールを合体させた斬新すぎるルールセット)を散々プレイし、喉が枯れるまで叫んだ。「Wasshoi!!!」「e-Sports!!!!!!」
めちゃくちゃ面白い。
ゲームってこんなに、FPSってこんなに面白かったっけ?おそらく 頭の中に変な回路が生まれて、そいつがガンガンスパークしてたと思う。そのくらい興奮してた。
興奮しすぎて試合中アリーナニンジャになりましたが「不審者」「ニンジャというよりカウンターテロリストだ」と一蹴された。さもありなん。

理解したこと:Quake Champions、ローカルプレイが一番面白い。

10人くらいで回していた気がする。QC島ほぼ総出でサクリファイス。(治安は悪い)
凄くないですか。島丸ごとですよ。つまり誰の目から見ても大人気FPSだ。君もPLAYNOW!PURE FPSに酔いしれろ!

↓↓↓Quake ChampionsのDLはコチラ!↓↓↓


~2日目・夜~


ゲームは楽しい。つまり人生は一瞬。アッという間に夜中へ突入。

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タイムセール(モニター30枚限定5000円)で負けたり、

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アツアツの旨いピザを食ったりした。お金ない自分にとって、配給はすげえ助かります。続けてくれ!

iodateさんとも遭遇。てんぱっててまともな事話せなかったので、次はボンガとかについてお話したいです。

ゲーム投げ部さんのところ(床一丁目)にも行って、同人誌とタオルと光る角をいただいた。なんという……(興奮)
あとは洋ナシ先生を心の中で拝んだ。PROを目の前にして、緊張でガチガチになってました。予定より早く床一丁目を後にした。ローカルマルチする前から負けてるやん。

その足でサイゼでドリアを補給し、気を取り直してPUBG大会に挑む。
喉にミルクを掛ければ奇声は長持ちする、これ豆ナ。

大会結果:書かない方がマシ。

セコンドにR4NDOさん、男鹿が入ってくれたけど、俺のガバガバ運転のせいで綺麗に頭をぶち抜かれ82位で敗退しました。「だから小回りじゃなくて大回りに運転するんだよォ!」「やってるって言ってるだろ!」「ちがうちがう!ひき殺せ!」#死#「ああああああああああああああああ!!!!!」

次は殺す。

負けた後はForKさんの生配信風景を観戦しに行きました。もの凄いパワーにあふれていると思いました。尊敬しています。(小学生並みの感想)


~2日目・深夜~

草木も眠る、ウシミツアワー。この夜、LANパーティ熱狂野郎たちにより、ある恒例行事が行われようとしていた。
しかも真のe-SportsイベントたるDOA写真撮影会の裏で。e-Sportsと叫べば俺たちはみなブラザー。なおDOAも恒例行事らしい。そのバストは豊満であった。



例の奇祭2019冬、開幕である。

~ハカセによるなぜなにタイム・例の奇祭とは?~

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Dクラス職員「ハカセ、教えてください。例の奇祭とは何ですか?」

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ハカセ「良い質問ですね。例の奇祭とは、ペンライトなどオタク装備でLANパーティ中にエロゲをライブビューイングすることです」

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Dクラス「頭がおかしいのですか? あっ! これが噂に聞くLANパーティには必ず一人いる熱狂的な人ですね! 誰か注意してあげなきゃ!」

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ハカセ「いいえ。熱狂的なのには変わりありませんが、ほっといて大丈夫です。ダメならHQがしまつします。そもそもLANパーティ2日目の夜という、一番e-Sports度が高い時間になった結果です。DOAも同様の理由で咎なしです。つまり自然の摂理です

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Dクラス職員「なんだ。そんな楽しそうなことだったんですね。僕も参加してみたいなあ」

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ハカセ「とりあえずその前に、貴方にはアリーナの掃除をしてもらいましょう! なにせ交代の激しい部署なので!」

……与太話は置いておいて、レポートに戻るとする。

~例の奇祭~

第一部:ADRENALINE大会

諸君はアドレナリンというボードゲームをご存知だろうか。簡単に説明すると、毎度おなじみアリーナシューターを非電源化したようなもので、プレイフィールはTRPGやターンベースのストテラジーに近い(なんとなくX-COMとかMtGライク)であるのだが、ド派手な武器が爆発し、命の重量が1グラム以下という点においてはうまくアリーナを再現している。マニアックなネタも網羅していることから俺は野獣のような目つきでこのゲームを注意深く期待し、昨年ダメ受験生の為の店、ビックカメラ名古屋駅西店で購入、大事にコレクションしていた。それでこの日、ようやく持ち出した。

参加者は先手からでっていう選手、avaron選手、shirotsume選手、Tohtris選手、Broken選手。俺は†ARENA MASTER†として、ゲームのルール裁定とカードの切り盛りに従事。ARENAシューターを知っているからこそ、武器のネタとかcharacter造形とかの細かいネタでケタケタ笑ってプレイ。
プレイすればわかるけど、製作者は間違いなくARENAが好きで、その感情のままに割と大味作ったのか、ルールが複雑すぎて序盤誰も理解できない事態が発生。

それでもなんとかMtG経験とかARENA戦士の勘でゲームをプレイする。蛮族武器は強い。レイルガンも強い。気が付くとただ単色のフィギュアが猫みたいに動き出し、武器カードが倍輝いて見えたのは探索者みたいにペンライトを用いてフィールドを照らしていたからというわけでも眠かったというわけでもないと思う。そのくらい熱中していた。
想像力を駆使し、ルールのガバを補完していく。カードゲームで鍛えたアド計算とシンプルで武骨な駆使するBroken選手とでっていう選手がヘイトを溜める。「予約ダメージ強くね」「わかんねえwww」「何だこのゲーム面白いけど難しい」「リーサル計算」「ハースストーンかよ」……LANPARTY特有の異様すぎるノリでやってたので、気が付いたら俺は蛮族脳と化した。

オーバータイムが点数分捕り仕様となってしまったのだ。なんたる野蛮なルールであろうか!(すまない)

結果

インプレッシブをTohtris選手がバチボコに決め、Broken選手の点数を奪い優勝。やっぱレイルガンおかしい

1ST PLACE ・・・ 1ST PLACE・・・ それは誰・・・ GGWP!

Brokenさんはここで離脱。この後は奇祭第二部にして本編、「サノバウイッチ」である。

例の奇祭とは当たり前だが祭りである。つまるところ、ゲーミングサバトである。つまり伝承を受け継ぐ神聖な儀式なのだ。俺はエロゲギャルゲはPS2のPiaキャロットにようこそ!、もはや古のレリックと化した智代アフター、ナムコッ党なら必ずYouTubeで見たであろう力の入れどころが頭おかしい同人ゲー筆頭こと源平裏魔伝、みんな大好きHOTCOFFEEパッチほどの知識しかなかった。(おまけにプレイレポとか見聞した程度)

そんな自分に義務教育を施すため、今回は特別にこのタイトルを選んでいただいたらしい。(喫茶店ステラの予定だった)

俺からは一言だ。

綾地 寧々ありがとう!!!!!!!!!!!

e-Sports!!!!!!!


考えうるすべての罵詈雑言が飛び交う中、奇祭は無事終結したのでした。殺されなくて本当に良かった。

「あの」(全ルートやりますの意味)


その後は葬式(死体蹴り)を決行、ハリボーとウェルダースオリジナルをお供えし、QCDEをプレイした。なぜか本家を超えそうな勢いなのは何故。明らかに趣味でサーバーを立ててた人じゃあないでしょうレベルでDOOMに強いBOROBORO氏の協力のもと、僕が観戦モードの体力を無駄に削るフレームレートの魔力で寝落ちするまでやっていました。寝落ちして本当にすいません。

~3日目~

蛮族がやる紳士のスポーツことGOLF。気が付かずEUサーバーにつないでて「お前はよせえや」と怒られたのはいい思い出です。ごめんなさい。

持ち込んだDOOMのWADを消化して、最後の挨拶大会。いろんなQCJPの人と挨拶した。いつもありがとうございます。

Laveapeaceさんから例のおやつ、「あも」を握りこぶし大くらいの量を勧められ、一気に食らったのはこの辺。なんかマキシマム ザ ホルモンの気分でした。あまい。あまま。あままままままあま。元々付いてた謎の断面は何。

その後はジャッカスさんと適当にベイブレードをし、謎のGAMEwithライターさん(今度名刺ください)にベイブレードを布教し、ベイスタジアム輸送用の段ボールを買いに行き、パパっと片付け、Cyac式典、結婚記念式、表彰式を見て撤退。実に怒涛の展開だった。

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会場を出る。冷たい空気が旨かった。気が付いた時にはヘットヘトになって道の真ん中で笑ってた。やりたい事をやりたい放題にやって、72時間は終わってた。帰りの山手線で社会的に殺されかけた。新宿駅に降り立ち、コミケのカタログが駅にあることを知って、オタクは将来安泰と思った。ふらふらで新幹線に乗る。

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前日に購入し、大事なカバンへしまい込んだ同人誌を開くやすらぎ……戦いを終えた後の車窓……なんとなく感じるセンチメンタル的なアレは、何物にも代えがたい。(知らんがな)


興奮と疲労でないまぜになり、まるで鉛を流し込まれた頭を抱え、ジョジョラーの帰宅専用BGM、BeatlesのGet Backを聞く。予定表と照らし合わせ、次回開催地の宿も調べる。
帰ろう。

NEXT STOP ・・・ NAGOYA。


祭は、終わった。

~総括~

例のごとくそれっぽくまとめて、それっぽく終わろうと思う。

まずは感謝から。
運営チームの皆様、設営チームの皆様、本当に素晴らしいイベントをありがとうございました。
サポーターの皆様、配給をありがとうございます。
そしてコミュニティの皆様もいつもお世話になっております。ありがとうございます。いろんなお土産は大切に戴きました。

どうせ総括だから、今回の情報をもとに「C4LAN is 何」を考えよう。

ソウルキャリバーのプロデューサーさんはC4LANをみてこういった。

個人的に「C4LANって結局なんなの?」と聞かれたら、この説を推していきたい。つまり「双方向なタノシイランドである」と。ただゲームをするだけじゃつまらない。自分たちの「これが面白い、これが良い、大好きだ」を闇鍋みたく寄せ集め、参加してる全員に食わせてゆくのだ。PUBGのイベントはそれが一番出ていたと思う。なにせ、#1のプレイヤーと#99のプレイヤーが景品を獲得するんだぜ。一緒に変なルールとか、とんでもないヤジを飛ばしながらプレイしたからこそ、誰が当たってもうれしいし、優勝者はその場でたたえられる。面白くない訳がない。

他人のゲーム見て、騒ぐ、もしくは治安悪く対戦する……これはアスレチック遊びと同じで、遊びとコミュニケーションを同時にやるようなものだ。当たり前だが、人間同士の温かさと情熱が今している事に上乗せされれば、100ケタづつ楽しさは上がる。多分Googleとかはそういう研究している。
冒頭でも書いたが、嬉しい気持ちは人間を一番突き動かす燃料になるのだ。

あと忘れちゃいけないのは「実家のような安心感」だろう。人の家にゲーム持ち込むってのは俺らゲーマーは常にやってきたことだ。そこで俺たちは何をしたか?妙なハウスルールをひっさげて、延々とスマブラとかみんなのゴルフしていたのではないか。

何が言いたいか。誰もが言うけど、ここには提供者がいない。いたとしたら全員がそうだ。さっきも言ったけど、DIYの精神に則ってはしゃぎ倒すって所に「不恰好だし馬鹿だけど、楽しい!」って思える要素がある訳である。あくまでも白帯のままというか。PROゲーマーPROイラストレーターとかの敷居なしで、単純にすげえ広い友達の家ですげえたくさんの友達と遊ぶようなもんだ。計算づくでやるんじゃなくて、超高級な道具と食材でフツーの見た目の弁当作っちゃう所に喜びがあるっていうか。
事前に仕込まれた電気とネットと椅子と机とエナドリ数本以外何もない場所で、ほぼ自力で準備して、自分でやりたいこと見つけてやるって、メチャクチャめんどくさいけど、そこがすごい楽しいんだと思う。
でも単純になんとなく俺は嬉しい。
別の側面から見てみると、ゲームっていう共通項をもとにお祭りができること、それ自体が奇跡的だ。知っているものはsteam idとTwitterアカウントだけだったオンライン上で交流していた人間たちが、ゲームが好きであることを資本に地域無視無国籍でワッショイワッショイ騒ぐのである。考えるほど恐ろしいけどすげえ。
もっとハイブロウに語るとする。THE BOSSはこう言った……いや、もはや語るまい。星の王子様でも誰でも言っている。世界がどうとか、あーでもないこうでもない言うようなものではない。Sportsの源泉はFUN&JOY。この赤ん坊が最初に覚える感情に、ハッシュタグをバカほどつけて○○式ビジネス術とうそぶくインフルエンサーの皮を被ったタルサドゥームの付け入る隙はない。

……すまんな。お説教をしに来たのではないのだ。俺は今感情を伝えに来た。そこに戻ろう。

楽しい。すげえ楽しい。e-sports最高。
それだけあれば充分である。逆に全てだ。LANPARTYには揃っている。

本当に纏めよう。
人々がいろんな風に楽しんで、なんでもやればいい。俺たちはこの過酷砂場みたいな遊び場で、意識の高いような話ではなく、本能的なおもしろさや喜びを共有することで空気を生み出して、次もまた会おうと言い合えるのだ。それが面白いのだ。
今刺激は過多で、何もしなくてもチキンとかモンスターで変な所に変に肌荒れを起こす。だが面と向かって語らうことで、自然と心の氷が溶け出し、純粋な人間の野生のあたたかみが輝く……そんな話だ。たぶん。あとはディズニーのウォーリー見て。SFネタ満載で面白いよ。

そして俺の心はいま、平和である。
興奮から解放され、新鮮な気持ちでゲームをしたからだ。何十時間もプレイしたゲームが不思議なもので、C4LANの後だと新作気分で遊べた。べつにへんなハッパとかは吸ってない。
あーあ。
何が言いたいのかつかめない。やっぱり俺個人が「ああでもないこうでもない」なんて言えるほど単純じゃないし、意見もひねくれてるのでこのあたりで終わるとする。C4LAN分かんねえわ。面白いことはいいよね!
そんなわけでよろ。

とにかく来てくれ!来てくれないと始まらない。家の中でオンラインFPSをしてブルーライトに包まれるだけではなく、人間と出会ってフリー素材になりながら、野原で楽しむ時代が来たのだ。SNSばかりにとらわれるな。運営本部はそういうメッセージも込めているだろう。
たぶん俺以外の参加者さんも同じことを言っている。ぜひ参加してみてくださいね、と。
大事なことだから何回でもいう。恥ずかしいことも面白いし、コミュニケーションのためのゲームがあり、ゲームのためのコミュニケーションを取れるサイコーの場所である。ゲーマーは全員集合してもいいくらいだ。義務だ。いっそそうしよう。国会に請求すべきだ。ただし、俺は次の会場にいるかはわからない。だが、これを読んだ貴方が次に現地で俺の感じた熱狂と感情の濁流を感じてくれたらそれ以上のことはない。

最後に言うぞ。

C4LANにぜひみんな、参加してみてください。ゲーマー達が待ってます。

ーおわりー

こうしきこくちこーなー

持ち込みゲーム(紹介漏れ)


これにて帰還報告は終了。

◆業務連絡◆
・現地画像の大半はC4LAN公式ギャラリーより引用しました。問題がある場合、ご一報お願いします。
・引用した写真付きツイートで、「自分が映ってる!やめてくれ!」等もご連絡願います。検討の上、速やかに編集もしくは削除します。
・この記事は個人の見解であり、Cyac社、運営チーム、他の参加者の権利、総合的なC4LAN論等とは一切合切関係がないことをここに明記しておきます。



コインいっこいれる