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【DOOM ETERNAL】メキシコ式・バトルモード攻略サバイバルガイド

*WELCOME TO THE DOOM ETERNAL  ARENA*


永遠の闘争へ向けて

ようきたのお。今回はメキシコ式ということで、逆噴射先生をリスペクトしてかく。最初にゆっておくが、おれは発売日に買ったDOOM ETERNALを3日でクリアした。こいつは期待通りデーモンをボコボコにし、アドレナリンが爆発し血液が逆流する真の男のためのアクションゲームであることは保証できる。

だが今回おれは「BATTLE MODE」のメキシコについて書くことにした。はっきり言ってこのモードはICON OF SINを粉砕したあと、スコアアタックもせずにシークレットのフィギュアを眺めながら、ブレックファストコーヒーを飲み、老いて死ぬような腰抜けお断りの真の男の大地であり、そうでなくても苦労してウルトラバイオレンスとかナイトメアをクリアしたお前の心をコテンパンにするだろう。

つまりBATTLE MODEとは、戦い忘れたお前の魂に地獄の業火を灯すメキシコであり、俺は一度投げだしそうになったが、何回かやっているうちに勝率はさておき、セオリーを理解し始めたのでここに忘れぬようメモることにした。これを見て勝てるかどうかは保証しないが、なんかわかることがあるかもしれない。理解したやつだけ、着いてこい。

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アリーナが呼んでいる

前作のマルチモードも確かに面白かったが、ガトリング砲を撃ちまくればとりあえずその辺の野良犬でも勝てるくらいの劣悪バランスであったことは認めなくてはならない。だがid softwareはQCを実験台にして沢山のマルチプレイ経験値をため込んで、このバトルモードで勝負を仕掛けてきたのだ。
俺は最初、そのことを忘れていた。意気揚々といつも通りデーモンをタコ殴りにできるとおもっていたのだ。それは大きな間違いだった。バトルモードを起動して、とりあえずスレイヤーを選んだおれを待っていたのは無慈悲な悪魔による包囲攻撃だったのだ。訳も分からないうちに俺のヘルスゲージはゼロになり、3回続いておれは負けていた。そしてつぶやいた・・・「WHY・・・id software・・・?(どうして・・・?)」と。

理由は簡単だった。ざっくりとしたルールしか頭になかったのだ。だからまずお前はルールを理解する必要がある。理由は単純で、なぜか公式サイトには明文化されていないからだ。

・勝利条件と前提知識・
1・スレイヤー(DOOMGUY)1人、デーモン2人で戦う変則デスマッチ。
2・どちらかを全滅させた方がラウンドを取る。
3・五戦中、3ラウンドを先に取ったら勝利。

・スレイヤー側ルール・
1・スーパー武器はチェーンソー、フレイムベルチ、ブラッドパンチのみ。ただしBFGは3ラウンド目以降、所持するか選べる。大体の効果はキャンペーンと同じ。
2・初期強化状態はLV2。ただし弾薬は最大まで持てる。3ラウンド目以降、センチネルアーマー起動を使用することでLV4までアーマーと体力が増強される。
3・武器MODはマスタリー済みである。
4・一人で戦う。(重要)

・デーモン側ルール・
1・アーチバイル、マンキュバス、マローダー、ペインエレメンタル、レヴナントの中から一人選ぶ。被りでもよい。
2・仲間のデーモンを召喚できる。使えるデーモン以外のヘヴィ級がラインナップされている。つまりスレイヤーは召喚したデーモンに対し、チェーンソーが3目盛り必要。(重要)
3・死ぬと20秒くらい後にリスポーンする。体力は減った状態である。
4・2人が死んだ状態であると敗北する。(重要)

これを見ればわかる通り、このバトルモードはさながら地獄の獣とタフな剣闘士の対決であり、お互いにデッドリーなバランスである。ほかにも細かい要素はいろいろあるが、とりあえず「補給線を絶たれて囲まれると負けるのがスレイヤーで、近寄られた上、分断されて各個撃破されると負けるのがデーモン」と覚えておけば大体は大丈夫だ。ようはLoLとQuakeとデッドバイデイライトを融合させて、オーバーウォッチをふりかけたもんだと思っておけ。
だからまずお前はこの勝利条件を頭に叩き込むことから始まる。このバトルモードは敵をたくさん殺せば勝てるものではなく、ちゃんと勝つための道を組みながら戦う戦略ゲームだからだ。
適当に銃とか撃ったり、不用意にスレイヤーに近づいたりするとお前は無慈悲に死ぬこととなるだろう。PvPであるから、シングルキャンペーンのようなパターン構築もあまり当てにならない……そういう寸法だ。ただし定石はある事にはあるので、いまからコツとしてメモしてゆく。

スレイヤーの戦い方

はっきり言うとスレイヤーで勝つのは相当難しい。レンツの法則とかはお前も知っているだろう。2たい1なのだ。つまり、シングルキャンペーンではお前はデーモンを一方的に殺戮する復讐の天使だったが、今回ばかりはお前自らの技量によってDOOM SLAYERにならなくてはならない。つまり本格的に鍛えなおすときが来たのだ。AUTO-AIMの腰抜けギミックにとらわれていないで、まず初めにお前は孤独なアントニオバンデラスとしてアリーナへと送り込まれ、インチキみたいな戦法を取るデーモンをなぶり殺しにして行け。

・リソース管理が一番大事:スレイヤー側は弾薬を資本にデーモンを倒さなくてはならない。ぶっちゃけ最初から持っている弾薬だけではどうしようもないので、何発か敵プレイヤーに打ち込んだ後、召喚されたデーモンを殺したり、自然発生するインプとかゾンビをチェーンソーで斬ったりフレイムベルチで焼いたりしてリソースを集める必要がある。デーモンと決定的に違うのは、こうして戦闘中に回復する力がある事だ。危なくなったらすぐにリソースを集めて、いつも最高の状態で戦わねばならない。満身創痍でマシンガンを百発百中させ敵を倒せるのは真にバンデラスしか不可能だろう。とりあえず敵を倒すことを考えるより、生き残ることを考えろ。

・ザコを殺せ:シングルキャンペーンと違い、ザコデーモンは無限に発生するので、逃げ回って放置しておくとそのうち取り囲まれてお前は死ぬ。その辺のインプにかみつかれて食われた死体は野良犬ですら顧みないだろう。さらに敵デーモンは、さんざんお前を苦しめてきたヘヴィを即席ラーメン感覚で召喚するのでらちが明かない。そのまま殺さないでおくと、次から次へとやって来るので、お前はどんどん端っこに追い込まれて、ロケット弾で自爆するのが関の山になる。
そうなるまえに、おまえはデーモンを倒す必要がある。くれぐれも最前線に突撃して死ぬような戦法を取らなければ、お前は絶対に有利である。リソースをゲットできるからだ。それと同時に、召喚されるデーモンの特性を頭に入れておくことが官人だろう。これはインフルエンサー気取りのタルサドゥーム記事ではないので、20000円払わないと教えないとかそういう事は無い。お前だけでなくおれも覚えておきたいので、メモしておく。ゆっておくがコレを参考にして戦って負けて泣いても俺は責任を取らない。あくまで、お前自身の戦い方で栄光を掴むのがアリーナ戦士とゆうものだ。

ザコ
・ゾンビ:
その辺で棒立ちしているので特に脅威でも何でもない。ただの補給箱だろう。ただし後半になって追い込まれると、なかなかいい仕事を始めるので、ピンチになる前にアイテムを分捕っておけ。
・メカゾンビ:ゾンビに武器が付いたのがメカゾンビだ。これも勝手に発生する。こいつはそこそこ固く、火炎放射攻撃がわりと厄介なので、チェーンソーの候補になる。
・兵士:メカゾンビと似たようなものだが、足が速いのでイライラする。ただし発生はしにくいのでそこまで問題ではない。チェーンソーのターゲットにとられると一番イライラするやつだ。
・盾兵士:召喚するデーモンはレヴナント、アーチバイル、ペインエレメンタル。道を塞ぐように召喚されることが多く、こいつが出てきたらすぐにプレイヤーの攻撃を警戒すべきだ。盾がわりかし大きいので弾丸を吸われてしまう。ロケランのロックが反応した日にはもう泣くしかないだろう。
・インプ:シングルよりも弱いが、相変わらず火炎攻撃が強いので、早いこと弾薬箱にしてしまえ。囲んできたときがだいぶ厄介だ。

ヘヴィ
・アクラノトロン:
召喚するのはアーチバイル、マンキュバス、たしかマローダー。シングルに比べて弱体化している印象を受けるが、アリーナはめちゃくちゃ狭いので、純粋に邪魔である。包囲攻撃で多用されるのでこいつを見たら背後にも警戒する事だ。
・メイカードローン:シングルでも固い上に倒しにくい敵だったが、今回はさらにスポーン間隔が短く設定されているので居残りやすい。移動式タレットみたいな感じで配置され、地味にチェーンソーが3目盛り必要なので鬱陶しいことこの上ないだろう。こいつを見たらとりあえず逃げるか遠くから狙撃する事だ。
・ヘルナイト:なぜかヘルスがナーフされているのか、よろめきやすいのかは知らないが、シングルに比べて弱くなっているのがこいつだ。アクラノトロンと同時に出ないと言う事もあるだろう。パンチ攻撃やジャンプ着地の厄介さは変わらないが、殺しやすさは上昇しているので、懐をかいくぐり仕留めてゆくのがいいだろう。
・カコデーモン:間違いなく最強のデーモンだ。シングルではふわふわ浮いているマスコットだったし、なんなら爆弾を食わせて安全に処理できたが、今回はまず孤立して発生することが少ないので、爆弾による処理も危険が伴う。かといって接近すれば噛みつき攻撃がお前をまつ。プラズマボールもかなり痛い。絶対に無視せず、優先して殺すのがこいつだろう。

・移動オブジェクトを覚えろ:おれとかお前はPROゲーマーではなく、弾丸を放って勝てるほどの力量はない。だが幸い、スレイヤー側の有利要素として、鬼のように高い機動力がある。これはどういうことか? 簡単に言えば、スレイヤーは自らの勝ちやすい条件に持ち込むため、敵同士を引き離しやすくできるということだ。スレイヤー側は使えるオブジェクトがデーモンより多いうえにジャンプが強く、適当に動き回るだけでマンキュバスをはじめ、弾速の遅いデーモンの攻撃は当たらない。とりあえず、ワープゲートと、パルクール用の黄色い棒(何と言うのかはしらない)の位置を覚え、物陰に身を隠しつつ、デーモンを狩って行け。このアリーナではお前はただのタフガイではなく孤高の狩人だ。

・武器を選べ:基本的に速攻した方が強い。つまり、ロケットランチャー、スーパーショットガン、バリスタ、チェインガン、プラズマガンを組み合わせて飽和攻撃するのが常道の勝ち方である。
そもそもスレイヤー側の攻撃力はデーモンと比べ物にならないので、ちょっとロケットとショットガンを叩きつけるだけで敵は肉片に変わる。そしてお前は連続KILLを強要されているので、できる限り、回復されない程度まで減らしておく(カードゲームの用語を使うならリーサル計算をする)と、お前の武器選択肢はおのずと見えてくるだろう。

スレイヤーが覚えておいて損はないことはだいたいこんなことだ。これを見ていれば分かる通り、基本的にスレイヤー側はシングルキャンペーンを慎重にプレイする気持ちで遊べば良い。ただし調子に乗って突撃しすぎるとか、策もないのにBFGを入手するとかはやめておけ。

お前がデーモンをやるなら

正直に言うと、おれはデーモン側の方が好きだ。理詰めで動いて、どこでしくじったかわかりやすいからだ。それにシングルキャンペーンとは一味も二味も違ったゲーム性があって面白い。しかしながら、おれが一人で野良に潜り込んだ時、右も左もわからずにスレイヤーの元へ突撃し、無残な死体を残してる奴があまりにも多かったのでここにおれが発見した戦法をメモすることにする。スレイヤーが剣闘士なら、デーモンは危険で制御不能な猛獣と行った所だろう。だから戦い方が違って当然である。

・組み合わせを考えろ:試合開始前からデーモン側の勝敗が決まっているとゆっても過言ではない。この組み合わせというのは、デーモンが2人がかりでスレイヤーと鉢合わせたとき、どれくらいスレイヤーに被害を食らわせられるか? という事に直結している。例えば二人ともマローダーならDPSがいないのでスレイヤーがめちゃくちゃ有利だし、二人ともアーチバイルならそれはそれで困るだろう。
とりあえず現在はコンビネーションの研究段階なので詳しいコメントはできないが、味方がマローダーとかをやりたがっていたらマンキュバス、アーチバイルをやりたそうだったら盾になれそうなデーモン、ペインエレメンタルならレヴナントを選んだりすると、なんとか行けると思われる。

・絶対に召喚しろ:これをやるかやらないかで、デーモンの勝率が格段に変わってくる。召喚というのはデーモンを呼び出したりハザードを発生させたり回復ゾーンを出現させたりすることで、お前のほかにシングルキャンペーンでさんざんお前を痛めつけたデーモンを今度は味方にできるのだ。

なぜ召喚する必要があるのか? おまえはあほではないので算数ができるだろう。たとえばお前がもしブチョの部下で、1人きりでバンデラスを殺して来いと言われたとする。バンデラスはギターケースに銃をしこたま仕込んでいるのでおまえのチンケなピストルでは、よほどダニートレホみたいにナイフを投げて奇襲しない限り勝つ見込みはゼロで、そのままハチの巣にされ、野良犬が憐れむような死体を晒す羽目になるが、そこ他のブチョの部下がそろえば、もしかすると勝てるかもしれない。つまるところ、バンデラス1人に対して100人くらいけしかけないと、戦力比率が1:1にならないのだ。

このゲームも同様だ。スレイヤーははっきり言ってデーモンと対峙した時に絶対勝てるようになっており、お前が卑怯もラッキョウも承知の上で戦いに挑まないと、アーマー+回復しまくるヘルスゲージを空っぽにしてブチ殺すことは夢のまた夢である。
いいか、戦いが始まったら、強そうなデーモンを召喚してとりあえず様子を見ろ。相手のアーマーが減ったら、次のステップに進むべきだろう。

・嫌がらせをしろ:スレイヤーも人間のなので、わちゃわちゃしていると混乱し操作ミスを起こす。つまりやれ。具体的には、スレイヤーの進路をふさぐようにデーモンを配備し、近寄ってきた瞬間にハザードを発生させて痛めつけたり、あるいは味方がピンチなときに乱入し火炎放射器をお見舞いするなどだ。もちろん、リソース封印も忘れずに行い、どんどん相手を狩りの舞台に持ち込め。このさいスレイヤーの位置が分からないとお話にならないので、常に敵の位置に気を配っておくといいだろう。お前の野生の獣ーWOLFーとしての勘が必要になる時が来たのだ。
それとスレイヤー使われて嫌な武装は割と「F」キーか右マウスボタンに設定されていることが多く、おまえがいろいろ試してみて、「これは妨害にいいな」と思ったら積極的に活用すべきだ。

・とどめを刺せ、ピンチなら逃げろ:基本的にデーモン側はさほど強くないので、積極的に姿をさらせば、すぐさま消し炭になるのは目に見えている。だから近寄られないように、あるいは近寄って来たときに自ら攻撃を加える(そもそもが近寄らないと話にならないマローダーとペインエレメンタルは例外)のだが、そればかりしていては、せっかくのチャンスでも速攻で回復されて一気に形勢逆転されるので、どこかでケリをつける必要がある。
そのタイミングはいつか? 基本的には、じわじわと戦っていて、相手の体力が半分程度になった時である。そこで勝負をかけろ。このタイミングでお前は一気に距離を詰めて、手痛い攻撃を叩き込むことをしっかり覚えておけ。マンキュバスなら火炎放射器、レヴナントなら一斉射撃、マローダーなら全武装をフル活用して一気に殺すのだ。

いいか、もう一度言うが、デーモンサイドはずのうの勝負である。だからプレイヤーがこのセオリーを覚えているかいないかで勝敗が決まると言ってもいい。突入タイミングは完全におれの感覚だし、おれよりFPSが上手いヤツ(たぶんその方が多いだろう)なら8割程度から突撃してもいいと思うが、その時に注意すべきなのが「突入は自分も打撃を食らう」ということだ。

なんかいでも書くが、スレイヤーの方が攻撃力が高い。体力が無い状態で突っ込んでも、タダの図体デカい的である。だからこそ回復ゾーンを設置したり、デーモンを召喚して肉の壁をつくるのだ。ちょっとちょっかいかけてみて、思ったほど相手の体力を減らせられないのなら、潔く引いて再び召喚し続けることが大切だろう。あとは味方が死んだら速攻で逃げ回れ。

バトルモードで便利なもの

ここからはおれとか、おれのFPS仲間が発見した必殺コンボを書いていく。スレイヤーかデーモン問わず闇鍋みたいに入れていくし、実用性は良く分からんので実際におまえ自身で試せ。これで負けてもおれは責任を取らない。

・スーパーショットガン+バリスタ:この武器を撃った瞬間に入れ替えて連発するコンビネーション攻撃はシングルでも強いが、バトルモードでは余計に攻撃力が上がっている。なぜなら敵の数が少なく、スレイヤーの操作ミスが起こりにくいからだ。この攻撃方法はだいたいスレイヤー側が勝負をかけるときに用いられ、気が付いたらデーモンが融ける、恐るべき破壊をもたらすのだ。特にコツとかは無いので慣れていくほかない。

・ロックオン・ロケットランチャー:まず対面したらデーモンは避けられない。これ以上言う事は無い。

・詰所戦法(使えるデーモン:マンキュバス・アーチバイル):このデーモンたちは詰所戦法と俺が勝手に呼んでいる、極悪非道テクが使えるので紹介する。方法は簡単で、まず敵を狭い天井付きの場所に追い込む。次に敵が近寄って来たら、マンキュバスなら「スモーク、ハザード、カコデーモン、メイカードローン」の順番で敵と罠を充満させ、一気にヘルスゲージを奪い去る戦法である。またアーチバイルなら、まず壁を張ったあと、ファイアーレイクで敵の足元を奪い、あとは適当なミニオンで焼き殺し、味方が狩りやすいようにお膳立てすると詰所になる。
この戦法がいい理由は、単純にスレイヤーに対して一定のダメージが期待できること、マンキュバスならば無被害で火炎放射器の射程に持ち込みやすいので運が良ければそのままラウンドを獲得できることだ。アーチバイルでやるのは慣れが要るが、上手いことハマれば即座にスレイヤーを大炎上させられるだろう。

・ダブルマンキュバス:ダブル戦術……それは連携の取れたツーマンセルでないと効果を発揮しない、非常にリスキーなものであるが、マンキュバスだけは例外的に野良マッチングでも効果を発揮する。その理由が体力と武器の優秀さだ。2体のマンキュバスがアリーナに降臨する事で、純粋にファイアボールでハラスをかけて、火炎放射器で滅殺する機会が倍になる。これがどういう事かはお前には大体想像つくだろう。巨大なダンプカー相手に軽自動車が突撃するくらいの無茶なプレッシャーをスレイヤーにかけることが出来る。強引に強みを伸ばすコンボであることから、ここで取るべきスキルは「体力増強・ミニオン強化・火炎放射器強化」の3つのうちどれかになる。それ以外は器用貧乏になってしまいがちなのであまりお勧めしない。

・アグロ戦術:速攻型とも。対応デーモンはマローダー、ペインエレメンタル、レヴナント。これはだいぶリスキーだし、ほとんどボイスチャットが通じる相手限定になってしまうが、とにかく開幕でスレイヤーの元に向かい、デーモン召喚をバラまきつつ、挟み撃ちする戦術である。この戦法のいいところはクールタイムが短いうちにあらゆるスキルを不発にすることなく実行が可能で純粋に遊んでて面白いことだ。ダメな所はテレポーターに逃げ込まれるとどうしようもなくなることである。
3ラウンド目に「デーモンの猛攻」を獲得することで、より威力が上がる戦術であろう。

・自爆術:体力が減った時にスレイヤーへと一直線に、破れかぶれの特攻を行い、そのまま爆死することでリスポーン後の体力を獲得しようとするトロール寸前のクソ戦術だ。遅延行為っぽい挙動なので今後ナーフか禁止される可能性が高いが、デーモン側は正直言って使えるものをすべて使わないと勝てないので、ジリ貧になりそうだったら試す価値は無くはない。相方にもの凄い負荷をかけるので、よほどのことが無い限り辞めておけ。

とにかくid Softwareの対人戦は面白い

おれは過去の記事でidのゲームにあるオンラインマッチは麻薬的に面白いと言ったが、このバトルモードでもそれは変わっていない。一度バトルモードが持つうまみに気が付いたら、オンライン要素が単なるシングルキャンペーンの添え物ではなく、両A面みたいなメインディッシュに変貌するだろう。だがしかし、idも全く反省しておらずとっつきにくさと説明されていない状態の難易度はQuake以上であることを認めなければならない。

だが俺はおまえのためにここまで書いた次第だ。この酒場メモを読んだお前なら、タイトル画面からワンクリックするだけで挑める過酷なメキシコ大地に一人前の男として乗り込めるだろう。バトルを繰りかえすうち、お前の筋肉はたくましくなり、いつの間にかXPが溜まり、新たなスキンを解禁できる……そしてその真の男の証を身にまとい、またお前は銃を取る……こうして無限に戦いは続くのだ。とりあえず現段階は粗削りな雰囲気があり、持ち前のポテンシャルを100%出せていない気もするが、とにかくミニマルかつ大胆で面白い、DOOMらしい対戦である事は完全に保証できるので、今すぐ起動して遊んでみるべきであろう。もしかしたら、おれと戦うことになるかもしれない。その場合おれは情け容赦ない破滅をもってお前を殺しに行くだろう……おれの目の前に有るのは銃と肉片と悪魔の腕のみ。帰還命令と報酬金はない。危険な荒野だからだ。そう……ここは地獄の一丁目、NEXT STOP、HELL ON EARTH……! またアリーナでお会いしよう……!

ー完ー




免責事項と感謝

この記事の制作にあたっては、冒頭でも示した通り逆噴射聡一郎先生の影響を受けています。ここに改めて感謝をいたします。また、使用されている画像はベセスダ公式からの物です。不都合がありましたら連絡ください。

そして最後になりましたが、現時点までの攻略研究に付き合っていただいたtohtrisさん、detteiuさん、AinyVTさん、男鹿 梨衣子(洋ナシ)先生、DOOMJPコミュニティの皆さんにも、感謝をここで申し上げます。

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