労働環境がきつくなりやすい部署の法則

昔、営業に力を入れている商社で営業職として働いていた時に感じたことがある。

営業は顧客との兼ね合いもあり他の部の人より遅くまで仕事し、
休日の出勤率も他の部より高く、
全国転勤の可能性も他部より高く、
数字は強く追いかけられる。

勿論遣り甲斐や裁量もあるが一旦それは抜きに考えた場合、他の部よりも労働環境は結構な大変さだと思う。

ただ、営業だからという理由は本質的でない。
他の業界を考えると少し異なる。例えば大手建築会社。

営業は転勤はあるが現場監督の工事担当程じゃない。労働時間も営業より現場監督のほうが長い。休日出勤も然り。

じゃあ上記の労働時間や転勤といった労働環境の偏りはどこから生じるのか。絶対ではないがこれまで考えてきて一つの答えがある。

それは、
『その会社にとって大半の人数を締める部署ないし同等の機能をもつ部署であること』
ということ。

上記労働条件を仮に大変な部類と呼ぶ場合、
・営業会社は営業部が大半を締め、営業部が条件に該当しやすい
・建築会社は工事部が大半を締め、工事部が条件に該当しやすい

ということ。

その流れで考えるとホワイトカラーでも労働環境は必ずしもいいということではないはず。
仮説だが会計事務所は会計士が属する部署が相対的に労働環境が大変なのではないか。

これまで自分は異なる業界で様々な業種で働き周りを見てきたが全部この法則に当てはまる。

つらつら書いてきたが、別に労働環境の良しを正義として語るつもりはない。

ただ、もし労働環境を重視する方で悩んでいるならば、逆にこの規則性を利用して狙う先やポジションを検討してみてはいかがだろうか。

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