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ソーシャルビジネスで生き残っていくために必要な「ズルイ考え方」

夜更かしして読書したら、1日中しっかりと眠かった川本ですw。僕にとって、睡眠は仕事において、超重要な要素だと改めて感じました。

先日、ソーシャルビジネス(社会課題解決のプロジェクト)を続けるために必要な「お金」について話にあがりました。それを今回のブログではシェアします。

#僕が勝手に考えていることです!
#あくまでもわかりやすくするために、ビジネス的な視点に絞って伝えます。

非営利活動1本でお金を作るのは無理があるかも。

ビジネスにおいて、売上をあげること・利益をあげることはとても重要です。しかし、ソーシャルビジネスをしていると、社会や地域の課題を解決することに比重をおき、補助金や助成金に頼ったプロジェクトをしている方とお会いすることもあります。

僕は補助金・助成金は制度だからこそ、利用できるものをドンドン使えばいいと思っています。ただ、問題はそこからです。補助金などに頼りきってしまうと、無理に売上・利益をあげる必要がなくなります。つまり、補助金が切れたら、事業の継続が難しくなる事態に陥ります。これは、色々な方が課題としてよく取り上げていますし、僕自身も相談に乗る機会があります。いいことをしているのに、これは悲しいことですよね(涙)

ここからは沢山のプロジェクトに関わってきた、僕の見解です。

社会や地域課題を解決すること(非営利の活動を含む)はとても価値があることであり、地域文化を守っていくためには大切なことです。だからこそ、売上を上げることがプロジェクトリーダーの理念と異なるなら、1本の企画だけで無理に売上を立てることがゴールではなくてもいいと思っています。もちろん、赤字はNGですよ!

非営利の事業と、営利事業を分けてつくることが大切って話です。


ソーシャルな活動の魅力は「共感」から生まれる影響力

地域課題を解決するプロジェクトには、「共感」を生み出す力があります。例えば、耕作放棄地問題、事業承継の問題、自然環境保全の問題など、住民の方々だけでなく、企業の方も関心を持っていることが沢山あります。

僕も昔、本気で地域の観光資源になるようなブランドづくりを挑戦したことがありますが、多くの企業の方に助けていただき、地元の方にも沢山購入していただいたことがあります。盛り上がっているプロジェクトには、スポンサーや協賛がついているケースもあります。また、社会的な活動はTVや新聞などのメディアも取り上げてくれることもあります。自治体の支援もあります。

普通のビジネスだと、商品を作り、広告宣伝・営業することで販売をします。ただ、ソーシャルビジネスは、「共感」で、お金や人や組織が動きます。わかりやすく言うと、お客様候補が集まっていることと同義です。

これってすごいことだと思いませんか??企業が使っている営業や広告コストが、ソーシャルビジネスの場合、普通のビジネスほどはかからないのです。僕は予算が潤沢にあるわけではないので、いつも知恵を絞りながら、企画を作り上げています。

#自分で書いていて、ずるいなーと思うw。
#ただやりたいことをやるためには、なんでもやる!

集まった企業・人と一緒に、高付加価値な商品を作る

ここからがソーシャルビジネス実践者が考えるポイントです。非営利事業の持続化が難しいなら、強い営利事業を別軸で作ることを重要です。これは、社会課題解決に完全に乖離する必要はありません。自分たちのミッションにマッチしたプロジェクトを創造しないと、モチベーションが続かないですからね。

集まった見込み客(個人・企業など)が悩んでいること、解決したいことが何かを分析して、高い利益を生み出す事業を作っていくことを考える必要があります。ポイントは、高単価で販売することです。よく非営利事業をやっていると、営利だといって、安いものを考える傾向があります。それだと、非営利活動を増やしているのと変わりがありません。

素敵なプロジェクトを継続するためには、利益を作り、人が雇える状況を作っていくことが理想です。だからこそ、「お金」を作っていくことから逃げてはいけません。もちろん、失敗も沢山ありますが、不可欠なことだと思っています。簡単なことではないけど、挑戦しないとはじまらないのです。

まとめ

僕自身、ソーシャルビジネスに関わって、10年近く経ちます。非営利事業と営利事業のシナジー効果を考えながら、毎年企画を作っています。偉そうに伝えていますが、正直そんなに綺麗な話ではありません。地域で憧れる仕事を生み出すために、必死で試行錯誤をしてきた、自分なりの解釈を書きました。

先日、「川本さんはビジネスから考えているのですか?」と聞かれたことがあるのですが、回答は両方です。

経験値ができてからは、カタチにしたい社会を実現するために、色々なリソースがわかっているから、ビジネスを先に構想し、顧客候補が集まりそうな活動を作っています。ただ、経験値がないころは、成し遂げたい未来を想像して、非営利だとしても自分がやるべきことを作ってきました。

にわとりが先か、卵が先かだけの話です。やり方はどっちだっていいと思っています。

僕は、自分がワクワクしながら、地域のために役立てる仕事を作りたいという軸で動いています^^。今回は、あくまでも「お金」を生み出すための考え方をシェアさせていただきました。もし共感したら“いいね!”や“コメント”よろしくお願いします♪

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「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である」
By 小林一三(阪急・東宝グループ創業者)

運営:株式会社BPL


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