臨月日記 40週4日 -最後の健診

私がお世話になってる産院では、40週を過ぎたら健診が週2回になり、その2回目までに兆候がなければ強制入院となる。その1回目の健診に今日行ってきた。前回健診から3日しか経ってない。NSTの結果を見つつ、先生から「まだまだだね〜」と言われ、無事(?)に次回で入院する運びになった。

普段生活していて、突然破水したり陣痛がくるのも怖いが、いつまでも産気づかず、促進剤で促すのも怖いと感じる。産気づかない原因がわからないが、何かしら抵抗する因子が私の身体にあるんじゃないかと思うと、それを促すことがなんだか自然に反するような気がするのだ。

いよいよ怖くなってきて、超過4日目にして初めてラズベリーリーフティー※を購入してみた。(※安産や産後の体力回復に効果があると噂のノンカフェインのハーブティ。詳細は検索いただくか担当の先生に聞いてみてください。)もし本当に効能があったとしてもいくらなんでも飲み始めるのが遅すぎると思うが、いざ分娩台で後悔するよりマシだと思って飲んでみた。普段ハーブティの類はほとんど飲まないので味の良し悪しは分からないが、とてつもなく飲みにくいものではなかったのでよかった。とりあえず、安産と、あと母乳の出も良くなったらいいなとひそかに期待している。ちなみにAmazonで買うと着荷が早くても入院日になると分かり、慌てて健診の帰りに成城石井とカルディをはしごしてなんとか見つけて買った。

母乳に関して言うと、母親学級で教わった乳頭マッサージを、正産期に入って以降毎日欠かさずお風呂で実施している。両乳で5分。しかし母乳どころか汁らしきものは一度も出たことがない。マッサージ中は多少お腹が張る気がすることと、風呂上がりに乳首がパジャマに擦れてヒリヒリするだけだ。これが出てくれたら出産への不安も多少軽減したと思うのだが。

今夜、明日、明後日を家で過ごしたら、次は生まれた息子を抱いてこの家に帰ってくることになる。(もちろん、不測の事態が起きなければ、だが)
旦那と2人の生活もあとわずかだと思うと感慨深い。付き合って1年半、同棲して1年なのでそんなに長い年月ではないが、お互い試験勉強や仕事をしてる時間を除けばずっと2人でいることにストレスを感じないので、日常に占める2人でいる時間はかなり多いほうだったと思う。その空間が近々3人になるなんて、しかも3人目は2人の両方の遺伝子を受け継いでいるなんて、想像ができない。いよいよ、世帯を持ったのだなぁという感じがする。

私はビビりなので、『ちゃんとした母親になれるだろうか』『叱り過ぎたり、過保護になってしまわないか』等と、“母になる”プレッシャーによる不安でいっぱいなのだが、旦那からはあまりそのような不安感はうかがえない。全く不安に感じていないことはないと思うが、産後の話をしているときに普段と同じトーンで「わしとちびすけ、どっちのお尻が可愛いかな..」と言われると、本当に大丈夫かとは思う。
でっかい赤ん坊にはならないでほしいが、思い返せば初めて母子手帳を手にしたとき『赤ちゃんのうんちの色見本一覧』のページで、聞いてもいないのに「わしのはこれだけど..」と指し示したときから、その片鱗があったのかもしれない。頑張って2人で親になってゆきたい。

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