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ストッカーを作ろう その3
前回はこちら。
今日は側板にCNCで模様を入れます。派生記事で書いたスライムとドラキーを掘ります。
3つ並べてスライムタワーになりました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54499177/picture_pc_6e39526dfe6e98cae4a5a12900ff7473.png?width=800)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54499200/picture_pc_29b398001bafdd681f69b6077370deb7.png?width=800)
さらっと書いてるけど、半年ぶりなので操作方法やくせを忘れてて苦労しました。スライムは 1/8inchで彫れるけど、ドラキーは模様が細かいので1.5mmのビットを使います。その分時間がかかります。シミュレーションで確認したらCNC用のncファイル(中身はgcode) をLubanで開きます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54499287/picture_pc_eb643de1a849ae5a9e97424b0fb1f77d.png)
向きや深さが合ってることを確認します。(かなり大事)
次にSnapmaker2本体に材料を固定して、原点を設定します。
事前に材料側にも原点の目印を入れておきます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54499452/picture_pc_d33bf9a79b18ffd185cc5aabddf9914d.png?width=800)
これは切削中の写真です。側板は680mmなのではみ出してます。
原点の設定を何度か失敗したせいで余計な穴があいてます。
(途中でfirmwareを更新したのもまずかった。それとは別に原点を設定したはずなのになぜかZだけ2mmずれてたりもしました。な~んか挙動が怪しいなぁ。)
SM2のFirmwareはそれぞれのモジュールごとに個別にUpdateしないといけないそうです。USBにファームウェアをコピーして印刷と同様に実行します。これをモジュールを交換して繰り返すそうです。
原点を出す操作が面倒なんですよね。一度Homeに戻すとそこからの操作がちまちましててかったるい。かといって連打すると止まらずに突き抜ける。ワンタッチでXYは中央にZは下から5cmぐらいのところに来てほしい。
失敗でできた穴はあとで補修するしかないです。
今回も 2D負荷制御で彫りました。ドラキーは細いところを通ってくれない箇所があったので、追加で輪郭を掘ったらうまくいきました。というか、普通はこのセットでやるんじゃなかろうか。
本来ならデザイン時に実現可能な太さを考慮しておかないといけません。
いろいろ忘れてる。微調整することはできるんだけど、スケッチ修正>モデル修正>製造の修正 と、全部やり直さないといけない。
しかも曲線が多いとPCの応答がかなり遅い。はやくPCを替えたい。
SVG作るときのこつもなんとなくわかってきた。↓は点が多すぎです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54500129/picture_pc_1eaac09fc169ea0f3d3623b07d8d77ab.png?width=800)
多分、上手に描けば1/4ぐらいの点の数になるんじゃなかろうか。
曲線をうまく調整してシンプルに作らないと、その後の工程も大変です。
今回はフィレットを断念しましたが、シンプルになれば実現できると思います。
G1 X5.247 Y15.414 Z-1.000 F400
G1 X4.942 Y15.444 Z-1.000 F400
G1 X4.665 Y15.449 Z-1.000 F400
G1 X4.390 Y15.432 Z-1.000 F400
G1 X4.076 Y15.387 Z-1.000 F400
G1 X3.782 Y15.321 Z-1.000 F400
G1 X3.520 Y15.239 Z-1.000 F400
G1 X3.263 Y15.135 Z-1.000 F400
G1 X2.974 Y14.990 Z-1.000 F400
G1 X2.720 Y14.837 Z-1.000 F400
gcodeのG1が直線でG2が右回り曲線G3が左回りの曲線だそうです。
残念ながら全部G1でした。そういうもんなんだろうか。
F400は換算後の送り速度でしょうね。回転数はなさそう。
おそらく専用のコードで別制御なのかな。
どのみち設定上は12000rpm固定なので意味はないです。
さて、片側が終わりました。ワンバイフォーは柔らかいので境界線部分が削り切れてません。やる前はニスを軽く塗って表面を固くしようと思ってたんですけど、いざやるとなるとめんどくさくてさぼってしまいました。
お手軽に表面を硬化する方法があればよいのですけどね。
ひょっとすると缶スプレーのニスをしゅっと一吹きでも効果があるかも。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54506482/picture_pc_c668c015a164f8b2491d92c431d96f01.jpeg?width=800)
最初はデザインナイフで切ってたけど、しんどすぎました。
#240の紙やすりでしゃこしゃこしつつ、際部分を棒やすりで垂直になぞる感じがよいみたいでした。
削ったあとは、こんな感じになりました。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54513048/picture_pc_3c6ee87efa6edfa86ce570c5ab514688.png?width=800)
光の加減によってはくっきり見えますね。
ドラキーの目の部分はCNCの設定で失敗してます。プレビューで見てもよくわからないので気づきません。目玉シールでも張ろうかな。
あとは組み上げと仕上げの塗装で完成なんですが、まだ決めかねてます。
組み上げは3案あります。
・木工ボンド+フィニッシャーだけでいけるかも?
・もしくはいつも通りの木ねじ
・更にダボ木で埋める?(実は一度もやったことない)
塗装も悩ましい
・濡れモノは置かないのでオイルフィニッシュ(ワトコのチェリー)
・いつもの油性ウレタンニス(アサヒペン)
・あんまり使ってない蜜蠟ワックス
・趣向を変えて使ったことない塗料を試す
記事を書いてる間に↓を使ってダボ埋めすることにしました。
ダボ埋めはやったことないのでやってみよう。
これはダボ埋め用の部材を取り出すためのキリです。同じ木材のきれっぱを使うことでダボ埋め跡の違和感が減ります。
おれは主にスレンダーコーススレッドを使ってるので細めの穴を開けます。
取り扱い商品の中では8mmが一番細いみたいです。
今日はここまで~。
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