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工具用のラックを作ろう(試作完結)


前回はこちら

仮組したら構造的にサイズが合わなくていい感じで組めなかったので調整が必要です。やっぱ溝を入れないとな。

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この時点で寸法的にいい感じにならないので、急激にやる気が低下しました。板材から切り出したほうががよかったなぁ。

ニトリの通販サイトで同じ商品をみつけました。
詳細を見るとラバーウッドって書いてあります。
フフフ、おれの見立ては正しい。

がっちり組みたいので、木枠に溝を掘ります。10mmの材なので半分の5mmです。この調整がなかなか難しい。

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彫りました。

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組み上げます。思い出したように直角コーナークランプを使ってみる。

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この道具は意外と高いのです。絶対ぼってるよな。ちゃんと精度出てるんだろうか(確かめろよ)
もっといいヤツは更に高いよ。

初めてのピンネイラです。

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試し打ちをしたところピンネイルがぜんぜん出てこないから、メーカーが違うとだめなのかなと思ってホームセンターにマキタのピンネイルを買ってきた。それでもだめ。
おっかしいなぁと、いろいろ調べたら実は材の中に埋まりこんでるだけというオチでした。無駄な買い物をしてしまった。

しかもね・・・。ピンネイルって頭がないんですよ。てっきりちょっとだけあるのかと思ってた。かなりショックです。おれが欲しかったのは、ピンネイラではなくフィニッシュネイラというものでした。
見た目はほぼ同じなんですが、装填する釘の形状が違います。
これの一番細い超仕上げ釘というものがおれの用途にあった釘です。

もう、かなりショック。この機械高いのに~。
ちなみにフィニッシュネイラはこちら。
ピンネイラよりも更に高い!!!

さすがに買う気はないので、このままピンネイラを使い続けます。
ピンネイラは頭がないため保持力が十分ではありません。
木工ボンドでの接合も必要になります。
考え方によっては、これはこれでよいのかもしれない。(と、思いたい)
というのも小物って木工ボンドだけでもOKなんです。木工ボンドはあなどれません。
木工ボンドでの接着で難しいのは、圧着のためにクランプ等で固定するときにボンドがゆるいからすべってしまうことが度々あります。こんなときにピンネイラでとめるといいかもしれません。仕上げのやすりをかけても目立たないし、いっしょに削れます。

途中の写真を撮り忘れてしまったのでもう完成です。

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工具の差し込み部分は10mm幅のスリットにぴったりです。
持ち運び用の取っ手も印刷しました。
長いへらが収まらないので穴をあけました。ここはせっかくのSnapmaker2のCNCの出番なんでしょうけど、準備がメンドクサイので木工キリで開けました。解体した材はもれなく使いました。差し込み部分の陰で見えないけど補強材になってます。

要改善の箇所がすでに4つあります。
・上部の裏板の接合面積が少ないので強度的にイマイチ。
・ニッパーがうまく刺さらない。
・引き出しがしょぼいしサイズが合ってないので奥側におっこちる。
・全体的な見た目がイマイチ(作業後半にやる気低下したせい)

これらはそのうち作り直そうかと思いますが、もうやる気がないので当面はこのまま使い続けます。今のままでも用途には耐えるし使い続けないと新たな改善案がでてきませんから。

思い立ったら作るシリーズとはいえ、木工が絡むと手間暇かかりますね。でも長く使うものは手間をかける価値があります。次は何にしようかな。


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