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古家に絵を飾る

やっと電気工事士の試験が終わった。
開放感がすがすがしい。
電材の切れっぱや部品が散乱していた自分の部屋も片付けた。
出来は・・・どうなんでしょ。出来てるとは思ってますが、いつもどこかをうっかり忘れてたので結果を聞くまでわかりません。

試験は折り畳みの長机に二名着席で行います。
ざーっと数えてみたところ、2*15*5*16 = 2,400人ぐらいいたのかな。
すごい数ですね。合格率は6割ぐらいだったかな。毎年国内全体で6万人ぐらいが合格しているそうです。難易度が高いとはいえないかもしれませんが、それなりに準備しておかないといけません。
おれは時計を忘れてしまったせいで、ある意味本当のマイペースでの試験でした。
となりの初老のおばちゃんが凄くて、めちゃくちゃ手が速い。
一体、何者なんだ・・・。まぁ、準備する時間がいっぱいあるんだろなぁ。

最後の名札をどこに貼ろうかなと思ってたところで終了しました。
体内時計ではあと5分残ってたんですけどね(笑)
名札を貼るのが遅れるのはOKみたい。

そんなわけで、とりあえず開放されました。

時を同じく、、、近所のおっちゃんに絵を貰いました。
このおっちゃん、かつては大工などなど建築関連をやってたそうです。DIYをやる前はほとんど面識がなかったのですが、今はときどき教えてもらったりしております。
このおっちゃんの趣味は絵画だそうで、家の中は沢山の絵がかざってあります。水彩画や油絵をずっと前から描いてるそうです。
今は年金ぐらしで、画材がたけーよと嘆いております。

そのおっちゃんが3年がかりで書いた油絵を貰いました。
うちは壁が少なくて飾る場所がほとんどありません。
1カ所だけあるんだけど土壁なのでどうしようかと思ってたのですが、1択なのでやるしかない!ということで、ちょっとした支えをつけてみることになりました。

杉の柾目の板も貰ったので、これをうまく使いたい。ペンキで塗っちゃうんですけどね。
柾目ってのはだな・・・。↓をご覧ください。

ここを読んで初めて知ったのですが、柾目のほうが音がいいらしい。
じゃぁ、柾目じゃないと駄目なのかというとそうでもなさそう。
多分、普通の人にはわからないレベルなんじゃないかな。

楽器にしても、スピーカーにしても、木材よりももっと良い音を鳴らす素材はあるようです。なんで木で作ってるかというと、昔は木しかなかったから。
じゃぁ、今だったら他の素材で作ってるかというとそうでもない。
あるにはあるみたいですが、ほぼほぼ木で作られています。(MDFとか合板とか集成材などなど)理由は良く知りませんが、やっぱりコストなのかな。
それに人は、楽器やスピーカーは木で出来て欲しいと思ってるんじゃなかろうか。

さて、話は戻りまして、柾目の板は傷んでるので削って整えました。
上下を止める台座を3Dプリンタで作りました。
古家に馴染むように木質フィラメントで印刷してみました。

これを壁に固定します。

壁や天井がぼろいのはしょうがない。天井部分が歪んで見えるのは地球が丸いからだと思う。土壁の漆喰をペンキで塗ったのはかなり前なんです。せめて室内用のペンキにすればよかったね。変にテカってる。当時はそういうのまったく知らなかったのです。

そして、絵を飾ります。

おぉぉ、それなりにできました。ちと絵が傾いてるかな。額縁が分厚いし、中央の板の厚みも合ってちょっと出っ張ってる。良い案を思いつかないのでこのままにします。
この色使いはおっちゃんの感性です。雪解けの頃にだんだんと景色が鮮やかになっていくのをイメージしたのだとか。

この絵の城はドイツのノイシュヴァンシュタイン城だそうです。

https://jp.hotels.com/go/germany/most-beautiful-castles-germany

こちらのサイトに詳しく書いてありました。

ノイシュバンシュタイン城、ロマンチストな城主の何とも悲しい物語|ドイツに関すること|コラム|暮らしの理想をドイツから オスモ&エーデル (osmo-edel.jp)

19世紀に建てられた比較的新しい城だそうで、中世ではないんだってさ。
若干、興ざめですかね。いやいやそんなことを言ってはいけない。
一度、見に行ってみたいものです。

絵を貰ったと書きましたが、お礼をしたところ、こんなにいらんと言われまして、一部戻ってきちゃった。おっちゃんはそのお金で眼鏡を買い直そうかなと喜んでました。なんとなく良いことをした気分です。

これからは絵を眺めてゆとりある生活をしよう。
なんてな~。



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