生活保護は不幸?

精神を病んだ僕は以前、通っていた精神病院でデイケアを利用していた。初めはわけも分からず通っていた。まだ、若かった(デイケアの中では。世間的にはいい年齢)僕は色々な人とコミュニケーションを取った。しばらくして気づいたのだが生活保護の人がとても多い。それまでの僕の生活保護のイメージは『人生の負け組でアパートに引きこもっている』と勝手に想像していた。話を聞いていると皆とても明るい。そして金銭的には不自由だがそれ以外は明るく楽しそうだ。

僕の価値観は大きく変わった。
マンションの最上階に住み、休みの日は友人とホームパーティ。欲しいものは何でも手に入る。仕事はバリバリこなし休む暇なく働く。勝ち組の勝手な想像。

それよりも少しの欲で幸せを感じる。デイケアで出されるお昼ご飯(病院食だった)を美味しいと皆でワイワイ言いながら食べる。推しの球団の帽子を買うため1年も貯金して買う。安い自販機を見つけたから歩いて片道20分かけてわざわざ買いに行く。スタッフにバレて怒られる。笑って誤魔化す。

僕は貧乏の方が楽しい。今も貧乏だ。人の価値観の違いなので押しつけはしない。毎日、不便な思いをし何かと工夫するのが楽しいし便利より不便の方が性に合っている。

少欲知足。勝ち組、負け組そんなものはどうでもいい。ただ貧乏の方が圧倒的に自由だ。ちなみに僕は生活保護ではありません。

#少欲知足 #生活保護 #精神疾患 #統合失調症 #鬱病

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