ぼうずとだんご

2020年の梅雨、夫(ぼうず)が突然亡くなりました。これは妻(だんご)の記録。40代前…

ぼうずとだんご

2020年の梅雨、夫(ぼうず)が突然亡くなりました。これは妻(だんご)の記録。40代前半、働き盛りでの死。子なしの夫婦でしたが、とても仲良く暮らしていました。悲しい、辛い、受け止め切れない。でも少しずつ顔を上げて、前を向くため「思ったこと」「やってきたこと」を記します。

最近の記事

四つ葉のクローバーの効果〈夫を亡くして思ったこと#5〉

ぼうずさんが居なくなって 一年もとうに過ぎました。 もっとこの場で想いを吐露しようと思って始めたけれど…、それすらもできなかった。 周りはどんどん変わってしまう。 その中で取り残される感覚はどう伝えてよいものかわかりません。 正直、 その日その日をやり過ごすのに精一杯な日々は変わらずです。 でもやっと、最近、 毎日は涙を流さなくなりました。 そうなれたきっかけと言いますか… 「心のリハビリ」と言いますか… ささやかな前向き行動を見つけました。 それは…四つ葉のクローバ

    • 「もう会えない」と思うか、「先に行って待ってる」と思うか。後者で思えれば、もう少し日々がラクなんだろうな。

      • デパ地下でお惣菜が20%OFFになってたし、春巻の5本パック、つい買っちゃった。「わりばし、お付けしますか?」の問いには「はい」と答えてしまい、「何膳?」「2膳」って言っちゃったよ。言った後、ものすごく切なくなった。まだまだ受け入れてないんだな。

        • ぼうずさん、あなたが頑なに「これがいい!」って言っていつも使っていた洗濯洗剤、最近ドラッグストアで見ないから、amazonで1ダース買っちゃいました。この香りでまたあなたのこと思い出すんだろうな。

        四つ葉のクローバーの効果〈夫を亡くして思ったこと#5〉

        • 「もう会えない」と思うか、「先に行って待ってる」と思うか。後者で思えれば、もう少し日々がラクなんだろうな。

        • デパ地下でお惣菜が20%OFFになってたし、春巻の5本パック、つい買っちゃった。「わりばし、お付けしますか?」の問いには「はい」と答えてしまい、「何膳?」「2膳」って言っちゃったよ。言った後、ものすごく切なくなった。まだまだ受け入れてないんだな。

        • ぼうずさん、あなたが頑なに「これがいい!」って言っていつも使っていた洗濯洗剤、最近ドラッグストアで見ないから、amazonで1ダース買っちゃいました。この香りでまたあなたのこと思い出すんだろうな。

          「それぞれのペース」ってなんだろう?〈夫を亡くして思ったこと#4〉

          ぼうずさんがこの世から居なくなってもうすぐ8か月。遺影・位牌を見て足元から崩れ落ちる感覚がかなりの頻度であります。 そうはいえ、前を向いていかないといけないのでしょう。 周りからは「ぼうずは明るい人だったから、だんごがいつまでも泣いていることを望まない」「世の中で自分だけツラいと思わないように。世の中には口に出さないだけでツラい想いをしている人はたくさんいる」などとも言われます。 身近な人に「ツラい」とこぼすこともできなくなってきました。もちろん自分一人だけがツラいなん

          「それぞれのペース」ってなんだろう?〈夫を亡くして思ったこと#4〉

          明日12/21は冬至。土の時代からから風の時代へ。がんばるけどがんばらない。風に任せるように、自分の心に負荷をかけず、でも、夫が向こうの世界で自慢できるような嫁になりたい。

          明日12/21は冬至。土の時代からから風の時代へ。がんばるけどがんばらない。風に任せるように、自分の心に負荷をかけず、でも、夫が向こうの世界で自慢できるような嫁になりたい。

          お家にいられない/できなくなってしまったこと。<夫を亡くして思ったこと #3-1>

          夫を亡くして以来、できなくなってしまったことがたくさんあります。これらがまた普通にできるようになることが私の“再生”なのかもしれませんが…。その一つが「自宅に居られなくなった」ことです。 ソテツが見える部屋うちの家は賃貸ながら、私たちはとても気に入っていました。「南向き」「駅近」という私たちの譲れない条件を引っさげ、不動産屋を回ること2日。その部屋は窓の外にワシャワシャのソテツの木があり、以前のマンションとほぼ変わらない間取りで即決で契約。今から10年前のことです。 数年

          お家にいられない/できなくなってしまったこと。<夫を亡くして思ったこと #3-1>

          ぼうずさん、あなた宛のゆうパックが届いたよ。ハーフマラソンの実行委員から。コロナによる中止のお知らせと、タオルと出走料相当のクオカード。ランニングシューズも買って、いろんなランフェスにエントリーしてたもんね。

          ぼうずさん、あなた宛のゆうパックが届いたよ。ハーフマラソンの実行委員から。コロナによる中止のお知らせと、タオルと出走料相当のクオカード。ランニングシューズも買って、いろんなランフェスにエントリーしてたもんね。

          43時間。あっと言う間の別れ <夫を亡くして思ったこと #2>

          2020年。「新型コロナウイルス(COVID-19)」により、誰もが思いしなかった世の中になってしまいました。 4月7日、7都道府県で緊急事態宣言、16日には全国に拡大。13都道府県が「特定警戒都道府県」に指定されました。 夫の会社も緊急事態宣言を受け、テレワークを導入。フリーランスで仕事をしている私と一緒の時間が増え、それこそ「おうち時間」を共に過ごしていました。 当然ですが、コロナに感染しないよう細心の注意をしていました。手洗い・うがいの徹底はもちろんのこと、外出着はす

          43時間。あっと言う間の別れ <夫を亡くして思ったこと #2>

          顔をあげるため、前を向くため<夫を亡くして思ったこと #1>

          はじめまして。「ぼうずとだんご」のだんごです。 突然の夫(ぼうず)の死からもうすぐ半年。未だに受け止められず、泣かずに済む日はありません。一日一日をやり過ごすことで精一杯です。 でも、周りは進んでいる。 多くの人から「焦らなくていい」、「だんごさんのペースでいいんだよ」と言われていますが… この「世の中に取り残された感」というものが結構堪えるものでして…。 ぼうずさんが亡くなったのは梅雨の走り。季節は着実に進んでいて、最近ではクリスマスの飾りも見かけるようになりました。

          顔をあげるため、前を向くため<夫を亡くして思ったこと #1>