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口唇-kissにまつわる物語

「口唇が奪われた」と思いました。

「口唇に奪われた」という歌詞で始まるのはGLAYの「口唇」。

あっつあつの肉を食べたら、唇の端の方をヤケドしました。幸い、すぐに冷やしたこともあり、大事には至らなかったのですが、舌で触れば違和感。

今まで唇をヤケドした事がなかったので、鏡を見る時はマジマジと。マスクの下ではたまに触れてみる始末。

そうやって唇の感触を確かめているうちに思い浮かんだのが1行目のフレーズとGLAYの歌。

GLAY「口唇」

歌詞を思い出してみたのですが、、、人という謎に迫る、ミステリーハンターのようです。

恋に落ちた人にとって、恋した人ってまるで巨大ミステリーの様に知らない事ばかり。知れば知る程知りたくなっていって、自分以外の誰かと一緒にいると思うと嫉妬心がメラメラと、、、。だけど、その事には気付かぬフリをする事もままあります。

まま恥ずかしくなる歌詞だな、、、と今さら見返して思いました笑 今も昔も愛に向き合っているなぁと感じるところがGLAYの好きなところでもあります。

GLAYの歌はTAKUROさんの曲と歌詞、TERUの歌声、HISASHIのギターとJIROちゃんのベースが基本ですが、それぞれが作詞作曲した歌も良い。好きな曲が沢山あります。最近の曲はちょいとご無沙汰気味ですが、愛について考えたい方にはGLAYはオススメ。

そうして、くちびると口唇が触れる事を考えていたら、ストレートにそんな名前の作品を思い出したのです笑

マツモトトモ『キス』

子供の頃から憧れていたピアノ教室の先生との恋が叶うところから物語がスタートする作品。作品名に倣って「キス」にまつわる話を主軸に進んでいきます。また、舞台がピアノ教室という事もあり、クラシックからジャズまで沢山の曲も登場します。キスと曲がモチーフになっていて、なんだかお洒落な雰囲気だなと昔は思っていました。

気がつけば登場人物達の歳もとうに超えた頃、作品を読み返していて感じたのは、どこかに置いてきてしまった「ひたむきさ」でした。好きってだけで、1か月会えないだけで(「だけで」って言っちゃうあたりがダメな気がする)、お互い禁断症状が出ているのが愛おしい。無意識に名前を呼んだり、夢に見たり。会いたいって、一緒にいたいってこういう事だなと。

その後のキスシーンは、、、、、会えたって、

今、一緒にいるって確かめるためのもので、

漫画だけど映画のワンシーンのようでした。

全ては歴史の1ページのように。


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