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漫画と歴史の出会い

歴史と漫画の中に私は荒野を見ている。

歴史というものは事実の羅列のようでいて、誰かが意味づけした事象の物語でもある。色んな遺跡や遺物、文書を元に検証した結果でもあるのだけれど、まだ見ぬ遺物が見つかったり、研究が進んでいくとあっさりと塗り替えられる。

いい国つくろう鎌倉幕府と言わなくなったのもそういうコトの一つだ。

まだ見ぬ世界がその中にある。その事にとてもワクワクする。

最近めっきり○mazonで本を買ったり、電子書籍を買う機会が増えた。

電子書籍の蔵書数は今年1,000冊を超える予定(ほぼ漫画)。部屋にある蔵書数は200冊ぐらいと少なめ。私の中での電子とリアルの買い分けは、

電子書籍:漫画

リアル:電子書籍化していない本、手元に置いておきたい本

基本的にこのnoteでは本について語っている。そしてその半分は漫画。どうして本なのか。漫画なのか。今更だけど、そのあたりについて今日は語ってみるコトにした。

出会い

はじめて買った漫画は『セーラームーン1巻』

漫画を読む時間は決められていたからこっそり読んでいた。小学3年生の頃には『なかよし』を愛読し始めていた。『ミラクルガールズ』とか好きだったなぁ。

小学校5年生頃には父親が月曜日に持って帰ってくるジャンプを待ちわびていて、程なくしてそこに『マガジン』が加わった。ジャンプを読み始めたころ、『スラムダンク』では小暮がスリーポイント打っていた。マガジンでは『ゲットバッカーズ』や『Harlem Beat』とまぁ、漫画と共に成長していっていたのだけれど、小学校以前に本の記憶はない。まったく。

本と私の一番古い話は母の膝のうえで、読み聞かせに全く興味をしめさなかったという話。幼いころ弟は好きな絵本を持たせればじっとしていたけれど、本を読んであげてもそっぽを向いていて、一切興味がなかったと。

幼児期に絵本に興味を持たなかった子供が、小学生になって急に漫画を読み始めたキッカケってなんだったんだろう?『セーラームーン』だったから、アニメが先だったのかな。

ちなみに絵本と漫画は同じ頃。1年生の頃に図書館の子供の部屋で『ぐりとぐら』、『百万回生きたねこ』とか読んだかな。一番好きだったのは『14匹のシリーズ』

他の絵本は覚えていなくて、家に持っているのも漫画ばかりで。漫画がどんどん増えていった。

好み

小学5年生の頃に『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』にはまった私は、結果として大学で史学科に進学するわけで、歴史を漫画で覚えていく。読書感想文も小説とかじゃなくて、ウォルト・ディズニーとか伝記を選んでいた気がする。歴史を取り扱う漫画は何でも読んでいたような気がするけど、同時期に人気だった『封神演義』にもはまっていた。漫画キッカケで小説も読んだ。『あさきゆめみし』で源氏物語を知り、フランス革命は『ヴェルサイユのバラ』、新選組は『風光る』、古代ヒッタイト帝国は『天は赤い河のほとり』で興味をもった。時代や人が先か、漫画が先か。それは時々だったけど、漫画と歴史の知識が相乗効果で増えていった。

ただ横文字が苦手なのと、高校で世界史を専攻しなかったせいで世界史は大まかにしか分からない。その代わり日本史はちゃんと普通の人よりは知っていると思う。平安中期以降から室町時代ぐらいまでは弱いのだけれど、専攻の古代史と大河ドラマのおかげで戦国時代以降もそこそこちゃんと覚えている。

覚えるのに漫画

私にとって漫画は何かを覚える時に用いるものだったりする。歴史を漫画で覚えた事がキッカケで、特に興味がないことやちょっと小難しい内容が漫画になっていたら、とりあえず漫画からはいってみるという習慣が身についている。最近は『君たちはどう生きるのか』もずっと読んでみたかったのだけれど踏み切れなくて、漫画を読んだ。


すごくおもしろかった。原作も近々読もうと思っている。

漫画は私の知識の源泉。



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