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ロンドン買い付け備忘録II ③

このページを訪れてくれてありがとう。

名古屋で大学生活を送る傍らヨーロッパで買い付けたヴィンテージ古着を国内で販売しているAmanoと申します。

今回は、二度目のイギリス買い付けと初のイタリア買い付けに関して、商品紹介を交えて綴っていきます。僕が経験したことや感じたことをできるだけダイレクトにお伝えしたいので少々言葉遣いが乱雑になるかも。悪しからず。


それではいきましょう。

まずは腹ごしらえ。

前日の夕飯に焼いたチキンの残りをいただきます。
上の焦げてるのは醤油です。ええ味出してくれました

地下鉄内の広告。シビアな問題をポップに伝える技術。尊敬です

早朝にマーケットを回って午後は時間が空いていたので、友人とイギリス屈指の美術館、ナショナルギャラリーへ。

トラファルガー広場から、イカれたモダンアートが出迎えてくれます。

当館は写真撮影OKとのことで面白かったものをいくつか。

レオナルド・ダヴィンチ。どの角度から見ても手がこちらを向いているように見える。天才。知らんけど

コペルニクス。時代に逆行して地動説を唱え続けた信念というか、自己実現に対する情熱に凄く痺れます。そこに痺れる憧れる。当時唱えるだけで死刑でしたからね。ちなみに僕が会社を立ち上げた日付が彼が地動説を発表した日付けと同じという思い入れもあったり。僕も彼ぐらいのシンネンを持って生きていきたいものです。

それでは商品紹介です

<Vivienne Westwood 70’s EXPOSE shirt>
今でこそ高級ブランドのイメージが強いヴィヴィアン・ウエストウッドですが、そのブティックは1976年~1979年当時、イギリスのパンクな若者の溜まり場でした。

そこに出入りしていたとあるグループは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの前身である「SEX」という店名から名を取り、「SEX PISTOLS」として活動を開始しパンクロックミュージック界のカリスマとなったことで知られています。

ヴィヴィアンの創り出したパンクな服は、イギリスの社会を見据えたシニカルなメッセージ、さらにはSEX PISTOLSのメンバーが着用したことで人々を挑発し、ロック史に 劇的な1ページを刻みつけました。

こちらのEXPOSEシャツは、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスが、当時のガールフレンドであるナンシーと同席したインタビューで着用していたもの。このインタビューの2ヵ月後、1978年10月に、シド・ヴィシャスはナンシーを殺害した容疑で逮捕されました。

リンガーチックなサイズ感も好きです。
伝説的パンクロックミュージシャンの苛烈な背景を秘めているこちらの一枚、「Anarchy in The UK」でも聴きながら街を歩いてみるのは如何でしょうか。


お次もUKから、スペシャルな1着です。
かっこよすぎて、写真を撮る時でさえ楽しかったです笑

<"Lewis Leathers"AVIAKIT 「NEVADA」 70’s>

ライダースブランドが多数ある中で、他と一線を画す存在感でファッション好きを魅了し、永遠の男の憧れであるブランド「 Lewis Leathers」。元々バイカーやロック好きの間で知られていた通なブランドでは御座いましたが、2003年のコムデギャルソンとのコラボレーションでその名を一般層にまで広め、その人気を更に加速させました。

こちらは今回の英国買付けにて入手に成功した”NEVADA”モデル。球数としては数あるモデルの中でも最も入手しづらい部類に入る当モデル。

ショート丈でデカジップを使用した肉厚のパッド入りのロンジャンで、フロントジップを閉めるとかなりタイトになるのが特徴です。フロントにはクリックス社製ジップ、その他のジップには全てアルバート社製のアルミジップを採用。

サイズ表記は40ですがタイトなモデルですので38程度を想定していただくのが妥当かと。

青字に赤ロゴの1970年代後期オリジナルタグもバッチリと付属しています。

更に、胸元に燦然と輝くLewis Leathers ウィングロゴもしっかりと残っております。各所におけるコンディションの素晴らしさは、写真からも容易に窺い知る事ができます。今後、同等のサイズ、コンディション、同等条件での当該個体の入手は先ず困難でしょう。

現行の製品や新品の製品では、決して味わう事ができない雰囲気が魅力のスペシャルな一品。長く付き合える一生モノをお探しのお方、本物と呼べる逸品をお探しの方、是非ともこの機会に。

今日はこの辺で👋

Thanks regards

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