小さな手助けが次につながる
noteの街をふらりとお散歩していて、タイムリーな記事に出会うことってありませんか。
気になることについて書かれた記事を、ちょうどいいタイミングで見つけたとき。そういうときって、嬉しいですよね。
今回はそんな記事を紹介します。タイムラインではなく、noterさんの過去記事から見つけました。
はい、素敵な記事がコチラです。
mapacheさんの取引先で働く、インド人の女性。インド人の彼女は、日本で暮らして数年。でも、日本語はなかなか難しいとのこと。
コロナで落ちつかない世のなか。インド人の彼女が心配になったmapacheさん。なにか困ってない?と、ビデオ通話をしたそうです。
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mapacheさんの記事を読んでもらったら分かるのですが、日本で暮らす外国の方にとって、日本人のちょっとした手助けがどれだけ嬉しいか。mapacheさんのように気遣ってもらえたら、どれほど助かるのか。
日本語が苦手な外国の人は、なおさら心細いと思うんです。
自分がその立場だったら、不安が募りますよね。言葉の分からない場所で暮らしていて、今回みたいにイレギュラーなことばかりが起こったら。
我が家はかなり前から、留学生のホストファミリーをしています。今まで縁のあった留学生のなかには、日本の会社に就職し、日本で暮らしている子も何人かいます。
そのうちの1人がインドの女性。彼女は通訳で日本語はペラペラ。日本で暮らして数年。
それでも今回のことでは不安を感じていて、私もときおり彼女とビデオ通話をします。
その彼女の話によれば、日本語に不自由ない彼女でさえ、日本の生活は分かりにくいことが多い。
たとえば、ゴミの仕分けかた、宅配便の不在通知、食べ物の表記(彼女はヒンズー教なので鶏以外の肉はNG)。
おまけに今回のコロナ。歯医者に行っても大丈夫なのか、店頭の惣菜は安全なのか、郵便局の営業時間は?と、ちょっとした疑問がどんどん山積みになる。
公の書類の手続きで市役所に行けば、蜜を避けるために電話で済ませてと言われる。
彼女は日本語を電話でも聞き取れるけれど、そうでない外国人は、電話もかけにくいと言っていました。
♢
そんなときに、mapacheさんのように、ちょっとした手助けをしてくれる日本人がいてくれたら。
そういう人がまわりにいてくれると思うだけで、心はずいぶん軽くなるはず。
気遣ってくれる人が1人でもいるだけで、安心感がちがうと思う。
言葉の問題は、スマホの通訳アプリと身振り手振りで、だいたいの事はなんとかなる。
気にしてくれる人がいてくれる、と思えることが大切なんです。
今はみんながマスクをしていて、表情が分かりにくい。ソーシャルディスタンス推奨で、物理的な距離は必要かもしれない。
でも、心の距離まで遠ざけるのはナシにしよう。
もしも周りに外国の人がいたら、想像してほしい。なにか困ってないかな、なにか不便なことはないかな、って。
ちょっとだけ勇気を出して、声をかけてみてほしい。
そんな小さな声かけや、mapacheさんのような小さな手助けが、次の【大事な何か】につながるんじゃないのかな。
大切な時間を使って最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたの心に、ほんの少しでもなにかを残せたのであればいいな。 スキ、コメント、サポート、どれもとても励みになります。