イイこと探しをしてみる
最近はコロナのニュースばかり。こんなことやあんなことにも影響するのか、と愕然とする。
コロナウィルスの真の目的は、世界中を恐怖に陥れるように人間の思考を誤作動させることなのでは、とすら思えてくる。
悪いことばかりフォーカスされてしまう今だからこそ、どんよりした空気が充満している今だからこそ。
あえて、自粛要請によるイイこと探しをしてみた。
♢
イイことのトップバッターは、コレ。
家族の時間が増えたこと。
我が家の3人の子供たちは、普段はいろいろと忙しい。ダンナさんもワタシも、週末は地域活動や趣味で忙しい。家族全員がそろうことは稀だ。
それがコロナにより一変。
いろいろな予定がキャンセルになった。会社説明会、バイト、旅行、授業、部活動、習い事、塾、ボランティア活動、ゴスペルレッスンまでジャンルを問わずキャンセル。
そのおかげで、週末を家族全員で過ごすようになった。
子供たちが小さかったころは"家族みんなで行動"が基本だったが、子供たちの成長とともにバラバラで過ごすことが多くなった。
久しぶりに毎晩一緒に夜ごはんを食べ、週末も1日中一緒。うん、イイ。なんかイイよね。
茶碗を洗いながら、家族みんながリビングでくつろぐ様子をカウンターキッチンから眺める。それぞれ別のコトをしていても、みんなで同じ空間にいるという事実にホッとするし、その光景があたたかい。
子供たちが小さかったころはいつもこんな感じだったなぁと感傷的になる。視界がじんわりとにじみ、あわてて背を向け冷蔵庫をゴソゴソするふりをする。すっかり涙もろくなって困っちゃうな。
賑やかになってきたぞと思って振り向くと、みんながWiiで遊びはじめた。
家にいる時間が増えたので、ずいぶん前に買ったWiiをひっぱりだしてきた。我が家ではWiiブームが再来。10年ぶりくらいにWiiスポーツやWiiパーティにみんなでハマっている。
週末は、リビングを映画館にみたてて映画鑑賞。
ホームシアターなんていうオシャレな優れモノはないので、カーテンを閉め切ってなんとなく暗めの雰囲気を演出。トップバリューのポップコーンをバターと砂糖でサッと炒って、1人1人に渡す。
映画を見ながらおしゃべりしてもいいし、トイレに行きたければ一時停止すればいいし、お菓子をボリボリ食べてもいい。家での映画鑑賞は気楽だ。
♢
イイことの2つ目は、コレ。
断捨離をはじめたこと。
ずっと気になっていたが、今までは時間がないことを言い訳に先延ばしにしていた片づけ。時間の余裕ができたので、ようやく断捨離デビュー。
いやはや、断捨離ってスゴイですね。
ダンナさんと一緒に片づける。クローゼット、食器棚、本棚、押し入れなど、不要なモノがあまりに多くてビックリ。というか、ビックリを通り越して2人で苦笑い。
え?今まで、必要ないモノをこんなに溜め込んで暮らしていたのか、と。次々とふくれあがるゴミ袋の山を見て、清々しい気分にすらなりました。
不要なモノは、ダンナさんがリサイクルショップへ。まぁまぁの金額になったらしく、そのお金で花束を買って帰ってきた。
「こんなときこそ、少しでも明るい気分で過ごせるように工夫しないとね」
粋な人でしょ、ワタシのダンナさん。
♢
イイことの3つ目は、コレ。
家族のお手伝い貢献度がアップしたこと。
大人が会社に行っているあいだ、休校になった子供たちが今までよりも家事をしてくれる。ただ単に暇すぎるから、なのかもしれないが、それでもいいのだ。助かっているという事実に変わりはないのだから。
仕事を終えて帰宅したとき、やらないといけない家事が1つでも2つでも終わっているだけで十分にありがたいし、心の持ちようが違う。
もともと家事の半分くらいを担当しているダンナさんは、コロナの影響で時短勤務。時間に余裕があるので、さらに家事をしてくれる。ホントにありがたい。
♢
心の平穏をかきみだす不安材料が多いことは確かだ。でも、悪いことばかりに気をとられるのではなく、イイこと探しをしてみると、気分がちょっと晴れる。
心理学で言うところの【カラーバス効果】。ある1つのことを意識すると、そのことに関する情報が自然と目に留まりやすくなる。
悪いことや暗いイメージをまとったものではなく、イイことや明るいイメージをもったものを意識してみる。すると、イイことや明るい情報をキャッチするアンテナの感度が高くなる。
イイこと探しの積み重ねが、長期戦に耐えうるハートを養ってくれると信じて。
♢
こんなときにワタシは、勇気を与えてくれるゴスペルを聴く。みんなもよかったら聴いてみてね。大きくて広い空を見上げながら。
大切な時間を使って最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたの心に、ほんの少しでもなにかを残せたのであればいいな。 スキ、コメント、サポート、どれもとても励みになります。