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カミーノ的 2019年の漢字

「40才を超えると、1年経つのがびっくりするくらい早いよ」

新入社員のころ、2まわりほど年上の先輩に言われた。

「びっくりするくらいの早さって、どれくらいの早さですか?」

業務日報の書きかたを聞くのと同じトーンで、笑いながら先輩に質問した。

あのときの先輩とほぼ同じ年齢になった。彼女の言葉は正しい、と心の底から思える。

アラフィフにとって、1年はびっくりするくらいの早さで去っていく。それはそれはもう、本当にびっくりするくらいに。

70代になったら、瞬きをするあいだに1年が過ぎ去るのではないだろうか。

この2019年も、去年より3割増くらいの早さで過ぎ去ろうとしている。

今朝、タイムラインで見つけたのはこちら。甘いストーリーを紡ぎだす椿さんのnote。

椿さんは、ふんわりイイ香りをまとった、柔らかくてホッとさせてくれるような文章を綴る。


読み終えたとき、カミーノにとっての2019年の1文字がフッと思い浮かんだ。というより、この1文字が天から降りてきた。不思議だ。

その1文字は、『向』。

① 向上心の『向』。

2019年は、仕事(特許翻訳)で多くの刺激をうけた。

これまで翻訳してきた技術分野とは違う、新しい分野の案件に多くめぐりあえた。

自分にとって未知の技術。翻訳する前に、その技術のバックグラウンドや業界用語の調査など、通常の何倍もの時間を費やした。

訳し慣れない分野の内容を読み解くのは、多くの労力が必要になる。

でもその分やりがいはあったし、手ごたえを感じている。

知らなかったことを知ることができた喜びは、控えめに言っても最高だ。


② 向き合うの『向』。

他のnoteでも書いているが、カミーノはゴスペルにハマっている。

2019年、ある1曲のゴスペルに出逢った。

その曲のおかげで、カミーノの心に長年溜まっている“澱”のような存在である"父親"と向き合おうと思えた。

ネガティブな感情ばかりが複雑に絡み合っている、父親との関係。もうほどけないんじゃないかと思うくらいに糸口が見つからなかった。ずっと。

でも、その1曲が1歩をふみだす勇気をくれた。


③ 方向づけの『向』。

2019年、noteを始めた。

毎日更新なんて夢のまた夢で、身の丈にあった【ゆるゆる】気ままな更新だけど。文章を書くことがこんなに楽しいなんて。

新しい発見。いいモノみ~っけ、なのである。


書くことに出逢えたおかげで、人生後半をゴキゲンに過ごすための方向性が見えてきた。

カミーノにとっての、今年の1文字は『向』。

天から降りてきたように心にスッと浮かんだこの1文字。

2019年を振り返って、みんなの心にはどんな漢字1文字が浮かびますか。

大切な時間を使って最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたの心に、ほんの少しでもなにかを残せたのであればいいな。 スキ、コメント、サポート、どれもとても励みになります。