本、どんなふうに読んでいますか?
活字中毒だ。
まいにち仕事で大量の文字を読んでいるのに、プライベートでも読む。なんでも読む。ガンガン読む。
本も、もちろん大好きだ。
このあいだ、note友達のEmikoさんに「どうやって読書タイムを確保していますか?」と聞かれた。
わたしの読書法はふつう(だと思う)でとくに有益な情報ではないけど、「書くネタが見つかってラッキー!」なので書いてみる。
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フリーランスになるまえは、ずっと会社員だった。
会社員のころの読書タイムは、平日は1日3回。通勤時、ランチ休憩の終わりの15分、就寝前。その3回とも、別々の本を読んでいた。通勤用、休憩用、寝る前、というように読む本をわけていた。
なぜそんな面倒なことを?と思われるかもしれないが、いろいろ読みたくなる性分なのだ。読みたい本がたくさんあって、1冊読み終わるのを待てずに次々と手を出す。
まぁ、単に欲張りなだけ。読みたいものを読みたいときに読みたい。
「そんな読みかたで、頭のなかがグチャグチャにならないの?」
とオットに聞かれるが、そうならないように工夫している(つもり)。並行読みで、本のジャンルはカブらないようにしている。
会社員時代、通勤用はビジネス本、休憩中はエッセイや旅行記、寝る前には小説、というふうにしていた。
会社のデスクのひきだしには本を数冊キープしていて、その日の気分で好きな本を読んでいた。エッセイは1編が短いからちょっとした時間で読めるし、小説とちがい読んだあとにストーリーが気にならないので、午後の仕事への頭の切り替えもはやい。
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フリーランスになってから読書時間は増えるかなと期待していたけど、そうはうまくいかなかった。
仕事の締切に余裕があるときには、オンライン英会話を受けたり、ゴスペルを歌ったり、最近は運動系のものをはじめたり(これについてはまたnoteに書きたい)、とますます欲深くなってきた。
もっと時間の余裕があれば、やりたいことはまだまだある。こんなに強欲でいいのかしら。
そんな状態なので、トータルの読書時間は会社員のころとあまり変わっていない。ただ、すきま時間での「チョイ読み」が増えたような気がする。
数冊を並行して読む、は変わらず続いていて、家のあちこちに読みかけの本をわざとおいている。仕事の休憩に読む本、ソファで読む本、お風呂で読む本、寝る前に読む本、というように。
出かけるときも必ず本をカバンに入れるので、電車、待合室、友人と待ち合わせしているカフェなどでも、ちょっと時間があればサッと読める。
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最近は、子どもたちが「この本、面白かったよ」とすすめてくれるので、自分が読みたい本のほかにも積ん読ばかりが増えていく。
子どもたちオススメの本はわたしの好みとは違うけど、読んでみると意外に面白く、自分はただの食わず嫌いだったと気づく。
最近すすめられて面白かったのは、知念実希人の「神酒クリニックで乾杯を」、森絵都「カラフル」、宇佐見りんの「推し、燃ゆ」。どれもストーリーにグッと入りこみ、一気に読みおえた。読んだあと、子どもたちとストーリーや登場人物の話で盛りあがるのもよい。
ふだんは「おじさんが読むような本(子どもたち談)=ビジネス本」ばかり読んでいるので、物語に浸れる小説には心が湧きたつ。
ついこのあいだまでは、柚木麻子の「BUTTER」を取り憑かれたように読んでいた。実際にあった殺人事件をモデルにしていて、ものすごく吸引力のある小説。めちゃくちゃ面白かった(ボキャ貧)。
そのほか、子どもたちおすすめの少年/少女漫画も読んだりする。高校生の胸キュンラブストーリーを休日に一気読みしたり。話題の「ミステリと言う勿れ」も読んだ。
長男にすすめられたこの漫画も面白かった。アイスランドが舞台というのも変わりダネだし、描かれている人物はもちろん、背景がきれい。アイスランドのいろいろを知り、アイスランドに行きたくなった。というか、遠出がしたい。外国行きたい。
と、ここまで書いてきて、わたしの読書は「乱読」以外のナニモノでもないと思った。
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積ん読の棚にはすでに15冊くらいひかえているのに読みたい本はまだあるし、noteでだれかが面白そうな本を紹介していると、それも読みたい本リストに入っていく。
こんな状態では、近いうちにカオスになる。こんなに欲深くていいんだろうか。みんなはこういうときにどうしているんだろう。
おすすめの読書法、ありますか?
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