見出し画像

『小金井 ラーメン関口&○つばき食堂』hasegawonderのチャリンコ!ラーメン道 第2話

ロードサイドの代名詞的なラーメン屋と言えば現在40手前のワタクシからすると、「ラーメンショップ」か「くるまやラーメン」、もうちょい後に「らあめん花月」にまぁ「バーミヤン」も入れてもいいでしょう。これらと言い切っても過言ではなかった。

画像1

「スナックバス江」より。いや終わりませんけどね。

そういうチェーン店の歴史が語りたいわけではないし、あくまで導入の話なんで完全に主観でテキトーに話すけど、2000年くらいに「幸楽苑」が登場し280円くらいのラーメンでロードサイドを席巻。その煽りでくるまやラーメンは価格帯と元々あった「不味い」という評判を覆せず閉店ラッシュ、花月は毎月のように新作を出すことでなんとか生き延びているが現在は苦戦、バーミヤンは全体的な値上げと飽きられが響いて徐々に店舗減らしと言ったような流れである気がする。

で、なんか知らんけどラーメンショップは全然その流れに関係なく不味いと評判の店舗が閉店し、今生き残ったラーメンショップはそれなりにどこも評判が良いんじゃないかという一体上の流れは何だったのかという仮説をブッこむのが俺だぜ‼︎ 早い話がラーショやラーショ派生のラーメン屋さんダイスキー(レアード風に)ってことだ、よろしくな‼︎

画像2

「スナックバス江」より

てな訳でチャリンコで20分くらいの小金井にある2軒のラーショ派生店舗の話をするぞ。

○つばき食堂

元々「ラーメンショップ椿」の名前で営業していた店舗なんだが、かつては「ラーメン街道」なんて名前で呼ばれる新小金井街道の入り口? あたりにある。というかここは昔から「東京No.1ラーショ」と呼ばれることもあるくらいの超人気店。個人的に親戚がこの辺に住んでるんで存在自体は知ってたんだが、チャリンコ!ラーメン道を始める決意で初訪問。

このコロナ禍で営業時間が朝の5時(まぁラーショ自体朝が早い店が多いけど)ということで中途半端に朝9時ごろに訪れてみたが、激混みという事はないにしろかなり人が多いのは流石‼︎

画像3

朝1発目の飯だったので、弱気なラーメン中700円とニンニクスタミナ飯200円の非常にリーズナブルさが光る‼︎

油がしっかりした気がするラーショ味、たしかにこれはレベル高いかも‼︎ という感じでペロリといけてしまった。正直中で決して量は少なくないが、もっと食いてーと思ってしまったのが正直なところ。ジャンク感強いラーショにおいて、まさかの上品さすら感じるとは思わなかったな……

画像4

「喰いタン」より。ラーショ系で上品なんて言葉を使う日が来るとは‼︎

ニンニクスタミナ飯はジャンク感もさることながら、ラーショとは思えない(失礼な表現かもだけど褒めてますよ‼︎)きちんと炊かれた美味い米で良かった‼︎ と思う。

しかしねーこちとらラーショに求めているのはピーキーな部分というか乱暴な部分というか、要するに下品さが欲しい‼︎ なんて時の方が多いのよー。下品でジャンクなラーショが食いたいんだよー‼︎ そんな小金井にはもう1軒ラーショ系のお店があるんだはいドーン‼︎

ラーメン関口

画像5

「将太の寿司」より。どうしても関口って言われると将太が出てきてしまうよね……

こちらの店舗は東八道路という、西東京の人間にはお馴染み府中免許試験場の通りにある。衝撃的なのは何と言っても店看板であろう。

画像6

もう一度言う、衝撃である。ラーメンのあとのショップが色濃く残っている上にその下に白で「関口」。なかなか強心臓な亭主とお見受けした。

画像7

「スナックバス江」より。タツ兄もこう仰られていられるのでね。

そして旧来型ラーメンショップ系であられるので、亭主の愛想はゼロ‼︎ Googleレビューにもそんなことが書かれている。

画像8

Googleレビューより。

とは言え、俺はよほどのことがなければそう言うのは大丈夫。常連だけ露骨に良い顔をするとか、やたらキレてくるとか、なんかローカルルールを知ってる前提で色々勧められるとかそういうのがダメ。全員に愛想がない亭主なんか全然気になんない、ラーメンさえ美味ければ‼︎

画像9

「スナックバス江」より

というわけでこちらではラーショ系では珍しい気がする「岩のりラーメン大」850円と、いかにも美味そうな「ネギライス大盛り」380円をチョイス。通常のネギライスが200円だからせいぜい茶碗が少しデカくなったくらいだろうとタカを括っていたところ……

画像10

これが出てきた時、やっちまったコレ食えるかな⁉︎ と思ったよ……

わかりづらいかもしれんが、まずラーメンどんぶりが俺の知ってるどころラーショやラーショ系よりもデカくねぇか? って感じなのとネギライスこれ完全にどんぶり飯じゃねぇか‼︎ って事でヒヤヒヤしたぜ……

画像11

「スナックバス江」より。まさに。

しかし岩のりラーメン、大量の岩のりに大量のわかめ、さらにチャーシューも3枚も入っててとんでもない麺量で850円てのがとんでもないコスパ‼︎ んで味はもしかするとちょっとパンチ弱めかもしれんが、岩のりの磯感(SUSURUリスペクト‼︎)と塩分が強力に推進力となり、まぁこれがうまいうまい(ラーショだけにね‼︎)。

画像12

「鬼滅の刃」より。うまいうまいは煉獄さんより古くからあるのだ‼︎

このなんつーかピーキーさが俺の求めるラーショって感じ。故郷にある壱発ラーメンの「とろチャー」なんかもそのピーキーさが生み出した怪物だし、元々家系ラーメンもラーショが原点らしいからこの「バランス感」の無視加減がいいんたろうなぁ。

画像13

「らーめん才遊記」より。芹沢さんもこうおっしゃられておりますし。

あとネギライスのジャンクさがこの暑さ的にもベストなパンチの効き具合。惜しげもなくチャーシューも入ってるし、これも380円でこの量は凄い‼︎ 全体的に素晴らしいボリューム感+ジャンク感は俺の求めるラーメン屋のポイントに合致するし、かと言って味がダメなら意味がない。これを叶えるのは素晴らしい‼︎ 

画像14

「将太の寿司」より。

しかもロードサイドかつ駐車場も分かりにくいだろうに、続々入ってくる人達を見るとしっかり客の心を掴んでるんだなぁと感じますな。また行きます‼︎

画像15

「喰いしん坊!」より

他のチャリンコ!ラーメン道シリーズはこちらからどうぞ‼︎





この記事が参加している募集

ご当地グルメ

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?