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旅行の予約後日譚

「旅行の予約」を読んだ学生時代の友人から、ホテルのキャンセル料の発生日とその額についての法律についての縛りがないのか、というLINEがきたので、ハッと思い、急遽調べてみた。持つべきものは友達である。法律は確かにあった。旅行業約款である。キャンセル料は30日前から発生の設定をすることができるが、旅行開始日の7日前から旅行代金の20%というのがモデルのようだ。75日目から61%なんて吹っ掛けもいいところだ。
 早速旅行会社アゴダに電話をする。折り返し返事をするとのこと。3時間たっても返事は来ない。
 痺れを切らした僕は消費者ホットラインに電話した。相手に事情を話すと、海外の旅行会社は必ずしも上記の法律に縛られないという事であった。WHY!理解できない。会社が海外でも国内旅行じゃないか。僕は承服できないような声を紳士的に発すると、「むしろキャンセル料を負けてもらったところに驚きを感じます」といわれてしまった。
 アゴダのような海外の旅行会社に対するこういった相談は多いらしく、誰もがキャンセル料をそのまま払っているらしい。そんな馬鹿な、といいたいところだが、日本の法律は奴らには通用しないということだ。インターネットで注文することが多い今の世の中、ふとしたところに落とし穴はあるものである。
 やっと午後8時を過ぎてから先方から返事のメールがあった。英語で返事がきた。規定通りです、という月並みな文章であった。2度とアゴダは使わない。

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