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ポンコツ

 昨日相当久しぶりにスポーツジムに行った。息子と初めて一緒に行った。お互いダイエットの為である。息子はこの数か月で随分効果が表れた。ストイックな食事。通勤時のウオーキング。それに引き換え僕はだらしない生活を送っている。
 今日、予想通り筋肉痛になった。心地よい痛みである。しかし従来より危険視していた腰痛が再発して歩くのも困難になる。椅子に座った瞬間ビリビリッときた。
 食事制限のほうも食パン1袋食べてしまった。自制が効かぬ。これではダイエットどころではない。心身ともにポンコツ野郎だ。
 ここでふと思う。ポンコツって語源は何だろう。BardGoogleに聞いてみたら、いい加減な答えが返ってきた。要約すると「明治時代に輸入された故障の多い蒸気機関車をポンコツ機関車と呼んだことが始まり」だそうで、それでは肝腎のポンコツの語源は何処から来たんじゃい、という話になってしまう。
 無視をする。普通にググってみた。それによると、拳骨の音から来たという説が有力である。「ぽん」と「こつん」があわさってポンコツである。
 この語が一般に広まったのは、昭和34年の阿川弘之(阿川佐和子さんのお父さん)の新聞小説『ポンコツ』の中ににある「ぽん、こつん。ぽん、こつん。ポンコツ屋は、タガネとハンマーで、日がな一日古自動車を叩きこわしている」という一節によるらしい。
 勉強になった。因みにポンコツ自体の意味は、老朽化したり、破損した物。中古品や廃棄物、であるそうだ。語源由来辞典というものを参考にさせていただいた。
 なるほど確かに僕は老朽化して、破損した中古品である。廃棄物にならぬように気をつけねばならぬ。

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