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🌷🦋🪞March.

3月。
LILASICさんで制作したカレンダーを
新しくして、また春に近づいたことを
確かめる。

この時期のLILASICさんのテーマは、
『はじまりの春支度』だそう。


「記録すること」が
加速する春への
対抗策なのかもしれないな、と
考えています。

気を抜いてしまうと
日々が一瞬で過ぎるように感じるのは、
おそらく錯覚ではないのでしょう。

新しいことが特に起こらなくても
季節が春めいてゆくその変化を
私たちは心と身体で今日も受け取っていて、
その証拠にミモザの黄色や
淡い花色のつぼみの膨らみを見かける度に
春本番を待ちわびていることに気付かされます。

こんなに楽しみなのに、どうして毎年毎年
一瞬で過ぎてしまうように感じているのか。
そこで、
「毎日の小さな変化の積み重ねと
自分の心と体のリズムを重ねきれなくなった先」
という個人差のあるエリアで
それが起こるのではないか、という仮説をたててみました。

最初は大丈夫なんです。最初は。
じっとする冬から、
春のあたたかさで緩んできた空気が嬉しくて。
で、そこから動きやすくなった自分が
いろんなところに行き、いろんなものを見て、
いろんな人に会う。
それはどんなに癒しでも刺激で、嬉しさの方を追いかけるあまり
だんだんと足元を見る時間が少なくなっていく。
そうすると休ませた方がいいかどうかを
判断する前に次の嬉しいことが目の前にやってきて、
その喜びをまた追いかけてしまう。

走れるうちはまだいいのですが、
そのエリアの先に入った場合は
周りに頼ったり、どうにか工夫をしながら
回復するまで身を委ねるしかなくなります。
そうして回復できた自分が
流れ着いた先でそれまでを振り返り、
眺めた時の記憶としてここで一気に
「季節の流れの早さ」を感じているのかもしれない。

目に見えるほど、肌で感じるほどの
季節の変化があるのだから、
その現象は誰にでも起こりうるのではないかと思うし、
加速度を増したように感じるのも
当然のことだと思うのです。

そして
「早い」と思うのは
「ゆっくりと味わうこと」を望んでいるしるし。

だからこそ、
変化を感じたその瞬間に気がつけたことや
「いいな」と感じたことを
自分なりの方法で残せていたら嬉しい。

ということで、
私の春支度は今を
「記録すること」に
いきつきました📖🖋️

「振り返った時に、たくさんの変化の流れの先で
大切なことを少しでも取りこぼさないでいられるかも…?」と
少しの希望を見出しています。
3月はその記録も楽しみたい🌷

今月もどうぞよろしくお願いします。

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カレンダー:
LILASIC @lilasic___
(LILASICさんでの
「文字を綴るワークショップ」で制作したものです)

https://northobject.com/2024/02/lilasic-spring-summer-2024-collection/

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