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第八話 本日の作業

前回までのあらすじ

 片付けと草刈りを並行して進める。使い回しの効きそうな鉢へ移植したり、植物を購入して色を挿し新しい一画を増やしていく。

第八話『本日の作業』

コルディリネ


 入り口付近に何かはっきりとした印象を植えたいと思い、園芸コーナーに寄る。あるお庭で見た植物を探す。そのお庭では日陰に白い紫陽花と共に植えられ美しい一画を成していた。赤紫と焦茶の混ざった鋭い葉は存在感があり、小林稔侍ばりにそれ一つで雰囲気を作ってくれそうなのだ。小さいものは七百円ほどで売っていたが、入り口は早目に印象深くしたいので、ある程度育っているものを選んだ。約2000円。(植物名コルディリネ)和名は千年木といい、古代ハワイでは神聖なものとwikipediaにはあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/sennenboku

挿木したローズマリー

 ウルトラの母のように久しぶりに帰ってきた11月半ばの寒さ。持ち帰った鉢を門扉を超えて最初に目に入る場所に植えた。周りにはローズマリーを挿木。切ったままを土にぶすぶすと挿していくスタイル。これまでこの方法でいくつも生垣のローズマリーを増やしてきた。元になる親木(?)があれば手軽でコストもかからないのでおすすめ。しばらく水を切らさないようにかけられるかが唯一のポイントだが、さて今回はうまくつくか?


 以前購入したメラレウカは植えた場所で生育に差がある。片方は少し弱い感じがする。上の方は色が抜けてきた。根元の新しい葉が勢いづいてくれるといいのだけれど。下仁田ネギは失敗しそう、いい加減すぎて。冷蔵庫で芽が出ていた玉ねぎは土を得てぐんぐん葉を伸ばしている。季節は大丈夫なのか不明ではある。葱坊主が見られれば満足するので育ってほしい。


クリスマスローズの種を植えた鉢

 知人の庭で種を収穫させてもらい蒔いたクリスマスローズ。芽が出たっぽい?新芽には小石混じりでちょっと重そうな土壌。スパルタ式園芸。自分にはあまちゃんなのに草木には厳しいスタイルでいく。


第八話 終 (次回へ続きます)


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