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伊良部先生に癒される 『コメンテーター』

17年ぶりに伊良部先生シリーズが出版されるとあって、ものすごくワクワクしながら読みました。

奧田英朗さんのイン・ザ・プールに抱腹絶倒したのは、もうかれこれ20年ほど前。
あのときは、「なにこの作品、おもしろ!」と思って、空中ブランコや町長選挙も読んだわけですが、時を経て感じたのは…

『伊良部先生、名医じゃない?』

いや、おかしな医者だしぶっ飛んでいるのだけど。けっこう発言が核心ついていて、どこか伊良部先生の一挙手一投足に癒されている自分がいました。

たぶん、前作を読んだときは、まだ自分は社会に出ていなかったので、不安神経症が何なんのかもあまりよく分かっていなかったのだろうと思います。

本作を読んで、「伊良部先生もこう言ってるし、気にしすぎないようにしよ」と真に受けていました。
疲れたときにはまた伊良部先生に癒されようと思います^_^

読んでいただきありがとうございました!

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