#15 花びらの引っかけ問題②
さて第2問です。
写真の花、クリスマスローズの花びらは、どれでしょうか?
さて、こういう問題になるということは、私たちは植物の思惑によくひっかかるということです。
花のつくりをじっくり観察してみて下さい。ガクはありますか?雄しべや雌しべは?じっくりと分解してみていくと、答えはわかるはずです。
そう!クリスマスローズの花びらは、ありません!(なんと!)
花弁は退化して、雄しべの周りにある"蜜腺"という器官に変化しています。
花びらに見えるものは、ガクです。花の付け根にガクの葉っぱはありませんよね。
クリスマスローズは、花が終わると雄しべと雌しべは取れ落ちてしまいますが、ガクは取れずに残ります。それもまたきれいな形です。
ガクは葉に近い性質を持っているので、大抵の場合花弁より厚く、光合成が可能な場合もあり、取れ落ちないので、ガクが花びらに見える花は、花弁が花びら(同じ言葉を重ねてしまっていますが)の花よりも花もちが良いです。
さて、ガクと花弁の区別がだんだん曖昧になってきましたね。どうやって見分ければ良いのでしょうか。
次回もよろしくお願いいたします。
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