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九段理江『Schoolgirl』読んだ

先日の芥川賞の続き。

選評で評価の高かった『Shoolgirl』お買い上げした。

主人公は、グレタ・トゥンベリさんにインスパイアされてしまった中学生の母親。著者は31歳くらいらいしいが、、、

その娘のYoutubeのセリフがえんえんと書いてあるのだが、これが本当に紋切り型でつまらない。もちろんそれは意図されたつまらなさであり、その幕間の主人公の心情の描写がメインである。

なんとなく鬱屈した主婦というありがちな話なんだけど、入れ子構造っぽくなってるのが面白い。

タイトルからわかるように太宰治の『女生徒』が出汁になっている。

青空文庫に入っているし、短編なので読んでみたがこれは読まなくてよかった。。。


本書には『Schoolgirl』の他に、文學界新人賞を受賞した『悪い音楽』が収録されており、これもなかなか面白かった。丁寧に人物描写をしておいてから卓袱台返しが笑えた。

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