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【百年ニュース】1920(大正9)4月15日(木)上海居留民団が設立した日本高等女学校が授業開始。場所は上海北四川路A141号。初年度の生徒数58名。同年8月には東京高等師範出身の土佐林有雄(37歳)が学校長に就任。二年後の生徒数は120名に達し、大正12年12月2日に在外指定学校の認可を受ける。

上海居留民団は1907(明治40)設立。居留民団法に基づく日本政府の行政団体である。居留民団立尋常高等小学校が小学生の教育を担った。1920(大正9)高等女学校が設立され、女子のみ上海で継続して教育を受けることが可能となった。1920(大正9)上海在留日本人は14,520人(上海商業会議所年報)。

1920(大正9)4月15日上海に開設された高等女学校は5年制で12歳~17歳女子を受け入れた。同学齢の男子は内地に戻ることが多く、上海の男子中等学校開設は遅れて1925(大正14)。「女子教育は父母の膝下より遠く放ちてはその監督上の不安あるために絶対的に現地教育が必要(上海居留民団設立35周年記念誌)」

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