加藤諦三『だれとも打ち解けられない人』読んだ
先日、元首相が銃撃された後、容疑者がいろいろ資格を取っていたことに関して、資格をいっぱい取ったところで対人スキルが壊滅していたら意味ないという指摘があった。
まあそうだよねとしか言いようがない。でも、コミュ力終わってる人が資格もなかったらさらに詰んでしまうだけではないかとも思った。私だって、各種資格で武装しているから、こんなコミュ障でもなんとかやってこれたのである。
なんとかやってこれているのだが、だからといってコミュ障のままでいいわけではない。ウメハラだって、苦手なことから逃げていたらダメな自分のままだって言ってたし、、、
そんなある日、職場のある人が、対人スキルが私以上に壊滅している人に本をプレゼントしようとしていた。それがこの本だった。
人にこんな本をプレゼントする鋼鉄メンタルに恐れ入るとともに、著者の加藤諦三氏の本は読んだことがあって面白かったし、購入してみたのである。
さきほど読み終えたがあんまり参考になることはなかった。。。
誰とも打ち解けられない人、つまり著者が言うところの執着性格者とか、うつ病になりやすい人について、えんえんとこんなんだからお前らはダメなんだと書いてあるのだ。
他人を敵だと思ってるから打ち解けられない、弱点を見せまいとするから疲れれる、他者とコミュニケーションせず迎合するからストレスがたまる、などなど。
非常に残念なことに、お説ごもっともですというほかなかった。
どうすればいいかについてはあまり書いてなかった。他者に迎合するんじゃなくて、見捨てたり、対決したりする覚悟が重要らしいです。要は嫌われる勇気ですな。
やはりアドラーは偉大だったのだなあという読後感のみが残ったのであった。
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