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#760 採用論27|採用代行(RPO)とは?

最近よく使われている、RPOに関して本日は紹介しましょう。


RPO(Recruitment Process Outsourcing)とは?

以前にBPOという「Business Process Outosoursing」というものがありましたが、RPOとは「Recruitment Process Outsourcing」の略であり、「採用代行」「採用アウトソーシング」とも呼ばれております。
BPOに包括されるもので、BPOの中での採用部門を特化したものですね。

BPOは自社にノウハウが無かったり、1からやるのが時間が掛かるような業務を外部に委託することで、経理とか労務とか、その辺の外注は多かったりします。どちらかという事業の中心ではなく「ノンコア業務」と呼ばれているものを外部に出すイメージですね。

そんな感じで、採用に関してもノウハウが無い企業、人手が全然足りていない企業に関しては、企業の人材採用を成功させるための採用代行サービスを利用する企業が年々増えております。


RPOのメリット

1.コア業務に集中!

前述のBPOの説明のとおり、ノウハウが無かったり、手が掛かる業務を外部に出すことで「コア業務」に集中できるんですね。
採用の例でいうと、応募者への対応であったり、スカウトだったりするのは結構面倒だったりするんですが、こいつもマルっと外注することで「採用戦略立案」などのコア業務に企業は集中できるんですね。
なので人手をかけずに済んだりするのも◎です。

RPOとは? 採用代行導入で成功した事例やメリットと注意点も紹介



2.効果が出やすい

RPOを行っている会社は、言わば採用のプロフェショナルです。
なので、下手に新人に経験を積ませるより、これまでのケーススタディで学んだ「効果的な集客」「効果的なスカウト」ができるのがBPOのメリット。経験から学んだ効率的な方法を教えてくれるので、もちろん効果が出やすいんですね。

更に優秀なRPOを行う会社は「最終面接」とかまでも受けたりするので、そうした定性的に採用に役立つことができるのも特徴です。


3. ゆくゆくはノウハウを活かせる

RPOを行う会社は「出し惜しみ」などはせず、100の力でクライアントの採用成功の為に伴走します。

採用は何気にやることが多いんです。
採用計画立案から母集団形成、応募者対応、選考、さらには必要に応じて人事領域の業務も求められたりなので、なかなかヘヴィーだったりするんですが、そうした経験で培ったレポートを出してくれたりするので、それを今後社内で内製化することも可能だったりします。
ただ、レベルが違いすぎて、RPOに戻ることも多いようですが・・・


RPOのデメリット

1. 最終的には「外注」だったりする

多くのRPOを行う企業同様、最初は親身になってクライアントとコミュニケーションを取ったりですが、所詮は「外注」なんです。

「この人面倒くさそうだけど、今週のノルマ達成してないから紹介しちゃおう!どうせ一緒に働くの俺じゃねーし!

という感じで、わりと「仕事」に徹されてしまうことも否定できませんし、MVVなどを同じ熱量で語れなかったりするのもどうしても起きてしまいます。


2. 自社人財が育たない

これはメリットと相反する内容ですね。
外注に出せる分、やはり社内にノウハウは貯まるわけではないので、考えものですね。
一時的にRPOをしたとしても、最終的には自社でやらなければ会社の未来は造れないので、その点は念頭に置いておくべきですね。


3.情報漏洩のリスク

採用応募者の情報は「個人情報」であり、かなりセキュアな情報です。
そうした情報を外部に委託することで、一定のリスクは起きてしまいます。あと、これはちょっと趣旨と異なりますが、求職者にも入社後とかに、「・・・あ、私RPOの人に推されて入社したんだ・・・」とか思われてしまうリスク?もありますね。


まとめ

そんな感じのRPOですが、料金は会社によってピンキリです。
最近はRPOを行う企業も増えているので、ミニマムで5万円から外注することができるので、アルバイトを雇うと考えたらコスパは良いかもしれません。

ちなみにdodaの調査結果によると、過去に100名以上の採用を行った事がある人事担当がいる企業の4割がRPOを導入したことがあるとのことですので、大手ほどアウトソーシングがメリットが大きいのかも知れませんね。


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