#748 TV論38|古畑任三郎
えー、どうも、古畑です。
そんな感じで本日は三谷幸喜脚本の中で、個人的に一番好きな名作である「古畑任三郎」を本日は紹介したいと思います。
古畑任三郎とは?
名優・田村正和の代表作と思っておりますが、そんな田村正和が演じる警部補・古畑任三郎が、ゲスト演じる犯人による犯罪のアリバイやトリックを巧みな話術と卓越した推理力で崩していき、完璧と思われていた犯行の真相を解明していく、基本的に1話完結のストーリーとなります。
構成としては序盤に犯人が被害者を殺害し、途中から現れる古畑さんが「会話の矛盾」「違和感」などに気づき、犯人をジワジワと真綿で首を絞めるように追い詰めていくというストーリー。
苛立つ犯人とか、徹底的に追い込んでいく姿とかが非常にロジカルで、エンタメとしても最高の作品でした。
古畑任三郎の魅力
1.オシャレ
これまでのドラマと一線を画した「オシャレ」さがありました。
オープニングは黒と白、赤のみに絞った構成、テロップ、演出でとにかくカッコいいんです。
そして主題歌もなく、メインBGMだけなんですけど、非常にシュールでカッコいいですね。
2. 毎回豪華なゲスト
芸能人でもファンは多く、毎回鬼のように豪華なキャストが犯人役で出演していたのも本作の魅力です。
中森明菜、笑福亭鶴瓶、菅原文太、明石家さんま、キムタク、唐沢寿明etc…と、とにかく豪華ゲストが毎回出演しておりましたが、「SMAP」の5人がSMAP役で出てきたり、あとは何といってもイチローがイチロー役で出演したのも印象的ですね。
3.今泉という男
この西村雅彦が演じる「今泉慎太郎」が、この作中ではいい感じの脱力、箸休めキャラクターでした。
古畑さんの部下的な立ち位置なんですが、毎回空回り、足を引っ張り、素っ頓狂なことを言って古畑さんに馬鹿にされ、軽蔑され、額の広さを罵られ、斎藤元彦クラスのパワハラを受けるというぞんざいな扱いを受けておりますが、人気はあった模様で、スピンオフドラマも生まれたりしてました笑
古畑任三郎の見ておいてほしい作品
死者からの伝言|中森明菜
漫画作家の中森明菜は、別荘で恋人の編集者を地下倉庫に閉じ込めて窒息死させるんですが、そんな別荘に車のガス欠で偶然訪ねてきた古畑さんに罪を暴かれてしまうというお話です。
古畑さんの目の付け所が鋭すぎて、確かこの時期金田一少年の事件簿にも僕はハマっていたので、非常に楽しく見ることができましたね。
殺人特急|鹿賀丈史
料理の鉄人でおなじみの鹿賀丈史は医者なんですが、リンフー(不倫)をする佐野海舟張りのスケベドクターなんですが、奥さんに浮気を疑われて探偵に証拠を握られ、その探偵を睡眠薬で眠らせて静脈注射で殺すんですが、その電車にたまたま乗り合わせていた古畑に目を付けられる・・・というお話。
とにかく追い詰める古畑さんの一挙手一投足がとにかくイヤらしいです笑
矛盾だらけの死体|小堺一機
小堺一機がまだ若いんですが、そんな一機は政治家秘書なんです。
で、一機が仕える政治家が、一機に愛人を始末させるような極悪政治家であり、政治屋でしかない蓮舫ばりに悪い奴なので、思わず政治家もカチンと来て殺しちゃうんですが・・・例によって古畑さんに(略)
しゃべりすぎた男|明石家さんま
弁護士のさんま vs 古畑さんの激戦で、かなり面白かったです。一番印象に残ってるかもですね。
とにかくさんまが喋る、喋る、喋る!なんですが、その発言の中で矛盾を見つけるあたりがガーサスでした。
ちなみにさんまはこの役のセリフを覚えるのにクソ苦労したみたいで、「もう弁護士役は二度とやりたくない」と漏らしていたようです笑
赤か、青か|木村拓哉
キムタク全盛期でしたが、キムタクが最高に悪い役なんです。
性格の悪い天才科学者で、観覧車に爆弾を設置するようなテロを起こそうとするサイコキラーなんですが、古畑さんに(略)
キムタクが古畑さんにビンタされてたのもなかなかセンセーショナルでした。
VSクイズ王|唐沢寿明
これも面白かったのでかなり印象に残っています。
水を「ゲー」と吐くのが有名ですね。
密室から抜け出すトリックも秀逸でしたし、この作品で「くさや」の存在を知った人は多いでしょう。
古畑任三郎 VS SMAP|SMAP
前述のとおり、SMAPがSMAP役で出てきます。
キムタクは爆弾魔として捕まったのですがそれはスルーして、そんな感じでSMAPが共謀して殺人をして隠ぺい工作をするという、終盤では考えられなかった団結をしたりするのも今考えると切ないですね笑
まとめ
そんな感じでいつみても面白い作品です。
基本的には1話完結なので、途中から見れるのも嬉しいですね。
改めて振り返りましたが、楽しい作品だったことを実感しました。また見たいですね。
是非、TVerとかFODでもやってるようなのでチェックしてみてください!
古畑任三郎でした。
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