古草紙昭和百怪21 令和4年極月「深夜 生木に打つ呪いの祈り釘」(「週刊事件実話」 昭和36年) / 令和5年睦月「月からの暗号が解読された」(「週刊読売」 昭和37年)
「深夜 生木に打つ呪いの祈り釘」(「週刊事件実話」 昭和36年)
副題なのか「身の毛もよだつ生きている伝説!」と大書、「憎い相手を呪い祈り殺す! 陰湿なそしてあまりにも異妖奇怪な人間の執念! ひと口に昔のことと片づけてしまえない、鬼気せまるようなこの事実が…」との惹句に食傷しながらも、通り一遍の怪談が飽きられつつあったてふ往時にあっても尚、呪詛ばかりは廃れる気配が無かったとは意外。「深夜! 生木に打つ呪いの祈り釘」(「週刊事件実話」 昭和36年8月1日 100~5頁 写真5点 日本文芸社)は、前に紹介した「幽霊と化物づくり五十年」と同号。「特集5」とありますが、切抜紙片からは如何なる総題の下に纏めたのか判断は付きません。
以下、約3100字 四百字詰約9枚 図版2点
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