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古草紙昭和百怪7 令和2年葉月「白骨が深夜すすり泣く怨靈の家」(「事件実話」昭和36年) / 菊月「迷い出た七人の亡霊」(「週刊大衆」昭和34年)

「白骨が深夜すすり泣く怨靈の家」(「事件実話」昭和36年)

 昭和半ばまでの犯罪実話集には、幽霊因縁譚が混載された刊本が儘見られます。「幽靈の手引きで完全犯罪が発覚した!」との傍題を添へた「「白骨が深夜すすり泣く怨靈の家」(「事件実話」昭和36年8月2日 日本文芸社)は五件も紹介の大番振舞。内三件は現場の、一件は当事者の写真入りです。

以下、約2200字・四百字詰約6枚 図版2点

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