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珍夜特急

珍夜特急という小説はご存知だろうか。

深夜特急ではなく、珍夜特急だ。
著者は、沢木耕太郎さんではなく、クロサワ コウタロウさんだ。

AmazonのKindle書籍として読める小説で、Kindle Unlimitedに加入していれば無料だ。

はっきり言ってこの本は、

超絶オススメだ。

内容は沢木耕太郎さんのパクリでもないし、二番煎じでもない。
いい意味で期待を裏切られた。

著者がバイクでインドからポルトガルからへ旅するノンフィクション(2ndシーズンは南米)で、途中出会う人間との関わり合いがとても濃密な物語だ。


この本に出会ったのは数年前のことだが、かなり影響を受けたし、ぼくの中の何らかの琴線に触れ、泣いた・・・。


影響を受けたのは、

1.バイクって楽しそう、と思い小型オートマだけど免許を取得した。

 ぼくは今、スーパーカブに乗っている。

2.英語でコミュニケーションを取ることについて、日本人独特の恥じらいを捨てた。

 ブロークンなイングリッシュでも気にせず話すようになった。


この本が刺さるのは、もしかしたら一部のメンズだけかもしれないが、無料でも読めるし一読をおすすめしたい。

ちなみに僕はこれをiPadのKindleに入れ、車での移動中に、シーズン1・2すべて音声で聞いた。

iPadのKindleでの音声読み上げは、はっきり言って機械的で、漢字の誤読も多く残念なのだが、それでも最後のほうはとても切なくなってしまったのだ。


すてきな本には、いつ出会うかわからない。そして、それはいつも予想外で突然だ。







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