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好かれる人が無意識にしている言葉の選び方

YouTubeで中田敦彦氏が紹介したことがある本だ。

心当たりがある表現があったので、詳しく知りたくなり読んでみた。

この本は、なにげなく使っている表現は適切ではないことがあるから、こう言い換えたほうがいいよ。という事例集になっている。

まず、中田敦彦氏が紹介していた事例について、ぼくが以前から実践していて好感触なものがあった。
「そうそう、そうなんだよ」と思い、この本の内容は信憑性があるのでは?となったのだ。


その表現は、電話で

「もしもし」より「◯◯さんこんにちは。△△です。」という。

というものだ。

電話に出るときに、いきなり相手の名前を言うのだ。

これははっきり言って、効果がある。

電話に出た相手がいきなり好意的になってくれるのがわかる。

逆にこれを言ってくれる方が、あるクライアントの社員さんに一人だけいて、その人に電話をとってもらうとなんだか嬉しいのだ。

また、例えば10年前から連絡が途絶えていたクライアントから久しぶりにあった電話に対して、これを使うと、開口一番「覚えていてくれたんですか!」とワンハンドレッ・パーセント言われるのである。

ほかにも印象に残っている例はたくさんあるのだが、あえて絞ると、

・断るときは「なぜかと言うと」より「残念。」
・「話は変わりますけど」より「それで思い出したんですけど」
・「いらっしゃいませ」より「こんにちは」
・「いいものなんですが高いんです」より「高いだけに、いいものなんです」
・課題を聞き出すときに「なにか課題はありますか」より「課題なんてないですよね」
・「大丈夫です」より「美味しいです」

などがあった。

とくに「大丈夫です」は罪深いことがよくわかった。

これからは相手の質問に対して「大丈夫です」は使わないことを誓う。

「お口に会いますか?」
「大丈夫です」
「・・・」

「(マッサージ中に)力、強くないですか?」
「大丈夫です」
「・・・」

「大丈夫です」は「まあまあ」「そこそこ」くらいの意味になってしまうので、そう答えられた方はちょっと残念な気持ちになることがある。

だから「大丈夫です」の言葉を飲み込んで
「とても美味しいです」とか「とても気持ちいいです」
などと言えば、相手もいい気持ちになれるだろう。


はじめ、本の通りに言葉を覚えようかと意気込んでいたが、そういうことではなく、「相手との些細なコミュニケーションには罠が潜んでいる」ということを意識して、言葉に気を配ることが必要なのだということがわかってきた。

わかってはいるが難しい、という部分も多いので、この本をなんどか読んでそのマインドを体に染み込ませて、脊髄反射できるようになりたい。


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