いじめられているAさんへのアドバイス

Aさん:「学校でクラスの皆からいじめられています.あいつらに仕返ししたくて,今は苦して苦しくて,自〇したいと思っています.どうしたらいいでしょうか?」

私:「あなたが自〇しても,彼らはあまり影響も受けずに,普通に生活するかもしれません.しかし,いじめている彼らが,死んだ後,どうなると思いますか?おそらく,彼らは地獄に行くと思います.さらに,あなたをいじめていたことで,地獄では,その数倍,数十倍の償いをすることになります.」

Aさん:「ほんとうですか.心のわだかまりがちょっとだけ少なくなったような気がします.」

私:「それでは,死んだ後に地獄があるということを信じることができますか?」

Aさん:「そうですね.地獄がないと仮定すると,自分は気が狂いそうになります.地獄があって,いじめているやつらが地獄で苦しんでいる,そう信じたいですね.」

私:「地獄は,永遠に続きます.つまり,彼らは永遠に地獄で苦しむことになります.つらいから途中で地獄から逃げだす,ということはできません.」

Aさん:「地獄があるということは,天国もあるのですか?」

私:「そうですね.永遠に続く天国もあります.」

Aさん:「それでは,私は天国にいけるのでしょうか?」

私:「残念ながら,Aさん,あなたは,天国に行くチケットをまだ持っていないようです.」

Aさん:「こんなに苦しい生活を送っているのに,天国に行けないなんて,理不尽じゃないですか!」

私:「苦しい生活をしているとか,努力をたくさんしているとか,そういうことでは,天国に行くことはできません.聖書には,『信じる者は永遠のいのちを持つ』(ヨハネ6:47)とあり,『イエス・キリストを知ることです』(ヨハネ17:3)と書かれています.」

Aさん:「聖書なんて読んだことないし,イエスがどうのこうのと言われても,まったくピンときません.」

私:「そうですね.ですから,今から,天国に入るためにどうしたらいいのか,探さなくてはなりません.」

Aさん:「いじめているあいつらが地獄で苦しむのは,理解できましたが,今の現状が苦しいです.なんとか脱げだすためにも,どうしたらいいですか?」

私:「今の現状が苦しいから自〇という考えになってしまいがちですが,聖書では,自〇すると,地獄に行くことが決定します.いじめている彼らと一緒に地獄で苦しむことになります.」

Aさん:「そんなの嫌です.なんとしてでも地獄に行くのは避けたいです.」

私:「『聖書は事実だ No.1~No.8』の動画を用意していますので,それを見てください.天地を創造した神の存在から考えていきましょう.」

Aさん:「動画のほうは後で見ますが,神がいるのなら,なぜ,こんな苦しい目にあわないとダメなんですか.神がいるなら,いじめなんてないのが当然でしょう.神がいるなんて信じることはできませんね.」

私:「実は神が存在するだけでなく,悪魔もいます.悪魔は,地獄に行くことが決まっています.地獄に行く悪魔は,人間を道連れにして,人間が地獄に落ちることを望んでいます.自〇したいとか,神がいないという考えも,悪魔によって引き起こされていると考えたほうがいいです.悪魔の思うつぼになっているなっているということです.」

Aさん:「じゃ,悪魔がこの世を支配している,ということですか?」

私:「支配しているとまでは言いませんが,ある程度悪魔が力を持つときがある(参考文献参照)と思っています.しかし,悪魔が悪を引き起こさないように,神が引き留めておれれると考えられます.」

Aさん:「まったく理解できません.わたしはいじめれて,悪魔の手引きかわかりませんが,自〇しようとして,もうちょっとのところで,地獄に行くことになっていたわけですよ.」

私:「しかし,Aさん,いま,あなたは,天国の存在すること,地獄の存在することまで,信じるようになりました.悪魔は確かに,あなたを地獄に導こうとしました.一方,神は,悪魔のしたことを逆手にとって,あなたに,天国と地獄を知らせてくれました.いじめのない平凡な学校生活を送っていたら,天国も地獄も知らずに,地獄に行っていたかもしれません.」

Aさん:「なるほど,聖書の言う『永遠のいのち』が何であるかはわかりませんが,『聖書は事実だ No.1~No.8』の動画がすごく見たくなりました.というか,何としてでも,天国に行くチケットが欲しいです.」

私:「それはよかったです.今から一緒に『聖書は事実だ No.1』を見ましょうか」

Aさん:「ありがとうございます.」


最後まで「聖書は事実だ」を見たAさんは救われ,天国に行くチケットをもらいました.

その数年後,いじめられていたクラスの同窓会があったそうです.

Aさんは,最初は乗り気がしませんでしたが,同窓会に行くことにしました.

当時のクラスメートに復讐するためでなく,彼らに「聖書は事実だ」の内容を伝えるためです.つまり,Aさんはいじめていた彼らを許して,彼らが地獄に行かないように,天国のチケットを配ろうとしました.

しかし,彼らは,Aさんのことを「いじめられていた奴」と扱い,Aさんの話を聞きませんでした.

そんなことがあって,Aさんはますます伝道に力を入れるようになったのです.

Aさんは,出会った人すべてに天国のチケットを配りたいと,強く思ったそうです.                      (終わり)



クラスのみんなからいじめを受けて,自〇しようと思っているAさんに,私がアドバイスしている体裁で話を作りました.ちなみに,モデルとなったAさんは,実在しません.

(リンク)
聖書は事実だ No.1
聖書は事実だ No.2
聖書は事実だ No.3
聖書は事実だ No.4
聖書は事実だ No.5
聖書は事実だ No.6
聖書は事実だ No.7
聖書は事実だ No.8(最終回)
(No.8はアップされていない場合,古いバージョンを見てください.)

参考文献
加賀乙彦:「悪魔のささやき」,集英社新書


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