コーチング:ミッション・インポッシブル
皆さんこんにちは。台風は大丈夫でしたか?ワシントンDCも今日は雨模様です。
ところで先週末は日本公開に先駆けて「ミッション・インポッシブル」最新作を見てきました!アクション満載で、普段はこの手の映画が苦手な夫も大満足。すっごくお勧めです。
と言っても今日は映画の感想ではなくて、私のミッション・インポッシブルについてお話ししたいと思っています。
完治まで半年から9ヶ月
ミッション・インポッシブルの撮影中に足首を骨折して、完治までに半年から9ヶ月かかると言われながらも10日で現場復帰したトム・クルーズは、映画だけじゃなくそんなところでもミッション・インポッシブルを成し遂げちゃいます。
何がどうして9ヶ月が10日になったのかと思ったらインタビューで「少しでもみなさんのために良い映画にしたかったから」と言っていました。
やっぱりパッション
うーん、パッションですよね。「自己実現+なんのために」というトムさんのパッションのおかげで劇場の多くの人たちがすっごく楽しい時間を過ごしました。私の場合は溜まりに溜まった仕事のことをほんのひと時忘れる現実逃避という実にリラックスした時間をいただきました。こうなると次のミッション・インポッシブルも応援したくなってきます。なんだかこの楽しい時間のお返しをしたいという思いがして。
私のミッション・インポッシブル
私は操縦の仕方も知らずに乗ったヘリコプターで戦ったり、崖から指一本でぶら下がったり、ビルとビルの間を飛び移ったり、はたまたパリの街中をバイクで爆走したりしたわけでもありませんが、私なりのミッション・インポッシブルを経験したことがあります。それは今から20年ほど前のことです。
人脈、経験、資金ゼロ
ワシントンDCに移住した当時の私は無い無い尽くし。それでも夢がありました。「アジアの美しさを現代アートを通じてアメリカの人に紹介する」、そんな夢が。
ところが人脈、経験、資金ゼロの私が夢を口にした途端、50人以上の業界人から「絶対無理」「潰れる」「破産する」「失敗する」と言われてしまいます。
当時はまだアジア現代アートの市場すらない時代でしたし、マーケットに精通するたくさんの業界人から言われたらやっぱり「無理だよなあ」と思ってしまいますよね。
迫力と説得力に押されて無条件に「やっぱりミッション・インポッシブルです」と言いそうになります。
完全無視、相手にもされない
ですがやってしまうのです。私は「絶対無理」の大合唱の中ワシントンDCで初、東海岸でもまだ2、3件しかなかったアジア現代アート専門ギャラリーをオープンしてしまいます。
しかも最初の一年は全米でも有力な地元紙ワシントンポストのアート評論家から完全に無視されてしまいます。他のワシントンDCのギャラリーのお仲間にも入れてもらえない。まさに業界人が予測した通りだったのです。
信じる力
ですが大方の予想を反して私のギャラリーはオープンたったの2年で成功してしまいます。みんながインポッシブルだと思った私のミッションが成功した秘訣はなんだったのでしょうか?
最初の一歩は自分を信じる力だったと思います。
なんとも形のないものではありますが、まずはこの力がみなぎることが大切なのだと思っています。そんな思いがいろんな人に伝染することで共感し、応援してくれる人が現れます。
たくさんの力
そんな人たちが集まってますますエネルギーで満たされます。そうして私個人だけでなく、私のミッション「アートを通じてアジアの素晴らしさを伝える」もパワーアップされます。
パワーアップしたミッションに惹かれてますますたくさんの人が周りに集まって来てくれます。
そうして不可能に思えたことがなんだか出来ちゃったのです。一人じゃ無理でもたくさんの人の思いが集まって可能になってしまう。パッションの力です。
パッションがあればきっと叶う。何しろ骨折だって10日でなんとかなってしまうくらいですから。
思いはいろんなことを可能にしますが、そこに思いを形にするスキルが加わればもう鬼に金棒です。
ライフコーチを目指した理由
思いを形にし結果を出す、コーチングならそれが可能です。必要なのはコーチングで学ぶスキル。だから私はそのスキルを広めたいなあ、と夢見たのです。そうしてアートビジネスからライフコーチに転業することにしました。だってこんなに素敵なスキルを独り占めするなんてもったいないから。
あなたにとってのミッション・インポッシブルは何ですか?きっと叶う。I promise!
どんな時もアートは私にとって大切な人生の一部。六本木ヒルズの森美術館にて。
サポートありがとうございます。もしサポートをしていただけるのであれば、全国の日本の図書館に私の本を寄付させていただきます。