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ハウスにかかわるすべての方々の出会いと交流の場所をつくる【BH社員インタビュー】

こんにちは、ボーダレスハウス(以下:BH)です!

さまざまな国のハウスメイトがともに暮らし、異文化理解を楽しむ「国際交流シェアハウス」。
今回は、新規物件開発と物件設備管理(PM)チームのリーダーを務めている、BH縁の下の力持ち、チャンさんにインタビューを実施!
BHにジョインするまでの経緯や、仕事のやりがい、物件を提供いただいているオーナー様とのやり取りの中で大切にしていることなど、たっぷり語っていただきました。

入居者が安心して暮らすシェアハウスはどのようにして生まれるのか?
不動産運用の選択肢として、BHのシェアハウスを選ぶ魅力は?
物件オーナー様にも、キャリア形成へのヒントを得たい方にも必見のインタビューです。
ぜひご一読ください!

在日韓国人としての体験から、BHのビジョンに共感し入社

───最初に、BHジョインに至った経緯を教えてください。

元々在日韓国人として仙台で生まれ育って、2010年に上京して広告代理店に新卒入社し、2年ほど働いていました。
転機になったのは、2011年の東北大震災。
もし今死んでしまったとして後悔するとしたら?と考えたときに、自分のルーツでもある韓国での生活を実現しようと考えたんです。
そして韓国で生活するうちに、現地の社会人バスケチームで、当時韓国拠点開発に来ていた代表の李さんと出会いました。

すぐにBHに入社するには至らず、2014年に帰国して人材会社に転職しました。
6年ほど営業や企画など、当時の会社でさまざまな仕事に挑戦しながら、その後も李さんとの交流は続いていて。
そのときに、「差別偏見のない多文化共生社会をつくる」というBHのビジョンについて聞き、ここまで会社が掲げるビジョンに真っ直ぐ取り組んでいる会社はないなと感銘を受けました。
ここで働いたら自分はどうなるだろう?そんな興味もあり、ご縁をいただいた流れですね。

───これまでのキャリアも、会社のビジョンを重視して形成されてきたのですか?

いえ、ビジョンに惹かれて入社を決めたのはBHが初めてでした。
というのも、自分が在日韓国人だという背景もあり、差別的な扱いを受ける経験というのはこれまでも少なからずあったんです。

日本では韓国人として扱われ、韓国では日本人として扱われる。
苦しい体験もありましたが、それでも国籍関係なくよくしてくれる人はいる。
人間関係の根幹は、結局人同士の交流なんだという原体験が、BHのビジョンにぴったりマッチしたんですよね。

くわえて、前職では残業や出張も多く、当時生まれたばかりの子どもの成長をそばで見守ることもできなかったんです。
ビジネスを通して、利益を生み出しながら理想的な社会をつくり、さらにプライベートまで充実できるなら最高だな、と。

多岐にわたる業務の中で、オーナーに寄り添い、信頼関係を築き上げる

───チャンさんが従事しているBHの「物件開発」のお仕事について、具体的にその内容をおうかがいしてもよろしいでしょうか?

簡単にいうと、シェアハウスとして活用する物件を探してきて、オーナー様と諸々の交渉や調整を行い、オープンまでの準備を行う仕事です。
物件を所有する方だけでなく、物件の投資家の方、不動産会社やディベロッパー様がお相手になることも。

プレゼンを行い、お見積りの提案や条件交渉などを経て、物件の契約が決まったら、次は実際にシェアハウスとして運用するための工事が入ります。
幾度か立ち会いも行い、竣工したら今度は内装の整備。
冷蔵庫やエアコン、他にも椅子やデスクなど、家具家電の組み立てや搬入は、基本私たちで行うんです。
それと並行して、オープンまでに必要な各種申請、そしてBHのHP内でハウスの紹介ページも作成して。
すべてが終わったら、そこでシェアハウスの運営チームにパスできて、物件開発の仕事はひと段落です。

───かなり幅広いお仕事ですね……!物件のオーナー様とのやりとりは複数回行われるのでしょうか?

かなり密に連携をとってるので、オーナー様とは仲良くさせていただいていますよ。
それこそハウスで家具を組み立てていると、オーナー様が様子を見にきてくださって「頑張ってるね!」と声をかけてくださったり。
「ボーダレスさんに任せてよかった」という言葉を聞くたびに、この仕事をやっていてよかったなと心から嬉しくなるんですよ。

物件オーナー様へのインタビュー記事もHPにて公開中
https://www.borderless-house.jp/jp/blog/tokyo-20230601/
https://www.borderless-house.jp/jp/blog/tokyo-20230602/
https://www.borderless-house.jp/jp/blog/tokyo-20230603/

「スタッフの対応がとてもいい」ということもよくおっしゃっていただくんですが、これは私だけの力ではなく、BHメンバー全員の努力の成果でもあると思っています。
例えばオープン中のハウスで設備の修繕や購入が必要となったときも、ただの業務連絡だけでなく何をどうすればよいのか、選択肢を提示して丁寧にご連絡するようにしています。
入居者の皆さんはもちろん、物件を提供してくださっているオーナー様にも寄り添って、できる限りご心配のないよう努めているんです。

───オープンしてからも関係が途切れることなく、つねに気配りを忘れないところに、BHらしさが表れている気がします。

私たちの掲げている大切な価値観に、「関係"製"」という言葉があります。私たちが運営するシェアハウスを中心に、入居者だけでなく、地域住民、物件のオーナー様、そして我々スタッフなど、かかわるすべての人を結びつけて、関係性を築いていくのが私たちのミッションだと思っているんです。

私たちのビジョンや考え方に共感してくださるオーナー様もいれば、不動産投資として価値を見出してくださっているオーナー様まで、きっかけはさまざまです。
でも間違いないのは、オーナー様にとって大切な物件を、私たちを信じて預けてくださっているということ。
その信頼を裏切ることがないよう、日々の丁寧なコミュニケーションと収益でお返しするように心がけています。

多くの人の人生が交わる場所を作り上げるやりがい

───物件開発業務を通して、苦労したことがあれば教えてください。

正直、楽だったことはないです(笑)。
物件を獲得するまでも度々オーナー様に訪問したり、契約後もたくさんの調整業務や体力仕事……
一緒に家具・家電の組み立てをするはずだったメンバーが体調を崩してしまい、合計18台の冷蔵庫を1人で搬入しなければいけなくなったときは本当にどうなることかと思いましたよ(笑)。

───想像しただけで冷や汗をかいてしまいます……そんな中でも、どんなことにやりがいを感じますか?

苦労はあるけれど、物件が無事オープンを迎えたときにはやはり感動しますね。
「自分が作り上げたこのハウスで、入居者さんやこの場所にすべての方の新たな出会いや生活が始まるんだ」「その場所を、自分が作り上げたんだ」そう考えると、達成感でぐっと熱くなるんです。

物件修繕でハウスを訪れるときも、入居者さんには必ず「生活はどうですか?何か困ってることはないですか?」と声がけをするようにしているんです。
「毎日が楽しいです!」という声を聞くたびに、皆さんの人生に少しでも彩りを添えることができていると実感できて、この仕事をやっていて本当に良かったと実感します。

───直接声を聞くとよりその感動が大きそうです……!入居者さんとの関係も良好なのですね。

入居者さんとの深い関係値も、BHの特徴なのかもしれません。
以前社外取締役の方と一緒にハウスを訪問した際、ドアを開けたときに「こんにちは、BHです!」と挨拶をしたんです。
その場にいた入居者さんとも自然と会話をしていたんですが、その姿にとても驚かれて、「他のシェアハウスだったら、普通運営メンバーが訪問したら煙たがられるよ」と。

むしろ私たちとしては、入居者さんとはこの関係性が普通だったりするので、入居者さんたちにもBHのスピリッツが染み込んでいるんだと実感した場面でしたね。

遊休物件活用から安定した入居率、そして社会貢献がBHの魅力

───直近では、どんなハウスを新規物件として追加されましたか?

2023年は3棟のハウスを新たにオープンしました。

1軒目は、当初からシェアハウスとして運営していた物件。
オーナー様とお話をしながら、シェアハウスの運営権を他社から譲り受けたような形です。
元々の運営仕様に改善を加え、工務店やオーナー様を巻き込んで一から設計を見直してオープンに至りました。

2軒目は、オーナー様が所有していた神保町のとあるビル。
元々オーナー様からお声がけをいただいていたのですが、当時はコロナ禍ということもあり新規オープンが難しい状態で。
コロナが緩和した2022年末に私から再度お声がけをして、晴れてハウス運営が決定した次第です。
5階建のうち、1階は主にシェフの卵の方に場所提供するための貸しレストラン、2階はコワーキングスペース、3〜5階はハウスメイトの居住スペースとして設計し、「シェアビル」というコンセプトで8月にスタートしています。

神保町1ハウスのリビング

そして3軒目は、元々新聞販売所だった新小岩の物件。
新聞やチラシを販売していた1階のスペースをリビングにリノベーションし、元々社員寮だった上の階はそのまま居住スペースとして活用しました。

新小岩1ハウスのリビング

───リノベーションをする前提でハウスを探されることもありますか?

もちろんありますよ。
遊休物件は、引取り手がいなかった場合、取り壊してマンションやアパートに改築するのが主な活用方法だと思いますが、それだと取り壊しの段階で何千万と費用がかかってしまう。
それをBHが元の構造を活かす形で、リノベーションしながら活用することができるので、オーナー様としてもメリットの高い運用方法かなと思いますね。

───他にも不動産運用の選択肢として、BHを選んでいただくメリットがあればぜひ教えてください。

シェアハウスとしてのコンセプトがしっかりしているのも強みであり、それはオーナー様にとってもメリットになると思っています。
私たちがシェアハウスを通して、多文化共生社会をつくっていくことをミッションに掲げている。
だから外国人:日本人の比率、そして男女の比率は50:50で曲げないようにしているんです。
このスタンスを崩さないのは私たちだけだと思いますし、言い換えれば他に替えがきかないからこそ、安定的な入居率と家賃収入を維持してオーナー様に還元できるんです。
実際に、一度退去されて再度戻られたリピーターの入居者さんも多いんですよ。

あとは何よりも、物件運用を通して社会課題へ取り組むという、新しい物件活用の方法を提供できるのもBHにしかない価値だと思います。
ただの貸主、借主という関係以上に、社会貢献の一手段としてBHを活用していただければ嬉しいですね。

2024年はエリア拡大も!事業への誇りを胸に、邁進し続ける

───2024年はどんな年にしていきたいですか?

まず、都内・関西ハウスについては、2024年もどんどん増やしていきたいと思っています。
現状、ありがたいことにたくさんの方から入居希望をいただいていて、残念ながら空室が足りず入居をご案内できないこともあって。
すでに年明けには新たなハウスのオープンも決定しているので、たくさんの方を受け入れることができるよう、気合を入れていきたいと思っています。

そしてこれは新たな挑戦なのですが、都内・関西以外の国内新拠点開拓にも取り組んでいきたいと思っているんです。

───なんと!どのエリアを新拠点として追加される予定ですか?

現状考えているのは、福岡と仙台です。
どちらも海外留学生や外国人の若者が多く住んでいますし、収益性も十分見込めます。
そして福岡は私たちBHの母体であるボーダレス・ジャパンの拠点もあり、私が宮城県で生まれ育ったこともあり、それぞれ縁がある。
そういった背景から、両都市に白羽の矢が立ったというわけです。

先ほどもお伝えしたように、「差別偏見のない多文化共生社会をつくる」ことが私たちのミッションでありビジョン。
このビジョンは決して特定のエリアに限定されるべきことではないですし、むしろどんどん拡大していくべき価値観だと思っています。

私たちは、ボランティアや非営利団体としてではなく、ビジネスとしてこの社会課題に取り組んでいる組織です。
安定的な利益を上げ、持続可能な事業を作り上げながら、BHの精神をどんどん広めていきたいと考えています。

───最後に、この記事を読んでくださっている未来のBH物件オーナー様へ、メッセージをお願いいたします!

BH運営メンバーと

多数の人が共同生活をするシェアハウスなので、ときには入居者同士のぶつかり合いも生じますし、物件の消耗もそれなりに進みます。
お困りごとに直面したとしても、それを解決するために私たちBHスタッフがいます。

BHの事業は、間違いなく社会によい影響を与える事業です。
そしてその事実にメンバー一人ひとりが誇りと自信を感じていて、それがオーナー様や入居者さんへの誠実な態度につながっています。
ただの管理会社じゃないという部分を感じていただきたいですし、そのように感じていただけるよう全力を尽くしますので、物件運用をご検討の際はぜひBHを思い浮かべていただけたら嬉しく思います。


◼︎物件オーナー様へ

ボーダレスハウスでは、新たな出会いと国際交流の場を生むために、2024年も積極的に新規物件活用に取り組んでまいります。
さらなる詳細については、オーナー様専用ページでご確認いただけます。


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