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そろそろ終わりの方なので

年初というのは、色々な目標を立てるにはいいタイミングだ。自分自身を振り返っても、過去から今に至るまで様々な目標を立ててきたという記憶がある。しかし一方でそれに向かい続けるというのは至難の業で、特に私のようなそのときどきの感覚で生きている雑な人間にとっては「目標を立てた時が一番やる気のある時」に他ならず、何らかのきっかけでそれが途切れてしまうと、それ以降は、うやむやになってしまうような危ういものでもある。

そんなこともあって、最近は年の初めに何か目標を立てるということもすっかりしなくなっていたわけだが、このところ様々な人たちの刺激的でクリエイティブな文章に刺激を受けて、久しぶりに「何かを書きたい欲」が湧いてきた。

しかし今までのことを鑑みると、その気持ちもいずれ減退していくことは容易に予想されるので、スタートの負荷をできるだけ下げることで持続できないものかと考え、ついに一つに結論に達した。それは「日々目に入るもの、耳に聞こえたもの、手に触れるもの、感性に訴えかけるものなどの中から適当にひとつ言葉を選んで、その言葉を始まりとして何かを綴るという方法だ。

これであれば、テーマを絞ったり、確認作業をしたりなどの手間が不要で、頭の中にある言葉を化学反応させればいいだけなので、準備が不要で、私のような持続性に欠ける人間にはちょうど良い負荷ではないか。

そんなわけで、大体週2回のペースで一年間書き続ける試みを始めようと思う。今後自分の中からどんなものが出てくるのか楽しみだ(もちろん何も出てこないということも含め)。

そろそろ人生も終盤に差し掛かり、いつ終わりが来ても不思議ではない年齢だ。人は人生の終わりを迎えるにあたり、何かを残したい生き物だと誰かが言っていたが、私もまたその一人なのだろう。

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