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あなた攻めてますか?

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさんは「松本人志の酒のツマミになる話」をご覧になっているでしょうか。

松本人志とゲストが普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語る番組なんですが、いつも楽しい話で笑わせていただいています。

5日の放送の中でゲストの相川七瀬さんから出演者に「大人になってから攻めることができているか」と質問がありました。

実は相川さん。以前は「お酒の席に誘われたら行って、次の日の朝6時にはご飯を作れていたのに、40歳代になってから出来なくなった」と告白されていて、今はできない自分自身を「守りに入っている」と分析し、「つまらない大人になった」と嘆いていました。

私たちも年齢を重ねるごとに新しい経験が少なくなり、同じようなお誘いは徐々に断ることが増えてきがちです。

しかし出会いの回数は親しみに繋がります。会話の回数だけ相手を知り自分を知ってもらえる最高のチャンスなのです。

コロナ禍だからと以前は「やむなく中止になった集まりも」、最近は「コロナを理由に止めようか」と消極的になってはいませんか。

「守りに入っている」のは出会いの場だけではありません。

今までの職場で取り扱う商品やサービスについても同じことが言えると思うのです。

「既存のお取引先様から商品変更の要望がないからこのままでいい」

本当にそうでしょうか。

昔ながらの製法で、売り方で、暖簾を守れる職場はどれぐらいあるのでしょうか。相川さんのように「守りに入っている」と危機感を持っていない企業がこの先もずっと安泰といいきれるでしょうか。

先の相川さんの質問にミュージシャンの龍玄としさんはこう答えました。

「新しいことにチャレンジしていったり、自分の壁を破っていく」

私もこのような姿勢を持ち続けたいと思います。

***

昨日百貨店で攻めた商品を見つけました。

大阪の老舗「神宗」の商品「卵かけご飯がおいしい詰め合わせ」です。以前毎日放送「魔法のレストラン」でも放送されたようです。

私は炊き立てご飯に新鮮な卵をのせた「卵かけご飯」が好きなのですが、この商品は初めての出会いです。

もちろん購入しました。

パッケージはこんな感じです。(卵はついていません)

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裏面に作り方が載っているのですが、中に入っている3つの袋で卵かけご飯を作るようです。

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(手順1)温かいご飯に「つぶ昆」を混ぜる
(手順2)小鉢に卵を割り「卵かけご飯の醤油」と混ぜる
(手順3)混ぜたご飯と混ぜた卵を合わせ、そこに「こな昆」を混ぜる

あの大阪の老舗「神宗」ですらも現状に満足しないで攻めているんです。私は長く愛される秘訣はここにあるんだと感心しました。

この商品を体験してみた私の正直な感想を申しますと、

この商品は、卵かけご飯をすぐ召し上がりたい「腹ペコ少年」向きではありません。

また裏のパッケージの説明書きを見て、小さな袋を指で破りながら3つの手順を経ることから、細かい字を見たり細かく指先を使うことが苦手な「高齢者」向きでもありません。

しかし、

「食べる量が少なくなってきた世代」「たくさん召し上がるのではなく、美味しいものを少しずつ召し上がりたい方」「変わった体験をして召し上がりたい方」には打って付けな商品ではないかと思いました。

私はこの商品を使うシーンを思い浮かべますと、きっと食卓に会話が生まれます。

「これが先だよ」「いや違う小鉢に先に卵を入れるんだよ」

楽しい食卓の会話が目に浮かぶのです。

現代は「孤食」と言われる時代になりましたが、食事はみなが寄ってワイワイやりながら食べるのが一番おいしいのだと思います。

高齢になった親に、子供世代がうんちくを語りながら順を追って作れば「卵かけご飯も」立派な料理になることでしょう。

美味いか美味くないかの問題ではなく、その体験こそが狙いなのです。

私は「神宗」の開発担当者と会う機会がありましたらきっとこのように評価しようと思います。

「素晴らしい食の体験を有難う。これからも攻め続けてください」

私はいつの世も食事は楽しくなければならないと思います。

美味しい食事とは楽しい食事だと思うのです。

先の番組で、相川さんの質問にミュージシャンの龍玄としさんが「新しいことにチャレンジしていったり、自分の壁を破っていく」事が大事だと答えました。

大阪の老舗「神宗」さんは「卵かけご飯がおいしい詰め合わせ」商品を世に出し攻めています。

私も現状に甘んじず攻める姿勢で参ります。

さあ、みなさんは如何ですか。果敢に攻めているでしょうか。

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