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失敗したっていいんだよ 人が人のためにできることはなにか -day43/100day post vol.2-

タイトル画像はいまや身長が173センチになった長男の2歳。12年前のへんなかお^_^。当時のブログから抜粋^_^

32歳でテレビドラマを活用した疾患啓発やヘルスコミュニケーション研究者としてほぼ自費で米国USCに留学し、初めてづくしの暮らしの中で長男が生まれて、米国生活や子育てに慣れてきた頃に一歳半の彼の不全型川崎病を家族で体験して乗り越えて(助けてくれた友人の医師のみなさん、心から感謝🙇‍♂️!)、米国の医療制度のつらさと医療保険や自己負担のしんどさを実体験して疲れ果てて破産寸前で帰国したタイミングでの一枚^_^

いま改めて見ていると、当時の親である僕自身の疲れ具合や不満や不安を表現しているような表情してますねえ^_^ いろいろ当時、八つ当たりした気がする。すまん長男🙏

昨夜のオンラインダイアローグバーで、メンタル豆腐な若い人、他責で「成長できる環境を完璧にセッティング」してくれないと「上司がイマイチなんで」と仕事を辞めちゃうような"イマドキの若い人"にどう関わったらいいのか?

どう考えどう行動したら、そういう若い人とお互いに愛着や信頼や意味を感じる関係になれるのだろう?というテーマで話が盛り上がった瞬間がありました。

一方で、一昨日、高校2年の姪っ子とそのお友達の進路相談にzoomで乗っていて3人でしゃべっていた時に、彼女たちの言動からすごく感じた失敗への恐怖や不安、当初の想定から外れることへの不安から、

失敗したって、いいんだよ

という、自分の中から湧いてくる感覚を、どう言葉にして伝えるのがいいのか、グルグル考えながら思い出しながらそのzoomでのオンラインバーでのお客さんたちの会話を聞いていました。

翻って、なんだかつながるような気がするのは

自分の人生の操縦席のハンドルを自分で握る

という話、先週の小学校の卒業式でも祝辞として贈ったのですが、そのとき伝えたかったことと裏表というか、つながってるテーマな気がして以下、少し書きながら考えてみます。

以下の3つのことばで、
言われて心地よい、聞きたい言葉や気になる言葉はどれ?と長男に聞いたところ

1) 失敗してもいいんだよ
2) しんどかったら人のせいにして逃げてもいいんだよ
3) 自分の人生の操縦席に他の人を座らせないようにしたほうがいいよ

1)の「失敗したっていいんだよ」かなあ、と。

なぜ?と問うと
わかっている気もするけど、本当?とも思う、と。

なんかこのやりとりから発見がありました。

自分が思ってる以上に、イマドキの人にとって「失敗」は避けるべき忌むべき事態で、失敗することは許されない、という強い価値観や思い込みがぼんやりと薄膜のように彼ら彼女らを覆っているのかもしれない。

失敗の程度やレベル?幅、限度、みたいな話でもあるのかもしれないけど。

失敗をいっぱい体験してそれでも生きてきたタイプの人間としては、失敗しても大丈夫だよ、と心底そう思うレベルで若い人に伝えることができるのだけど、それを聞いた側はあまりそれを実感できない、意味がわからない。

そんなことが起きてる気もして。

数年前、東村アキコさんの漫画「かくかくしかじか」を読んで感動した時に書いたnoteでも書いたけど、

ひとがひとに教える、
ひとがひとに関わって成長を促進する

みたいな場面で、果たしてひとはひとになにができるんだろう?

たぶん、親が子にそのあり方を見せるように、ありのままの姿や行動を見せることが一つ。

教える側や導く側が、自分自身の人生や体験や想いを鏡にして、そこで得た実感や信念を言葉にすること。そしてその目の前の相手にその考え方や魂みたいなものが詰まったことばを、伝えていくことが一つ。

親や先生や師匠が育った時代とは違う時代を生きる彼ら彼女らに、先に生まれたひととして、なにができるのか?

自分の時代の常識が今の時代に使えない可能性を謙虚に自覚しつつ、時代を超える普遍的ななにかを、ことばにしたり行動にしたり表現できたらいいなあ。

でもそもそも、

伝える

という意思やプロセスのことなのかもなあ。
それがないと、そもそも関係性が生まれない。

関係性があれば、お互いの相互作用で、相手だけでなく自分も変化する≒成長する?可能性もある。

伝えるの前に、

そもそも

自分がその相手にとって、どうありたいのか

そこが一番大事なのかもなあ。。。

コミュニケーションの質、関係性の質、みたいな話ともつながるのかも。


答えは出ませんが、考え続けていきたいです。

そして探求はつづく。

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12年前の春の若葉。時を超えて今年の春に再会^_^

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