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夏休みで考えた食育と起業

私が所属する教育系フリーランスとオンライン家庭教師の「しょくいんしつ」

今夜はポッドキャストで最新エピソード9も公開された。

この中で、おおすみが言った。「夏休みにいい思い出ないでしょ?」これはグサリときた。たしかにそうだ、体調崩して死にかけたのが夏休みだった。

今日は、そのことを述べておこう。

人生で初めてお昼の夏ドラを最初から最後までコンプリート

忘れもしない35歳の夏休み。
ずっと風邪のような症状と、微熱、腹痛に苦しんでいた私。

定期テスト対策を終えて病院に行った私を待っていたのは、主治医からの厳重なお説教と入院の通達だった。

二週間ほどと思っていたのが、絶食6週間を含めて長期入院となった。
「今年は先生が夏休みですね」

入院初日に担当の看護師からそう言われた。

指を10センチ動かすだけで苦労し、TVを見るのがつらい

食事の大切さ、食べ物って身体に大事なんだと真剣に考えさせられた。

どうしようもないくらいにボロボロで、栄養を吸収できないほど強い炎症で機能していない私の腸。

点滴なしでは、生きていることが難しい状態だった。

腕から入れる点滴だけでは栄養が足りないと、心臓ちかくの血管に麻酔をしながら太い管をいれた。(そのあとが今も残っている)

そこで栄養が行き渡るようになるまでは、疲れやすく、考えることもつらく、栄養という物の重要さを思い知った。

重い病気になるときの心理(一度は荒れて、後に穏やかになる)

以前、TVでみたガンと診断されてからの患者の心理状態と私は一緒だったかもしれない。

まずは状況を受け入れられない
誰かのせいにしたくなる
その場から逃げ出したくなる
最終的に自分のこととして受け入れる

このサイクルを私も進んだ。そうなってから、最悪の夏休みだったが
真剣に「まなび」をはじめた。

いつか読もうと買っただけの本
いつか見ようと録画してた動画
いつかやろうと買ったゲーム

全てを病室にとりよせて、じっくりみた。

新たな趣味「アロマ」と出会う

絶食が続いていて、食事時間は待合室みたいなところに避難していたが異常に嗅覚がするどくなった。

この時間帯は、どの部屋に何のおかずか、誰が何のお菓子をこっそり食べているかまで把握できるほどだった。

そのせいで食べられないストレスが私を襲う。

すると、当時アロマテラピーをやっていた妹が、わざわざアロマセットを病院に送り届けてくれた。

鎮静効果のあるアロマは私を穏やかにし、若い看護師が香りを楽しみに私の病室に来る回数も増えた。

香りは重要な要素として、いまもアロマの知識は大事に吸収し続けている。

いま思うと夏休みで得た大事な転機

正直、思い出すとろくでもない記憶ばかりの出来事。

でも、ここでわかったことは、「教える仕事がしたい」と自分で痛感したことだ。思うように動かない身体。もしかしたら、一生に好きな物が食べられなくなる可能性もあった。そんな不安よりも、生徒が待っている

その気持ちだけは色あせなかった。
なんとかして現場に戻り、この仕事を続ける。

だけど医師からは、今みたいな仕事をするなら再発するよと脅された(ま、心配しての忠告だと理解している)

そこで考えたのは、「家で塾を開こう」という選択肢

それがなかったら、私はどうなっていただろう。

まとめ:夏が来ると思い出す

最近は、考えていないことだったが、しょくいんしつの「夏休みネタ」は良い振り返りになった。

夏が来ると、あのときに病院の天井を夢に見ることがある。最悪のこととばかり考えていたのだけど、実は大事な転機だったのだと再認識。

今年も夏休みがくる。がんばろう。

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