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700円でかわいい犬とかわいい鳥が描けるようになる方法

結論

結論から言う。
府中市立美術館の「江戸絵画お絵かき教室」のお絵かきコーナーに行けば、ちょっとかわいく犬とか雀とかが描けるようになるはずだ。
期間は2023年5月7日まで(毎週月曜日が休館日)。
入場料は大人一人につき700円。

春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室 東京都府中市ホームページ (city.fuchu.tokyo.jp)

 京王線なら府中駅か東府中駅、JRなら武蔵小金井駅か国分寺駅からバスで15分くらいの距離だ。なお、行先は同じで途中経路が違うバスが同時に走っているので、よくよく系統を確認してからの乗車を強くおすすめする。

 「江戸絵画お絵かき教室」とは展覧会の名前で、展示とお絵かきコーナーに分かれている。展覧会で数々の名画を見て「おおー、すごいな」と驚嘆する鑑賞者が、「こんな絵描いてみたいよね?描いてみよう!ささ、ここに色鉛筆と筆ペンを用意したから……」とお絵かきコーナーに誘導される仕組みだ。

展示

 展示は「描く」ことに焦点を当て、その作品が何を使ってどういう手法で描かれているかを解説している。実際、「●●という技法を使用している」とか言われてもピンときてないド素人からしたらとてもありがたい。
「応挙の描く犬の目はうるんでいるが、弟子の蘆雪の犬の目はうるんでいない(犬の絵のどアップ。応挙の犬の目はうっっっすら赤く塗られている)」「(家光の絵に対して)竹の太さを一本一本変えるといった工夫は見られるが、まあこのくらいでいいだろうというような手加減が見える。さすが上様」のような、クスっと笑える解説もちらほらあった。

一番好きな蘆雪犬。たしかに目はうるんでいない。

お絵かきコーナー

まずは応挙の子犬から。
描き方は紙に細かく書いてあるので、見ながらひとりで描く。
写真には載せていないが、輪郭を描くところからレクチャーしてくれるのが嬉しい。

まるまるとした子犬。むちむちの手足が可愛い。

5分ほどでできあがったのがこちら。
うまく犬の顔に色が塗れず、狸とも犬ともつかない奇ッ怪な生き物になった。

おデブなエイリアン


気を取り直して、もう一度挑戦することにした。
2回目に描いたものが右側の絵だ。1回目の半分以下の時間で描けた。
少し犬に近づいているのが伝わるだろうか。
(お目目をうるうるさせる高等テクは使わず、目は黒く塗って誤魔化した)

自分で描いていて難しそうなところは全部省略したので無難な仕上がり。ふわふわわんこ。

次は雀を描いてみた。とりあえず鳥っぽいものは描けたので満足。

元の絵
私の描いた雀。片脚を描き忘れた

こんな感じで、ちょっとかわいい動物(人間もある)が描けるようになるので、「江戸絵画お絵かき教室」のお絵かきコーナーに行こう。

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