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サブカルが好きか嫌いかで意見がわかれるガチエッセイ「中島らもエッセイ・コレクション」
今日はハンターハンターのセット本(激安の1,000円!)が売れただけ。この町に住む人は、雨の日に本なんて買いやしない。100円ローソンとBIG-Aに挟まれ、駅前という絶好のロケーションにありながら、今日も古本屋は巨大な閑古鳥に蹂躙されている。
…と思ってレジを占めようとすると、売上が予想より上がっている!店主が筋トレに出かけている間に、本を買ってくれるお客さんが現われたようです。ありがとうございます。
そして今日は「中島らもエッセイ・コレクション」を読みました。その感想を正直に書けば、第一章の「あの日の風景」は圧倒的に面白く、ビックリしてしまったのですが、それ以降は普通でした。ああ、この見るからにサブカル的な感じがするエッセイはどうしても読む気にならない…
因みに店主は姉からも中島らもを薦められておりましたが、それを拒んでおりました。やはりニワカ古本屋の店主がサブカルやウイスキーの匂いがするガチなエッセイを読むのは恥ずかしい。
若い時は経済的に裕福な古本屋を目指していましたし、中年以降は高尚な古本屋を目指しております。そして現在も古典を読み、若者に説教できる古本屋になりたいと日々修練を続けています。なので、今さらバーでグラスを傾け「オレは…」と語るような古本屋にはなれんのです。
ただ、この中島らもさんの幼少期を書いた文章は本当に面白かったな…あと、若い時の恋愛の話も同じ。とにかく中島らもは回想シーンが面白い。
あ、でもこれって自分の書くブログでも同じだろうか?書いている本人は面白いとか面白くないとか自分ではわからないけど、読んでくれている人はきっと評価しているはず。「読書ブログはいつも面白くないな」とか。そう考えると、天才的な文章を書きたいという願望もありますが、安定した面白さを生み出せるように、もっと反省し工夫せねばと思いました。
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