見出し画像

読むのに疲れた「サマータイムレンダ」

再び寒くなったせいか、眩暈がします。小雨がふるなか、お店を開けましたが、心配した通りの売上となりました。300円の文庫本を一冊買ってくれた若者が神々しく感じたほど。(このブログを書いているときに50円の文庫本が1冊売れました)

そこで今日は「サマータイムレンダ」という漫画を全13巻一気に読みました。店主は全く知らないタイトルでしたが、評価が高く、アニメ化もされたそうです。お売りくださったお客さんからは「早めに売り切った方がいい」とアドバイスをいただいた作品です。

舞台は和歌山市・日都ケ島という小さな島。幼馴染(女子)の葬儀に参列するために東京から島に戻った慎平(主人公)は、次々と不可解な現象に巻き込まれ、殺される。しかし、死ぬとタイムリープして生き返ることがわかった慎平が、その特技を生かし「影」と呼ばれる強力な敵と対決する、といった内容です。

店主の狙いとしては、最近の漫画の動向を知ることでした。表紙を見る限り、フェミニストのお姉さまがたがキーッ!となってしまう内容であることは容易に想像つきました。しかし、非常に高い評価を得ていること、そしてアニメ化までされていることを考えると、こういった作品を読んでおかねば。批評する前に読んでみようというのが店主のスタンスです。

ただ、この作品は何回も何回も主人公が死んでタイムリープを繰り返し、前回はここまで進んだから、今回のタイムリープでは・・・とかなり理屈っぽい内容でした。よく練られているといえばそうなのですが、店主としては読んでいて疲れてしまいました。若い人であれば、もっと楽しめたかもしれません。(ただし、最後まで安定した面白さが続いたところは素晴らしい)

なので、50歳の店主の感想としては60点くらいかなと思いました。個人差があると思いますが、おじさん世代であれば、もっと単純なタイムリープの方が楽しめます。「信長協奏曲」や「アシガール」や「信長のシェフ」といった作品はかなりよかったです。可愛い女の子たちが次々と殺されていくところも見るのも辛いものがありました。

というわけで、今回は少し疲れた読書となりました。そして売上を見ると、さらに疲れは倍。なんというか・・・本日は手応えのない一日となりました。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?