【朗報】vs漢字50問テスト ワクチン完成!!
① 漢字50問テストとは?
教員として・保護者として漢字50問テストというのは、なかなかヘビーな問題です。
その学年の学期のまとめとして出される漢字50問テスト。その学期に習った漢字約60〜80文字の中からランダムに50問出ます。
しかし、【散】という漢字が出るとしても、散歩の【散】なのか・花びらを散らすの【散らす】なのか・部屋を散らかすの【散らかす】なのか・散財の【散】なのかどれが出るかわかりません。
上記の問題からもわかるように【語彙がない】と答えられないというのも事実です。【散】という漢字は書けるけれども、使えない。
丸付け後あるある【あー、その漢字ね!それなら、書けた】
という子どもを見ますが、それでは意味ないんです。意味がわからない子どもは、教科書が読めない子どもで、AIに仕事を奪われます。意味がわかることは、AIに勝つために必須です。どの漢字をどうやって使うかということは【意味がわかる子ども】つまり、【AIに負けない子ども】になるために必須の条件です。
② どうする!? 漢字50問前テストの勉強
では、どのように勉強すればよいのかということですが、1週間前から毎日やれば効果が上がる方法があります。
それは、【漢字30問チャレンジ】です。
教員が子どもに朝自習の時間に実践することも可能ですし、保護者の方が自分の子どもに実践することもできます。
しかも、1回10分でできます。
教員として朝自習の時間に4回やってみたら、2学期の50問テストの平均点が93点になりました。もちろん、30問チャレンジだけの成果だけではありませんが、子どもたちにも【楽しい!】と好評だったのでやり方をメモ書きします。
③ 漢字三十問チャレンジのやり方【例:4年生の2学期】
1 子どもに白い紙を配ります。その紙に①〜㉚まで番号を書きます。
2 教員か親が漢字ドリルを見ます。その中で、漢字ドリルの例文を見て、問題を出します。1問は10秒で書かせます。
「それでは、行きます。朝の会で先生がしゅっけつをとるのけつ」
*教員が朝自習でやる場合には、板書に何の漢字を書くか上記のように一応板書しておきます。【視覚化】
*親がやる場合は、我が子が書けたら次の問題に進みます。
*漢字ドリルには、【欠】・・・【月が欠ける】【出欠を取る】などの例文が書いてあります。
3 三十問 問題を出します。(1問⑩秒✖㉚問=5分)
*訓読みは、送り仮名まで書かせてください。
*意味がわからない言葉があったら、補足してあげてください。
教員【ぎょこうのぎょ】
子ども【ぎょこうって何?】
教員【ぎょこうは、海で船がたくさん集まる場所のことだよ。】
子ども【あー、なるほど!】
意味のわかる子ども、漢字が使える子どもになっていきます。
④ 丸つけをします。【教員は板書→子どもが自己採点。親は丸つけ。】
*ポイントは、音読みパターンでも、訓読みパターンでも書けるようにしてあげること。なので、1回できたからといって油断禁物!
面積(めんせき)の【積】は書けるけど、積雪(せきせつ)の【積】は書けないってことが、よくあります。
何回も何パターンも練習して自信をつけさせてあげましょう!落ち込まない子どもに!そして、何度もチャレンジする子どもに!
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